小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

冒頭の写真は、ロシアで考案された“水無しワンタッチで茹で玉子がつくれる容器”。

紙でできた容器の内側に、化学反応で熱が発生する機構が内蔵されていまして、卵が入ったその容器から出ているヒモをひっぱるとたちまち加熱して、たったの2分でソフトボイルドの茹で玉子が完成です。 最大3分は加熱が続きまた保温性がありますので、固ゆでが好きな人は更に数分放置するとお好みの硬さになります。

朝は忙しくって、料理するヒマなんてないよー!!」なんて人にはピッタリ!じゃないでしょうか。(^^)

日本でも、付属のクシを刺すと加熱でホカホカになる駅弁が売られていますよね。あれと同じ、水酸化カルシウムの熱反応を利用しています。

残念ながら一度の使い切りですので、廃棄&再利用しやすい紙モウルドなどを中心とした容器になっています。(これは今の業務用たまご紙トレイと同じです) この容器を開発したロシアの研究チームKIANとデザインしたEvgeny Morgalev氏は、ヨーロッパではグッドデザイン賞を受賞しています。 見た目も“手りゅう弾”みたいでなかなかカッコイイです。

水が必要ない、ってのもイイですね。

第二次世界大戦中、イタリア軍は砂漠の作戦中にもパスタをじゃんじゃん茹でて水不足になり、部隊全員が捕虜になってしまった!・・・・・・なんてジョークがありますが、中東やアフリカ・山岳、水の貴重な環境はあちこちにありまして、そういう地域では「水を極力使わない料理法」というものがとても大切だったりします。

先日ご紹介した、「完璧なゆでたまごを作る容器」もそうですが、忙しい世の中だからこそ、手軽に完全栄養食である卵料理を食べてもらえる仕組みが増えることはとっても大事だと思っています。

ぜひ日本でも手早く卵を調理できる方法、広げたいです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:CARTON that makes the perfect boiled egg in 2 mins without water created by Russian scientists  Mail Online http://www.dailymail.co.uk/news/article-2242226/CARTON-makes-perfect-boiled-egg-2-mins-water-created-Russian-scientists.html

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

写真はちょっと変わった目玉焼き・・・ではなくてコーヒーにミルクを一滴垂らした超速度撮影写真です。

こんな綺麗な形になるんですねー。 薄く透けて見えた部分が目玉焼きの黄身の様で、なかなかイイカンジです。(^^)

milkclwn.jpg

このような写真は、「ミルククラウン」と呼ばれ、たくさんの写真愛好家によって撮られ続けています。最初に撮影したのはカメラマンのハロルド・ユージン・エジャートン氏(故)。米国ではエジソンと並び称されるほどの大発明家なんだとか。数千分の一秒という、神秘世界の撮影を可能にする「ストロボ撮影」の発明が最も大きな功績として残っています。(http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130402/346134/)

そういえば、こんなボウルがあります。

DroppFBowl.jpg

“Dropp Fruit Bowl”というそうですが、かなり新鮮なカンジが出ますね。そのまま食卓に出してもカッコいいくらいです。料理が楽しくなりそうだなー。

(追記:アマゾンでも売ってるみたいです。)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年08月23日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

冒頭の写真、地球の前景です。美しいですねー。

さて、ちょっと「視点」を変えて地球を、

「タヒチ」

の上空から写真撮影してみると・・・・・・

 

 

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うおぉ、見事!に水だけの惑星になっちゃってます。

スゴイ・・・!

 

 

でも、この地球の水を、

一点に集めてみると・・・

 

 

 

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少なっ!!こんなちょっとに!

しかも、人間が飲料として飲める水は、この内たった0.01%だとか。 そう考えると水は本当に貴重・・・・・・!なんですねェ。

思想家レスター・ブラウン氏は「21世紀は、キレイな水を石油に代わる戦略物資として、奪い合う世紀になるだろう。」と予言しています。

豊富な海資源に囲まれた国で、なおかつキレイな水がふんだんにある・・・それだけで、我々日本人はとても幸せなのですね。

普段はあまり意識していないですが、例えば水道ひとつとっても「コップに入れてそのまま飲める」のは、たった13か国しかないんです。

sekai_suidou.jpg

できる限り、この恵みを守っていかなくてはいけません。

 

