小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまご・鶏のことわざ 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざシリーズ
今回はひさびさに日本から。

<鶯(うぐいす)の
卵の中のほととぎす>

この「卵」は
たまごの古い呼びかた
「かいご」と読みまして、

すると

うぐいすの
かいごのなかの
ほととぎす

と5-7-5的な
慣用句になります。
(「たまご」読みでもなりますが・・)

 

これは、

『自分の子供なのに
実の親子じゃないよ』

という意味です。

 

うん、
今までご紹介した中でも

トップクラスに
使いどころのない
ことわざですね~・・

 

托卵(たくらん)と
いいまして、
自分で巣をつくらず
他の鳥の巣にコッソリ
たまごを産み
育てさせる鳥がいます。

カッコウが有名ですが、
ホトトギスも
托卵するんですね。

托卵する
ホトトギスの卵って
重さ3グラム程度でして、
されるウグイスが2グラム弱

ひそかにまぜるなら
都合が良いサイズ差なのかも
しれません。

ちなみに色はそっくり。

上記は
国立博物館のデータですが、
いちばんだけが托卵、
ホトトギスの卵。

こりゃ分かんないですよね・・・!

 

そして、鳥だけじゃなく
ヒトでもありえるわけです。

 

子供が生まれ
育ってくる

だんだんと
顔だちなんかも
しっかりしてくる。

すると・・
なんか違うな。

 

そういう疑念が・・・

 

大手オンライン
恋愛相談サービス
「恋ラボ」の
アンケート調査によると

だいたい5人に1人が
浮気をしているのだそうで、

ことわざのような
シチュエーションは
少なくないのかもしれません。

 

ですが、
事実を伝えるとなると
これはなかなかハードです。

 

ビジネスの場では
伝えにくい、
厳しいことほど

前置きをおき
やんわりと伝えると
受け入れてもらいやすい
のだそうですが、

 

「お前の子供は
血がつながっていないんだ。」

なんて、
ショックの大きな
内容なんかは
できるかぎり婉曲な表現で
伝えるべきですよね。

すなわち、
「『ウグイスの卵の中の
ほととぎす』って諺が
あるけれど・・実は~」
なんて切り出すわけですよ。

そこに!
このことわざの真価が
あるのかも・・・
しれません。

 

◆1000年つづく由緒ある言い回し!

そして、
このことわざで
おどろくのは、

めっちゃ古くから
ある表現

だということ。

 

これ、

万葉集が出典
なんです。

つまり
千年以上前から
つづく表現。

鶯(うぐいす)の
生卵(かひこ)の中に
ほととぎす

ひとり生まれて
なが父に似ては鳴かず
なが母に 似ては鳴かず

という歌です。

 

万葉のむかしに、

ウグイスと
ほととぎすの
托卵関係に
よく気づいたなぁ

と先人の観察眼に
おどろきますね。

 

そして
今に至るまで
生活のなかの表現として
残っているというのも、

なんというか
変わらぬ人間の性を
感じますね~。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:たまごの歌で覚える!?江戸の知恵『和歌食物本草』 | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2024年01月10日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第84弾、
今回はジョージアから。

<家で鳴いたメンドリが
よそでタマゴを産む>

 

ようは「恩知らず」のことですね。

ウチで世話に
なっておいて、

ヨソで利益を
出すなんて
ひどい…!

 

・・・という
そんなことわざです。

気持ちとしては
わからんでもないですね。

 

たとえるなら
飲食店さんで長年手塩にかけ
育てた幹部さんが、

家庭の事情で引っ越して
他店で即戦力として活躍する・・・?
とかそんなカンジでしょうか。

 

かけた手間、苦労した分は
やっぱりリターンが欲しい、
と考えるのは人の常ですよね~。

ですが、
そう考えるんじゃなくって、

生き方として
『その逆を行きなさい』
と教えてもらったことがあります。


数年ほど前、
倫理法人会さんという会の
周年記念大会に、
ゲストとしてお招き
いただいたんですね。

その際に
「発顕還元の原理」
なるものをお聞きしました。

 

雨が降って山から川に、
海に流れていきます。
雲になって雨となる。

『水』は循環しているわけですね。
これが、“発顕還元の原理”。

 

でも、流れた水が
また戻ってくるのには
長~い時間がかかります。

同じように、
いいことをすればいいことが
帰ってくるわけですが、

時間がかかるので
すぐには判らない。

また、地元の徳島県から流れた水が、
地元に帰ってくるとはかぎりません。

東京に雨となって降るかもしれない。

 

