小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

マヨネーズは「働き方改革」のおかげで大ヒットになった

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

マヨネーズとケーキ

この2つの共通点ってなんでしょう?

どちらも卵を使ってます!

…と言いたいですがそれ以外で。

それは、

手回し式たまご泡立て器が
できたことで爆発的に
一般家庭に広まった

という点です。

1870年にターナー・ウィリアムズさん
が手回し式たまご泡立て器を
発明したんですね。

それまでにも泡立て器は
ありましたが、ただ手で
思い切りかき混ぜる道具
だったのです。

このウィリアムズさん発明の品は
2つの逆回転する卵泡立て器を
組み合わせたものでして、
今のハンドミキサーとおなじ
画期的な発想です。

いや~、
混ぜるのって
これやってみた人は
分かると思いますが、
超大変なんですよ。

手でやるのって。

マヨネーズも生クリームも
手でやってみると
もうサッパリですね。

思い切りかき混ぜても
ぜ~んぜんできる兆しすら
見えない・・・・・・
みたいな感じになります。

これが発明されたのには
理由がありまして、

この手回し式たまご泡立て器が
できた頃って欧州で

働き方改革

が進んでいたころなんです。

ちょうどアメリカやドイツが
工業化でめっちゃ伸びてまして

産業構造が変わってきたことから
労働に対する意識がだんだんと
変わってきたんですね。

「大変な仕事は
ちょっとずつ見直して
変えていこうぜ。」

みたいな流れの中で

なんとか仕事をラクにしたい

その助けに…という想いから、
こんなステキ器具が
発明されたのです。

日本ではちょうど
明治に入った翌年ですね。

この手回し式
歯車式泡立て器のおかげで

一気に家庭でのケーキ作りや
マヨネーズが広まったと
いわれます。

そして手回し式が発明され
30年後のニューヨーク。

ヘルマンさんという方が
お店をやっていました。

奥さま自慢の
マヨネーズレシピで

自家製マヨネーズを使ったサラダと
サンドイッチが大ヒット

あまりに人気なので
マヨネーズだけを売り出すことになり

そこから全米シェア№1
の瓶マヨネーズ
ヘルマンブルーリボン
マヨネーズが生まれた
のですね。

アメリカ人は大のマヨネーズ
好きですがタイミング的に
なるほど~、と思いますね。

 

◆仕事の見直しでレベルアップを!

現代でも働き方改革が進んでいます。

片づけやすい調理メニュー化
サーブをしてくれるロボット導入!

みたいな改善がすすんでいますが、
負担軽減だけじゃもったいない、
どうせなら思い切って

マヨネーズのように

そこからガラッと人気になる
新メニューや新サービスが
生まれてくれば面白い!

そう思います。

僕も、オペレーションで
工程を3つくらいすっ飛ばせる
たまご料理ができないか、考えてみます。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学2022年08月15日