小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「う」のつく土用たまご

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

毎日夏らしい暑さですね!

今週・来週は土用(どよう)の暦になります。

 

露出も増え、

うなぎ!の食べたくなる季節ですね~。

「う」のつくものが精が出るんだ!

なんて言われるのが土用のうなぎの由来、

との説があります。

 

実際は暑さのさなかの「土用」

他にも食材のおすすめがあるんですね。

 

たとえば

「土用餅」

「土用しじみ」

これらも食べるといいよ!

と言われています。

 

ようするに、

夏バテ対策でより健康に良い物を!

という生活の知恵ですね。

 

関西の風習・土用餅は

小豆と一緒に食べるとされていて

ぜんざいや小豆もちにするんですが、

小豆から食物繊維やミネラルを効率よく摂るためですし、

 

土用しじみは同じく

ミネラルやオルニチンなど栄養素を

しっかり取って整腸作用で健康になるためでしょう。

 

そして、おなじく

「土用卵」

というものがあります。

今の期間に生まれた卵を食べると

元気が増す!と言われています。

 

食べると商売がうまくいく

と言われる冬の「大寒たまご」と違って

この時期のたまごは

特にニワトリが多くエサを食べて

栄養が増える、という事はありません。

 

むしろ、

江戸の昔の「栄養ドリンク」的な

位置づけとして、

完全栄養食のたまごを暑気対策に食べるべし

そういう意味合いの「土用たまご」だと思います。

 

◆お店のメニューでアピールするなら

「たまごは空気化している」

なんて言われるくらい

たまご大好きの日本では

卵を食べる時期!

なんて言ってもあまりメニュー効果は薄いかもしれません。

 

ですが、土用は

・「健康に良い物」を食べる時期

・「う」の付く食材が縁起物

・土用生まれの「卵」が良い

 

…ということですので、

「うずらたまご」

のイチオシはどうでしょうか!?

「う」が付いてますし、

たまごと同じく栄養豊富、

小さいけれど疲労回復に効く

ビタミンB12がたっぷりです。

 

鶏卵とちがって

意外と普段食べない人も多く、

「夏の季節メニュー」として

お店で提案するのに向いています。

 

さっぱりしたピクルスなどでも

小さい分味しみも良く

評価も高いのです。

 

あと、健康面で言いますと、

「う巻き」がチョーすごいです。

特に、「目に良い」という意味では最強タッグなんです。

ウナギには目に良いビタミンAが

めちゃくちゃ多くって、

効果のあるビタミン量・レチノール当量は

一食分のウナギだけでmax取れます。

 

また、卵に多く含まれる

ビタミンB2やルテインは、

網膜の働きを助け

目の充血を解消してくれたり

加齢からくる網膜症を予防します。

 

今年の夏土用は8月6日(土)までですので、

ぜひ元気の出る季節メニューとして

考えてみてくださいませ~。

 

ここまでお読みくださって

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学2022年07月25日