同じように、

『いいことをしたら、
自分に返ってくるとは
限りません。
他人や子孫に返ることも
あるんです。』

 

・・・と、
そんなお話でした。

 

上記のことわざで言うと、
自分ちのめんどりが
よその家で卵を産んでるわけですが、

そこのお家のお父さんが
栄養ある卵を食べて
元気で長生きすれば・・・

また
ごキゲンでいてくれれば・・・

いつか回りまわって
自分に返ってくるかもしれない。
息子や孫に返ってくるかもしれない。

 

そう考えて、
人に良くして生きなさい、
ということですね。

僕にとっては新鮮で、
なるほど納得性のある
お話でした。


かつて
スペインのバスク地方の
とある町では、

星付きレストランのシェフが

「みんなでいっしょに
美味しいもん作ろうぜ。」

・・・と

レシピをすべて
オープンにした
ことで、

町中に一流レストランが増え
世界一の美食の町サン・セバスチャン
として世界中の人が訪れる一大観光地に
なりました。

けっして直接のみかえりを
求めない行為が、
自分も含むみんなに
大きな発展を産んだわけです。

 

冒頭のことわざ
<家で鳴いたメンドリがよそでタマゴを産む>
は、
「ひどいやつだ!」と
非難したくなるのは
もっともだとは思いますが、

 

それはそれとして

『めざす生き方』

としてはぜひ!
その逆にいくべきですね。

 

どんどんヨソで
卵を産んでもらおう!

と考える方が、

もしかすると
とてもハッピーな人生に
なるかもしれません。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年11月21日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごのことわざ、今回は英国から。

<たまごくらい満タン>
as full as an egg

これは、

ぎっしり詰まってる

という意味でして、

あと、

『めっちゃお腹いっぱい』
『べろんべろんに酔っぱらってる』

なんて意味にも使います。

「食べすぎて卵みたいに満タンだよ。」
「あいつはワインで卵みたいに満タンになってやがるぜ。」

みたいなカンジでしょうか。

 

なかなか興味深いですね。
なんで「たまご」なんでしょうか!?

 

おそらくですが、卵って
中身がすべて液体で満たされている
みたいなイメージがあるからでしょうね。

ゆでたら外のカラとおんなじカタチに
中身がまん丸になりますもんね~。

完全に詰まっている
いわば「天然の生命タンク」

身近でそんなイメージのものって
確かに卵くらいかもしれません。

あと、もしかすると
ハンプティダンプティみたいな
でっぷりお腹のイメージも
あるのかもしれません。

 

◆えっ!シェイクスピア劇にも!?400年からある言い回し

じつはこの表現って
かなり歴史があるんです。

17世紀の辞書にも載ってます。

じっさいに良く使われたのは
1930年代だそう。

そして、
この『卵くらいいっぱい』
という言い回しは

あのシェイクスピアの作品
「ロミオとジュリエット」にも
出てきます。

『おまえの頭は
卵の中が満タンなのとおんなじで
喧嘩でいっぱいだな。』
(Thy head is as full of quarrels as an egg is full of meat.)

『ロミオとジュリエット』第3幕第1場

 

ロミオの悪友
マーキュショーさんのセリフです。

機知に富んでいて詩の才能もあり
作中で最もシェイクスピア的だと
言われる登場人物でして、

ただし
彼がケンカをはじめたことで
結果的にロミオが
町を追放されてしまいます。

言ってる本人がケンカっぱやいという・・。

 

この3幕1場はこの
マーキューショとティボルトが
喧嘩から命を落とすシーン。

これまでの喜劇的な雰囲気から
悲劇へ一気にトーンが変わる
境目の場面になります。

上記のたまご慣用句も
冗談めかした言い回しながら
その後の不穏なフラグにもなっている
巧妙な表現でもあります。

単なる比喩っぽい言い回しですが、
そう思ってみると奥が深いですね。


ところでこばやしは
酒の席で『卵の話』をしだすと
テンション上がって止まらないこと
がよくありまして、

友人には
「そのヘンでストップ!」
なんてしょっちゅう止められます。

 

喧嘩や酒じゃなく
たまごの事でアタマの中が
『たまごのように満タン』
になっているわけですから、

シェイクスピア的な表現だと
文字どおりで正しい・・・!?
のかもしれません。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年10月20日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第82弾、
今回は中国から。
いろんな説が興味深いことわざです。

 

