小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

完璧なゆでたまごを作る容器、大学で開発される【英国】

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

写真は、英国で開発された、『パーフェクトなソフトゆでたまごが作れる専用容器』。シェフィールドハラム大学のデザイナーさんと鶏卵販売のMakers Pork Farms社の共同開発により創られました。

卵のパックも兼ねているので、購入者はフタを開けてお湯を注ぎ待つだけで、美味しい完璧な柔らか茹でたまごが食べられるという寸法です。

いわば、ゆでたまごのインスタント、カップラーメン版(?)みたいなものですね。

サンドイッチ発祥の国イギリスでは、我々日本人とは比較にならないほど沢山の「ゆで玉子」が食べられています。 英国が誇る文学「ガリバー旅行記」でも、ゆで玉子の割り方に関するこだわりが延々と書かれていますし、同じく英国文学「シャーロックホームズ」でも、ゆでたまご料理を食べるシーンが何度も出てきます。ホームズが料理店で「茹で方の違い」に文句をつけるシーンまであります。

当然英国人の茹で加減に対するこだわりも相当なもので、「パーフェクトなゆでたまごを作るには?」という料理記事や発明、研究がビックリするほどたくさん出されています。

当ブログでも、「完璧なゆでたまごを作る装置を発明(英国)」「完璧なゆでたまごを作る公式発見(英国)」など、そのこだわり愛情っぷりを何度かご紹介してきました。

 

◆でも作れない英国人の悩み・・・
「専用容器って・・・、そうまでしないとダメなん!?」

・・・・・・と、思われるかも知れません。

実は英国スーパーマーケットの調査では、「英国に住む若者の8割が、ゆでたまごの作り方を知らない」というデータがあります。

料理離れ、というか料理に興味を持たない大人が増えているようです。 この辺りは、インスタント食品やレトルトが広く普及している日本も同じ問題を抱えているのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。