小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先週のニュースですが、

オーストラリアで高速道路走行中のトラックから積み荷が落下、中に入っていた鶏7000羽が逃げ出して一時通行止めとなる騒ぎがありました。

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オーストラリアで高速道路でニワトリ7000羽が脱走! 積み荷落下で オーストリア (AFP=時事) – Yahoo!ニュースhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170704-00000049-jij_afp-int

想像するだけでなかなか大変な騒ぎです^^;

さて、卵を産んでくれる鶏さん、いわゆる「採卵鶏」と呼ばれる種類の鶏さんは、ヒヨコから大人になってからは、輸送など移動をすることはほとんどありません。

ぜったいムリ、という訳ではありませんが、採卵の鶏さんはとても繊細なので、輸送などのストレスがかかると、すぐにビックリして卵を産まなくなってしまうんです。

農場では採算というものを考えなくてはいけませんので、やはり「産卵率」というものを重視します。

農場を入れ替えたり、エリアを移動させたり、こういったことで産まなくなっちゃうと、餌代だけかかりますから、その分がコスト増になってしまうんですね。

記事よると、逃げ出した鶏さん達は採卵以外の用途のトリさんたちと書かれていますが、そもそも卵のためのニワトリさんの場合には起こりえない事態なわけですね。

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人間と違って、あちこち旅行するよりは、ノンビリ自分たちの住み家、農場ですごすのが親鳥であるニワトリさん達の幸せのようです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ニワトリはどうして道を横切ったの?・・・世界一有名な英語ジョーク – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年07月7日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

さて、「映画に出てくる卵の名シーン」については何度も取り上げておりましたが、漫画にもいろんな卵が出てくるシーンがあります。

卵屋の観点から、シリーズでご紹介してまいります^^

今回は『ジョジョの奇妙な冒険』(ジャンプコミックス)

シリーズ連載30年、現在第8部となる漫画が連載中で、

秋には映画が封切られる大人気漫画です。

僕も中学生の頃ハマりまして、

毎週ワクワクしながら読んでいました。

さて、

卵のシーン。

主人公たちがインドに立ち寄った際に町の喧噪に驚く、というシーンがあります。

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↑この中に良く見ると、こんなインドのたまご屋さんが出ておりました。

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うーん、すごい。日本で言う「ソバ屋」さんみたいな(笑)

そして、これ誇張でもなんでもなくって、本当にインドでは普通の光景だったりするんです。

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リアルも負けていませんね!

インドに限らず、交通事情のあまり良くない東南アジアの地域では、安価で通行しやすいバイクや自転車が多用されているんですね。

台湾に行った時もフィリピンに行った時も、すんごいバイクの大集団が道路を闊歩し、「そこまでするか…!(驚)」となるくらいモノや人を積んでいることも良くありました。

そういえば「インド」と「バイク」といえば、インド警察・軍人のバイクパフォーマンスが有名です。

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これまたスゴイですねー。 もしかすると、こういうスゴ技を見ているから日常でも頑張っちゃうのかもしれませんね^^;

 

◆インドと鶏は相性が良い!?
さて、インド人の多くはヒンドゥー教徒です。

戒律から、インド人の40%が菜食主義者で肉を食べない、というデータもあります。

でも、どこまで食べて良いかの範囲は地域や階級でちがっていて、

実は「卵はオッケーだよ。」というベジタリアンも多いんですね。

「殺生はダメ。でも卵や牛乳は殺生じゃないよね。」ってことですね。

そういう意味では、意外と卵の必要性があるわけです。

ちなみにIEC国際鶏卵委員会の調査によると、

世界一たまごの生産コストが安いのは、インドです。 日本の生産コストは高い方から5番目。 生食文化だから衛生管理コストが違うということもありますが、鶏さんの飼料を自国生産できているかどうか、という点も大きいようです。

なんにせよ、世界的にみても卵が大変リーズナブルな価格で入手しやすいのがインドの実情のようです。

また、経済の成長と共に卵を食べる人も増えてきているのだとか。

そう考えると、新鮮なたまごを持って町中を配達して回るバイクや自転車がこれから更にあふれてくるのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

暑い日が増えてまいりました。いよいよ夏!ですね。

さて、夏といえば蚊取り線香!

なにぶん田舎ですので、我が家でも大活躍しております。

この蚊取り線香を初めて世に出したのは「金鳥」の商標で知られる大日本除虫菊株式会社。

この「金鳥 蚊取り線香」パッケージを見ると(というか金鳥の商品には全て)、「雄鶏」のマークが必ず入っています。

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金鳥の「シンボルマーク」が「にわとり」なんですね。

なぜ、蚊取り線香や殺虫剤の会社なのに「にわとり」なのでしょうか…!?