私たち自身スタッフ全員も、「自然の恵みを大切に活かす事」の大事さを、日々実感しています。 『料理別専用たまご』を生産している徳島の農場では、吉野川を流れる清水の源流地下水から直接組み上げた清涼水を、ニワトリさんに飲んでもらっています。

また、「海の恵み」である、魚を発酵させ粉末にしたアミノ酸・旨みたっぷりの『発酵魚粉』も、私たちがお届けするたまごを産む鶏サンにたっぷり食べてもらっています。

海の恵み、水の恵みに感謝です。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年08月22日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

ウチの会社を出ると、こんなカンジの風景です。

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ずーっと向こうまで田んぼ。

反対側もずーっと田んぼ。アンド畑です。

夕方にフト眺めるときなんかは、キレイだなー、と思います。自然いっぱいだなァ・・・とかはあんまり思わないんですね。小さいころからずっとこうでしたし、なんというか「日常」?と言うのでしょうか。人工的、と言えば「人の手が思いっきり入っている」風景ですしねー(^^;)

もう少しすると収穫なので、早く新米あつあつご飯で卵かけご飯が食べたい!と待ち遠しくてしかたありません。

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私たちのお届けする「放し飼いたまご」の農場がある木屋平高原なんかはもうちょっと自然感があるカンジなのですが。

先日自宅の入り口で、フト足元を見ると小さなお客さまが・・・

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クワガタムシです!

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既にカブトムシは飼ってるのですが、クワガタさんはあまり目にしてなかったので息子は大はしゃぎでした。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年08月21日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。盆明けに法事がありまして、二日間更新が開いてしまいました。

さて、写真は見ての通りニワトリさんの絵なんですが、実は“chicken(チキン)”という文字でできています。

文字をデザインして見やすくしたり、文字の形に工夫をして独自のアート表現をすることを「タイポグラフィ」と言います。

この面白いフォントを利用したタイポグラフィを作ったのは、ロゴデザイナーのダン・フレミングさん。 他にもたくさんの“動物文字”を考案しています。皆さん読めますでしょうか!?

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ぜひ卵(egg)もやってほしい!

e・g・g、三文字とも丸っこいですからニワトリさんよりもカンタンじゃないかなァ・・・(^^)

そういえば日本には(というか中国ですが)漢字の「象形文字」がありますので、良く考えてみたら上記の“タイポグラフィ”と方向性が一緒ですよね。 漢字の」だって、なんとなく形がたまごっぽいです。

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もしかすると昔々の「タイポグラフィ」文字なのかも!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年08月20日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

写真は、英国で開発された、『パーフェクトなソフトゆでたまごが作れる専用容器』。シェフィールドハラム大学のデザイナーさんと鶏卵販売のMakers Pork Farms社の共同開発により創られました。

卵のパックも兼ねているので、購入者はフタを開けてお湯を注ぎ待つだけで、美味しい完璧な柔らか茹でたまごが食べられるという寸法です。

いわば、ゆでたまごのインスタント、カップラーメン版(?)みたいなものですね。

サンドイッチ発祥の国イギリスでは、我々日本人とは比較にならないほど沢山の「ゆで玉子」が食べられています。 英国が誇る文学「ガリバー旅行記」でも、ゆで玉子の割り方に関するこだわりが延々と書かれていますし、同じく英国文学「シャーロックホームズ」でも、ゆでたまご料理を食べるシーンが何度も出てきます。ホームズが料理店で「茹で方の違い」に文句をつけるシーンまであります。

当然英国人の茹で加減に対するこだわりも相当なもので、「パーフェクトなゆでたまごを作るには?」という料理記事や発明、研究がビックリするほどたくさん出されています。

当ブログでも、「完璧なゆでたまごを作る装置を発明(英国)」「完璧なゆでたまごを作る公式発見(英国)」など、そのこだわり愛情っぷりを何度かご紹介してきました。

 

◆でも作れない英国人の悩み・・・
「専用容器って・・・、そうまでしないとダメなん!?」

・・・・・・と、思われるかも知れません。

実は英国スーパーマーケットの調査では、「英国に住む若者の8割が、ゆでたまごの作り方を知らない」というデータがあります。

料理離れ、というか料理に興味を持たない大人が増えているようです。 この辺りは、インスタント食品やレトルトが広く普及している日本も同じ問題を抱えているのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。