<蘇州でアヒルの卵を売る>
(到蘇州賣鴨蛋)

 

これ何かというと、
「誰かが亡くなる」ことを表しています。

「彼は去年、蘇州へアヒルの卵を売りに行っちまったよ。」
なんて風に、死を婉曲表現しているわけです。

日本でも『鬼籍に入った』とか
『お迎えが来た』みたいな
ストレートじゃない、
ちょっと分かりにくい
死の表現をしますよね。

 

そういえば「成仏する」
日本では亡くなる表現ですが、
よく考えると独特だなぁと感じます。

直訳すると『ブッダになる(become Budda)』、
海外の人にはサッパリわからんのじゃないでしょうか。

 

話を戻しまして、

じゃあなんで蘇州?
なんでアヒルの卵なの?

という話を。

蘇州というと、
上海の西隣りにあるでっかい都市。

いったいそこに何が!?

これ実は、
福建省南部の風習と、
そこに影響した台湾の風習が
元々になっています。

これらの土地では、
お墓参りの後にアヒルの卵の殻
お墓の塚に撒くんです。

特に台湾の葬儀では、
アヒルの卵が重要な役割を
担っているんですね。

親しい人が故人に
「アヒルの卵が孵化するころに、また帰って来てね」
とのメッセージなのだとか。

 

いやいや、
その逆だよ…との説もありまして、
茹でたアヒルの卵のカラを剥く・・・、
こうするとアヒルの子は生まれないので、

「故人が現世を懐かしみすぎないようにね」
なんて意味が込められているとも。

 

他には、『伝説』があります。


清の時代。
台湾人の息子が蘇州に行って
アヒルの卵の商売を始めたところ、
金持ちの娘と結ばれ、苗字が変わったという。

いっぽう、貧しい老母は
息子の名前を聞かなくなったため
お寺で行方を占ってもらったところ、

「その苗字の人物はもういない。」
との神託が。

蘇州でアヒルの卵を売り続け
その結果死んでしまったのだと思い、
泣げき悲しんで暮らした・・・

以来、人の死を
「蘇州にアヒルの卵を売りに行く」
表現するようになったとさ。


というお話です。

うーむ、なかなか切ないですね。
神さまもウソはついてませんが、
ちょっと不親切じゃないでしょうか。

 

あと面白いのが、ダジャレ起源説

墓の盛り上がった『土の丘』に卵カラを撒く。
これを台湾語発音すると、

『土丘』と『蘇州』が発音がめっちゃ似てるんです。
なので、同じに聞こえる文

『土丘要鴨蛋』
(土丘にアヒル卵が必要だ)

↓ ↓ ↓
『蘇州賣鴨蛋』
(蘇州へアヒル卵を売りに行く)

となっちゃったんじゃないか。

これも有力な説なんだそうです。
おもしろいですね~。

 

いずれにせよ、
あまりに古く、
所作のみが定着したため、
その由来が所説たくさんあるわけですね。

ちなみに中国はアヒル大国です。

世界で飼育される
全アヒルのうち
なんと7割が中国に。

ニワトリほどじゃないですが、
年間200個の卵を産み、
羽も布団などに活用でき、
肉も多く獲れる。

じつはかなりお役立ち度が
高いんですよね~。

中国の古くからのことわざにも
上記に様にアヒルが出てくるものが
たくさんありまして、
暮らしの中でのつながりが
よくわかります。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年06月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は「たまごにまつわる名言」をご紹介。

『現在は、過去が産んだ卵であり、その殻の中に未来がある。』
(ゾラ・ニール・ハーストン・米国作家)

“The present was an egg laid by the past that had the future inside its shell.”

うまいこと言いますねぇ。

 

 

過去に食べた栄養で
卵がつくられる。

産み落とされた卵は、
「現在」目の前にある。

あるんだけども、
中身が今後どうなるのかは
まだ分からないわけですから、
たしかにこれすなわち
「未来」なわけです。

かなり好きな言葉です。

 

たとえば困った状況になって
「なんでこんな状況なんだろう・・・」
なんてボヤいてみてもたいていは
考えてみれば自分の過去に
やったことにしか起因しません。

また、自分の力で変えられるのは
未来のみで、それをステキにするために
努力していくしかないですよね~。

 

