小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

「ハト胸」なんて言葉がありますが、もともと鳥類は強靭な胸の筋肉を持っています。

昨年、東京の都立葛西臨海水族園から脱走し82日間の野生生活を過ごしたフンボルトペンギンさんですが、エサを捕まえるために泳ぎ続けた結果、胸筋が更に倍ぐらいになったそうです。

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うーん、スゴイ。やっぱり生きる、ってのは大変なんですね。もう顔つきからもたくましい雰囲気が伝わってきます。

・・・ということは、そのヘンにいる小っちゃなスズメさんやハトさんも、実はムキムキマッチョということなんでしょうか!?

スポーツの秋、皆様もちょっと野生に帰ってトレーニングに励んでみられるのも良いかもしれませんよ!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2013年11月8日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は、鶏さんとベーコンについて。

 

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・・・と言っても料理の話ではありません。

 

イギリスを代表するエリザベス朝時代の哲学者、フランシス・ベーコンさんと鶏さんのエピソードです。

フランシス・ベーコン(エリザベス朝の哲学者) 
→鶏の腹に雪を詰め込んで保存する実験で風邪をひいて死亡 

ベーコンさんは哲学だけでなく、数学・論理学・法学・神学、あらゆる面で深い研究成果を残したスゴイ方。

あまりの多方面にわたる博識ぶりから、同時代の謎多き人物「シェイクスピア」と同一人物ではないかとも疑われているほどです。

学問的には「帰納法」を提唱した人で、「知識は力なり」“Ipsa scientia potestas est”という言葉が有名です。

このベーコンさん、実は鶏の腹に雪を詰め込んで保存する実験中に風邪をひいて死亡しているんですね。

天才学者の残念な死ですが、はてさて、なぜそんな実験をしていたんでしょうか?

 

惜しい家畜だった鶏さん

ニワトリさんは小さく飼育しやすい動物なのですが、実はその反面「鶏肉」はとっても保存しにくい畜肉なんですね。

一般的に、動物の肉は内蔵から痛みます。 内臓に多数の「常在菌」を持ってるからです。 なので、体がちっちゃくて内蔵の割合が多いニワトリさんはすぐに腐っちゃうので、たとえ大量に飼育生産したとしてもそれを遠くまで持っていくことができませんでした。

ですから、内蔵から遠い肉部位が多い、牛・豚・ヒツジが食肉として広く普及したわけです。

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紀元前から広く飼われ旧約聖書やコーランでも記される牛・豚・羊と異なり、大量飼育された鶏肉が多くの家庭の食卓に上るようになったのは、なんと冷蔵技術が発達した19世紀後半。たった150年前。 牛豚羊より数千年遅れての一般普及になるんですね!

さて、ベーコンさんの実験は、要するに長年の難題であった「鶏肉の保存性」をなんとかしたいという研究だったようです。(※たまごは肉と比べ「保存しやすい」食材として重宝されていました)

けっきょく彼の死から二世紀半たってようやく鶏さんの大規模飼育が始まるのですが、わずか150年間で鶏さんは110億羽!にまで増え、畜産動物としてぶっちぎりのナンバーワンに輝いているんですねー。

ベーコンさんが生きていれば、また全然違った食の歴史になっていたかもしれませんね。

「ワシの考えはやはり間違ってなかったぞい。」

ベーコンさんもそんな風に天国で言ってるかもしれません。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

神戸に「花鳥園」という非常に面白いテーマパークがあるのですが、そこでいろいろな鳥のたまご比較コーナーがあります。

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サイズだけじゃなくて、カタチや色もまちまちで、大変興味深いです。

仕事柄・・・、ついつい「どんな味なのかなァ・・・。」と考えてしまいます(^^;)

後で鳥さん自身もま近で見ることができますので、「ああ、このトリは体の割にたまごがでっかいんだなぁ。」なんて妙に感心したりして、楽しいです。

(関連)たまごのカタチ、どんな意味? – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年11月6日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日はちょっと変わったスクランブルエッグのレシピをご紹介。

【スモークサーモンのスクランブルエッグ】

<材料 二人分>
たまご 4個(Lサイズ)
牛乳またはホイップクリーム 25g
アスパラ 6本
玉ねぎスライス 1/4 玉
スモークサーモン 90g
チーズ 60g
オリーブオイル 大さじ 1/2
バター 大さじ 1/2
小口ネギ(又はパセリ)
ケーパー(みじん切りにしておく)
付け合せのトースト(朝食用に) 

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<手順>
たまごと牛乳(またはクリーム)をボウルに入れ、塩コショウを振り、かき混ぜます。

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フライパンにオリーブオイルを入れ、2-3センチ幅に切ったアスパラガスとスライスした玉ねぎを、中火で4分ほど炒めます。

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バターを入れ溶けたら、卵液を注ぎます。

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たまごが固まり始めるまで約一分ほど、中火で加熱します。そこからは弱火にし、ゆっくりとかき混ぜます。※ここで、火を通しすぎないように注意してください!「弱火」がとっても重要なんです。(^^)

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さて、上のようにとろーりとなってきたら、スモークサーモンとチーズ、刻んだネギとケーパーをお好みで投入!(ネギとケーパーは大さじ一杯くらい入れると美味しいです。)

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ごく弱火で30秒!火を通したら完成です。

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これをカリカリのトーストと一緒に食べると、超ウマいです。ケーパー入れるだけでイタリア風というか本格的な西洋料理になるんですね。ちょっと感動しました。 とろーり玉子とスモークサーモンの風味が相性抜群です。

めっちゃ優雅な朝食のひと時ですよー(^^)

ぜひお試しくださいませ。

(参照:Smoked Salmon Scrambled Eggs – Macheesmo http://www.macheesmo.com/

(参照:Smoked Salmon Scrambled Eggs – Macheesmo http://www.macheesmo.com

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年11月5日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

 

毎年11月5日は「いいたまごの日(11.05)」なんですね。

夏の応募で、毎年この日にエッセイコンテスト大賞の発表があります。

たまごは日々の料理に欠かせない食材でもありますので、生活の中たくさんのエピソードがあります。

今年の発表は明日以降ですが、

昨年の受賞作品がこちらのサイトで読むことができます。

[第3回] いいたまごの日 エッセイ大賞コンテスト 受賞作品集(※PDFです)

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結構じんわりくるお話が多く、また主催が日本養鶏協会なので、「おナカが減ってたまご料理食べたくなってきたなー。」、そんな気分にさせてくれる良いお話が多いです。(^^;)

ぜひ一度ご覧になってくださいませ。

(関連: 大変ややこしい「たまごの日」達 – たまごのソムリエ日記)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年11月4日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

下の動画はネコのヒゲに乗っかかってうたた寝するヒヨコちゃんの動画です。いやー、カワイイですねェ。(^^)

鳥類にとって、ネコは天敵のような気もしますが、ペットで飼ってる方に聞くと、意外と仲良くやっていけるのだとか。

たとえばこの写真。

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な、なんと!ネコのご飯をニワトリさんが横取りしてるー!!なんという横柄さ。(^^;)

これはちょっと仲良く、とは違いますが、少なくとも殺ったやられたの殺伐とした関係ではなさそうですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(動画参照:ネコの「ひげ」で ヒヨコがうとうとしている件 猫の動画 ねこわん!http://nekowan800.blog101.fc2.com/blog-entry-6059.html

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2013年11月2日