これ実は、

創業者のある「気持ち」が込められていまして、

それは、中国のことわざに由来します。

…という訳で、本日はたまご鶏のことわざ第53弾です。

<鶏口となるも牛後となるなかれ>(鶏口牛後)

“鶏口”とはニワトリさんのくちばし、つまり小さな頭の先っぽ。

“牛後”とは、ウシのお尻ですね。

つまり、

大きな組織の末端にいるよりも、

小さくても組織のリーダーになる方が良いよ。

そういう意味です。

大企業から独立して会社を起こす時のようなイメージでしょうか。

また、

名門校へ入るよりも、弱小校でトップを目指せ!

みたいな場合にもこの「鶏口牛後」の表現が使われます。

上記の「金鳥」さんの場合も、

創業者さんが

「業界の№1、鶏口になるぞ!」

…と、気概を持って登録したマークがニワトリさんなわけです。

その創業の精神をしっかりと受け継ぎ、パッケージとして今に伝えるというのはなかなかステキですね。

ちなみにこのことわざには、中国のこんな由来があります。

————————————–

中国の戦国時代のことです。

大国である秦が強大な武力をもって、

他の6国に

 「併合されるか対峙するか」

を迫りました。

さあ、小国である「燕」は大騒ぎ。

そこに、蘇秦さんという遊説家がやってきました。

彼は燕王の意を受け、他の国王のもとへ向かい

「秦が属国になれって言ってるけどさぁ、

ウシの尻になっちゃっていいの!?

小さくても独立した国、ニワトリのくちばしじゃないと!」

…と説いて回り、

ついには6ヶ国同盟軍(合従軍)を作り上げることに成功します。

結果、この6国は十数年におよぶ平和を勝ち取ることとなりました。

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————————————–

このお話から、ニワトリさんのくちばしが、気概の象徴となったわけです。

そういえば、

起業や投資の世界では、

「ファーストペンギン」という言葉があります。

怖くても一番最初に海に飛び込むペンギンが、

リスクと共に一番たくさん餌を取って大きくなれるのだ、という意味です。

ニワトリさんといい、

ペンギンさんといい、

鳥さんが勇気や気概の象徴となっているのは、

たまご屋としてなんだかウレシイですねー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(たまごのソムリエコラム-たまご鶏のことわざ一覧)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2017年07月1日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先々月にあった仏大統領選の最中、
候補者だった政治家ルペン氏が
遊説中に生卵を投げつけられた、
というニュースがありました。↓

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この「卵投げつけ」という行為。

コレ、
世界規模で行われていまして、
特に欧米で、良く目にするんですね。

 

アメリカでも選挙中に投げられています
参照:シュワルツェネッガー氏を当選させた、たまごジョーク

 

イギリスでは
ハローウィンのイタズラ
卵を投げる若者が続出
したため、

なんと十代の若者に対して
『卵の販売を禁止
する』
という騒ぎまで起こっています。
(参照:イギリスで若者への”卵”販売が禁止に

 

下の写真は、
ウクライナ国会の一場面。

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コレ、国会の議事中ですよ!?

ぶつけられる方も、
すでに分かってるので
カサを用意しています(^^;)

スンゴイですねェ…。

あと
「カサ」と「卵投げ」で言えば、
イギリス独立党の
ナイジェル・ファラージュ党首が

公開討論中にを投げつけられ、
これをカサで防ぎながら討論した
という一幕もありました。

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さて、この
「卵を投げぶつける」
という行為ですが、

実は数百年前から続く伝統だと言ったら、

みなさん驚かれますでしょうか!?

 

◆昔からの伝統だった!卵投げのルーツ
古いヨーロッパでは、

「謝肉祭(カーニバル)」のときに
卵を投げるという風習がありました。

「謝肉祭」とは、
四旬節の断食が終わったあと、
思いっきり羽をのばす行事。

もともとは、

お祭りでハデな大騒ぎを
楽しんで、
その最後に
自分たちのハチャメチャの
責任を
「大きな藁人形」に
転嫁し、
それを火あぶりにして
祭りを閉幕する

 …というメチャクチャなお祭りでした。

そのハチャメチャの一つが、
卵を投げる行為

だったわけです。

要するに、
「卵投げは神さまへの捧げもの」
という感覚なわけですね。 

 

イタリアのナポリや英国の一部
ではこの風習がまだ残っているようで、

「カーニバル」の時期になると
古い生卵を子ども達が投げ合うため、
出歩くのにも注意が必要なんだとか。

ですから、
欧米でこういった事件が
多いのは、

この伝統のせいで
心理的抵抗が薄いから
かもしれません。

 