哲学的なお話ですが、
じっさいの「鶏卵」のメカニズムも
このとおりなのです。

たまごは、
約2週間かけて、卵管を通ってだんだんと
卵がかたちづくられていきます。

まず、黄身ができて
その次に白身、
最後に周りにカラができます。

ですので、
食べたもの、育った環境の
影響がたまごに出るんですが、
それは少なくとも直近2週間の
生活が影響するんです。

たとえば、
飼料を夏仕様に切り替えたり、
より香りや色味が良くなるような
飼料にすると、

すぐではなく
『2週間後』に色鮮やかで香りの良い
卵になるわけですね。

まさにゾラさんがおっしゃるように
「過去(の育ち方)が産んだ卵」なんです。

 

良い過去(育ち方)じゃないと
良い現在(たまご)にはならないし、
良い料理(未来)にもならない

ってわけですね~。

 

ウチの理念は、

卵を通して美味しさと
健康をお届けすること

です。

 

ぜひ、未来の食べるお客様に
良い「過去」から
美味しい料理を楽しんでいただければと思います。

もっとも、自分では失敗して
最高の「過去」なステキたまごから
しょんぼりなオムレツをつくっちゃったり
してますが・・・

この言葉を語られた
ゾラ・ニール・ハーストンさんは
1920年代に活躍された作家さん。

また、民族学者としても有名で、
カリブ海周辺の民族文化や
アフリカ系アメリカ人に伝わる
民間伝承をかなり詳しく調べ
まとめあげたスゴイ方。

カリブ海のブードゥー教も
教義や経典、教団もないため
なぞの民間信仰だったものを
わかりやすく著書にして
世界にしらしめたんですね。

ゾンビ映画ブームも
レゲエ音楽の浸透も、もしかすると
ゾラさんがいなければ起こってなかった
かもしれません。

 

超有名な代表作
『彼らの目は神を見ていた』が
めちゃくちゃ有名なんですが、

人種差別や貧困に対峙する
カッコいい主人公を描きつつも
白人社会への批判など政治的な事は
ほとんど書いてないんです。

憎しみでも対立でもない物語
だからこそ多くの人に
受け入れられてるんですね。

 

そんな物語を描けたのも、
幼少の頃過ごした町が
米国初の黒人郡区で
「黒人として劣等感も差別もほとんど受けずに育った」
からなんだとか。

まさに過去の良かった卵を
ステキな物語という未来に昇華させたわけですね~。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年06月5日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ 第81弾

今回は英語圏のことわざです。

<ガチョウのたまごをもらう>

これ、テストなどで0点をとることです。

「テストどうだった?」
「散々さ。ガチョウのたまごもらっちゃったよ。」

みたいな使い方ですね。

たとえば少し前、
米国ヘラルド紙の記事で

『全く何もさせず:マホメット・セイモア、マウント・ザイオンに4-0でガチョウの卵を落とす』
(“Absolutely nothing: Mahomet-Seymour drops a goose egg on Mt. Zion 4-0”)

なんて見出しが出てました。

https://herald-review.com/sports/high-school/baseball/boys/absolutely-nothing-mahomet-seymour-drops-a-goose-egg-on-mt-zion-4-0/article_5a960d8a-ba31-5802-997f-9dc03375b8b0.html

これは、
5月13日イリノイ州の高校野球で、
マホメット・セイモア校ディフェンスが
マウント・ザイオン校を0点に抑え、
4-0の判定で完封勝ちした。

 

という記事ですが、
『0点』を伝える見出しが
『ガチョウの卵』になってても
ちゃんと通じるわけです。

なかなか面白いですね。

 

なぜガチョウのたまごが0点かというと、
理由は見たまんまでして、
たまごのカタチ=「0」だから。

日本でも、
通信簿が2ばっかりなのを
「アヒルの行進だ・・。」
なんて言ったりしますよね。

 

ちなみになぜガチョウかというと
ガチョウのたまごは
鶏卵よりもひとまわり大きいので

「えらいものもらっちゃった」感
より出るからなんじゃないかと
思っています。

ちなみに同じく鶏卵より
ちょっと大きめサイズな
アヒルのたまご(duck egg)も
同じ0点の表現で使われます。

 

◆0点な卵を季節メニューに!

たとえば、あなたのお店で
おもしろく活用するなら、

受験シーズンに
たまご=0点を食べつくして合格だ!」
みたいな合格祈願的な
縁起物メニューのストーリーに
持っていけるかもしれません。

キットカット→きっと勝つと

みたいなダジャレで
受験生に人気になるくらいですから
合格ラーメンとして見ためダジャレな
0点たまごを活用したって
良いんじゃないでしょうか。

ぜひ、来年の年明けあたり、
いかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年05月24日