小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

水ってスゴイ。味じゃない190億の価値とは

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前にご紹介した、

ライブで飲んでいても
恥ずかしくない容器で
ただの水な

リキッドデス(死の水)、
売上が190億超えているのだとか。

うーん、すごいですね。

水そのものじゃなくて

シーンとスタイルを売っている

それで大きな価値を生んでいるわけです。

 

日本で売り上げ一位の
「いろはす」も、すごいですよね。

〇〇産の天然水です!
なんてことは一切うたってない。
全国の各地の工場で作っていて、
中身のスペックにこだわりなく
ウリはいっさいありません。

なのに一位。

 


これらは、「水」に対する
消費者の価値がアップデート
していることを意味します。

品質そのものが価値だったのが
買って水を飲むのがフツーになり
味や品質『以外の価値』が
多岐に渡っているんですね。

いろはすも
もはや特別な水を飲む時代じゃなくって、
ふつーにのどの渇きを潤してくれるカルキ臭のしないシンプルな水を求める時代だ、
だったらどんな容器でどんな訴求が喜んでくれるかなぁ。という発想ですよね。

容器がクシャっと捨てやすい
軽くて持ちやすい

資源をあまり使わず
なんか世の中のためになっているらしい。

まだまだ卵含むほかの
「こだわり食材」は
そこまでは行っていない気がします。

豆腐でも牛肉でも卵でも、

「〇〇産」
「〇〇製法」みたいに

『ご当地』をウリにして
『製法』をウリにしたり、

単純にスペックを競ったり、

こんなのがまだまだ多いんじゃ
ないでしょうか。

でも、
味や健康機能でなかなか差別化が
しにくい「水」でもこんなふうに
すっごく多様な価値提供がされているんです。

他の食材でも、
できない道理がありませんよね。

 

たまごも、
僕たちの一例でいいますと

「考え方のちがうたまご」

があります。

たとえば、
すだちをしぼった外皮を使うなど
余った地場の食材を無駄にしない試みのたまごで
逆に美味しい価値になったたまご

また、見た目が悪いだけで
新鮮でおいしいたまごを
面白く伝えて販売

こんなことも、
あらたな価値になるんじゃないか
そう思って取り組んでいます。

たとえばコロナ禍後に
もっと健康に気をつかう時代はどんな卵が?

共働きの方が喜ぶのはどんな卵商品?

いろんな切り口で
まだまだ考えられるかもしれません。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年10月20日