◆日本だって卵を投げる

とはいえ日本でも、
時々卵投げ事件がありまして、
十年前にはタクシーを狙い
少年らが生卵を投げ続けた
「卵投会」事件や、

一昨年神奈川では、
高速道路の車に300個も卵を
投げつけ車を41台も破損させた
4人組の少年が逮捕されています。
http://www.sankei.com/affairs/news/150911/afr1509110075-n1.html)

これらはモチロン宗教的な事は
全く関係なく、悪意100%でしょう。

 

ハロウィンやイースター、
西洋の伝統も難なく受け入れる
ことに定評のある日本です、

ぜひ「謝肉祭的な考え方」まで
マネをしてしまうことなく、

「モッタイナイ」の精神で
いつまでも望めればよいなぁ、
と思いますねー。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2017年06月23日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

一攫千金、

カリフォルニアにある“金脈”を目指して荒くれ者が詰めかけ、

時には争い、銃撃戦…

こんな古きアメリカ西部の騒ぎを

「ゴールドラッシュ」と呼びます。

実は同じ頃に、

一攫千金、“絶品美味しい卵数十万個”をめぐって

荒くれものが押し寄せ、奪い合い、

銃撃戦を繰り広げた

言うなれば

「エッグラッシュ」

があったのをご存知でしょうか?

本日は、その名も

『エッグウォー(卵戦争) 』

と呼ばれる、有名な事件について。

 

◆カリフォルニア沖に浮かぶ「宝島」…!?
時は1800年代中頃

場所は米国の西部

サンフランシスコの沖にある島、ファラロン島が舞台です。

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この島、

実はめっちゃカモメやウミガラスがいる楽園の島で、

アラスカとハワイをのぞく全米最大の「海鳥の営巣地」

カリフォルニア州がメキシコから米国に移譲されてすぐ1849年

「ロビンソン博士」なる人物が

この島の「宝」を発見したんです。

宝とはすなわち「海鳥のたまご」です。

海鳥、特にウミガラスのたまごは味が濃くってメッチャ美味い。

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そして生産量がスゴイ。

年間に産まれる卵の数は、50万個以上!

「こりゃすごいぞ。」

…ということで、

すぐに海鳥の卵を売る会社、

その名も「エッグカンパニー」を設立します。

 

当時の「卵」は高級食材、しかも西部は人口増で常に食料不足でした。

とにかく儲かりますから、

島を調査して建物・道路・船着き場を次々に建設、

ようするに完全にわが物としちゃったんですね。

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上の写真は、実際の収穫の様子。

真ん中に山になっているのが、ウミガラスの卵です。

鶏卵よりはやや大き目ですねー。

毎年5月から7月の間、

「エッグピッカー」と呼ばれる「卵集め人」達が島中から卵を集め、

毎日サンフランシスコへ船で運びました。

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5月初上陸の時は、その日のうちに巣のたまごをぜんぶ破壊し、

次の日から卵があれば、これは新鮮!と判別したそうです。

ちょっとカワイソウですねェ…。

 

◆ワルが集まってくる・・・!

さて、

とにかく大儲けだったことから、

当然のごとく儲けを狙うライバルが多数出てきます。

「俺たちにも捕らせろよ・・・!」

ってことですね。

 

島の領有権は「エッグカンパニー」が持っていましたから、

最初は周辺の小島を狙って捕りに来ていましたが、

ほどなく次々と本島へ乗り込んでくるように…。

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もちろんトラブルになります。

ただ、そもそもこの島はあちこちに岩礁がある船の難所、

連邦政府が灯台を建てたことでようやく自由な行き来ができるようになったところです。

ですから、島は政府の保安管理下でもあったことから、最低限の治安は保たれていました。

 

◆国の目をかいくぐって戦争に…!

1863年のこと、

ライバル会社のデイビッド・バチェルダー率いる仲間が島に上陸した所を、島の灯台管理局長が臨検しました。すると、

卵盗み目的だけじゃなくって、
多数の武器で武装している・・・!?

保安局長は武器を押収し、
彼らを島外へ退去させました。

 

ところが

バチェルダー一味は、

更に沢山の武器を持ってまた戻ってきたんですね。

目的は、エッグカンパニーを追い出すため。

国の巡視船をかいくぐって、

3隻27名もの武装した部隊が、
夜明けとともに島に上陸します。

が、

いち早くエッグカンパニーのスタッフが侵入に気づき、

すぐさまこれに応戦、

島の海岸は
あっというまに数十人が銃を手に撃ち合う、戦場と化しました。

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島を知り尽くした「守る側」が有利だったのか、

20分の激しい戦闘ののち、

双方死者1名、上陸したバチェルダー一味が多数のケガ人を出し

撤退することで、決着となりました。

 

・・・・・・

いやー、

卵を巡って数十人のガンマンが撃ち合い…

なんともスゴイ話です。

突然やってきたならず者を撃退するなんて、

「卵集め人」の皆さんもかなりのスゴ腕だったのでしょうか!?

 

◆たまごバトルは美味だから・・・!?
世界一高いオムレツ」を提供する英国のレストラン「Boisdale」のシェフは、同じ海鳥である黒頭カモメのたまごを、「美味!まるで宝石だ。」と評しています。

ウミガラスの卵も
栄養源となるだけでなく

荒くれものにとって「砂金」と同じくらい価値のある、極上の味だったのかもしれません。

 

けっきょく

バチェルダーは殺人罪で逮捕

「エッグカンパニー」はその後も
20年に渡り島の集卵を独占しますが、

その後連邦政府に島の権利を売却、
命令により退去となりました。

 

それは、
鶏卵の飼育増産方式が確立され
食料不足が解消されたこと、

そして何より

数十万羽いたウミガラスが
わずか約6千羽まで減少してしまった
ことがその理由です。

 

150年経った今この島は

再び数十万羽に増えたウミガラスとアザラシが住む、平和な楽園となっています。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:こんなにある!世界で食べられている鶏サン以外の鳥卵10種 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2017年06月19日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先週発表された最新の研究によると、

卵を毎日食べることで、子供の成長率が著しく伸び、

発育障害のリスクが半分になることが判りました。

学術誌「ジャーナル オブ ペディアトリクス(小児科)」発表の報告によると、

エクアドルの貧困地域にて、生後6ヶ月から9ヶ月の乳児80人

一年間毎日たまごを食べたところ、

・成長率が著しく増加

・発育障害の発症率が47%低下

という効果が見られたそうです。

発育障害とは、

成長期に成長が阻害されることにより、

大人になっても身長や体重コンディションにずっと影響が出てしまうこと。

ちなみに低体重の子供は、研究中に74%も減ったそうです。

すごい!

WHO(世界保健機関)によると、

現在、発展途上国などを中心に、

5歳以下、1億6200万人の幼児が発育障害の危険にさらされており、

卵を食べることで、大幅に、

その危険性を減らす助けになるわけですね。

主任研究者であるワシントン大学(米国)のローラ・イノッティ博士いわく、

「たまごは胃の小さな子供達にとって最高の食べ物です。」

「たまごの沢山ある栄養素のうち、どれがその効果に効いているかは、まだわかっていません。ほどなく研究にて判明するでしょう。 今の段階では、卵の黄身に含まれる『コリン』が重要な役割だと予想されています。」

とのことで、

日本の研究でもアルツハイマー予防や記憶障害、動脈硬化を防ぐと言われている『卵黄コリン』の、また新たな効果が出てきたようです。

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以前に当コラムでも書きましたが、

乳児が卵を食べることで、

「卵アレルギーの発症率も劇的に下がる」ことが判明しています。

実は赤ちゃんとたまご食の相性はとてもとっても良いんですね。

この報告を受けエクアドルでは、

政府がさっそくこれまでの勧告を訂正、

以前は「1歳未満は卵を食べさせちゃダメよ。」

だったのを、

「7ヶ月の乳児には、ぜひ安全な卵を食べさせてね!」

と変更しました。

エクアドル含む発展途上国では、

4割を超える子供に発育障害のリスクがあり、

世界で見ると実に四人に一人がその危険にさらされています。

たまごは比較的安価に飼育・調達でき、

貧しい地域でも普及させやすい食材です。

元気な子供の未来を創るためにも、

たまごは大きな貢献ができる、ということですね。

余談ですが、

上記の卵を毎日食べた子供達は、

砂糖菓子など甘い食べ物の摂取が減っていたそうです。

もしかすると、

たまご食でバランスよく栄養が満たされた事で、

オヤツなど「甘い物が食べたい!」

という気持ちを減らせるのかもしれませんね。

お菓子好きなお子さんに悩まれているお母さん、

そして赤ちゃんのすこやかな成長を願うお母さん、

毎日のたまご食をお試ししてみてはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:An egg a day may prevent stunted growth in infants-NHS Choices)

(関連:早期に卵を食べれば、赤ちゃんがアレルギーにならなくなる!?【研究】 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの健康情報(研究など) 2017年06月12日