小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ソチ五輪、盛り上がってますね!

雪の降らない常夏の国から出場のボブスレー・ジャマイカ代表。 制動手のマービン・ディクソン選手は、映画「クールラニング」と同じく「幸運の卵」にキスをしていました。

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これはシビれますねー!!「幸運のたまご(ラッキーエッグ)」とは、ジャマイカでボブスレーを目指す大ヒットコメディ映画「クールラニング」でブレーキマンのサンカが首から下げていた卵。 『レース前ここ一番にキスをすることで、運がめぐってくる』と信じていました。

http://www.cgegg.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/cool_running.jpg

coolrunnings_luckyegg2.jpg私、この映画、大々々っ好きなんですよ。二十歳のころから冗談抜きで100回以上みています。
実際のジャマイカ代表ボブスレー出場は実に12年ぶりの五輪復帰ですが、ホント粋なファンサービスだと思います。
ソチ五輪、残念ながら復帰戦は最下位でしたが、会場からは鳴りやまぬ拍手とジャマイカコールが沸き起こったそうです。ぜひ次の平昌オリンピックでもその雄姿を楽しみにしています!

◆たまごは幸運の象徴だった
「幸運の卵」という発想は、欧州で古くからある考え方です。 10世紀の英国では、国王エドワード1世が金で装飾した卵を兵士に配ったことから、「卵は勝利や幸運の象徴」というイメージが信じられることになったとされています。

それが、卵を飾るイースターエッグの風習にもつながっているんですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:Jamaican Bobsledder Marvin Dixon kisses lucky egg like ‘Cool Runnings’ movie character http://fansided.com/2014/02/17/jamaican-bobsledder-marvin-dixon-kisses-lucky-egg-like-cool-runnings-movie-character/)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2014年02月20日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

仮想水(バーチャルウォーター)」という考え方をご存知でしょうか?

ある食物について「それを作るのにどれくらい新鮮な水が必用なのか?」で表わしたものです。

米国グレース・コミュニケーションズ財団の発表によると、『世界の水消費量の内70%は農業用として使われ、また新鮮な水の需要は年に一兆リットルずつ増加している。』のだそうです。

グレース財団は調査報告書の中で「食品に必要な水についてもっと考えるべきだ。」と警告しています。

報告書によると、

一個の卵を手に入れるためにはなんと!

200リットルの水が使われます。

「えー!ニワトリさんはそんなに水飲まないでしょ?」

……と、思われるでしょう。

もちろんその通りなのですが、鶏サンが毎日食べている飼料。小麦やトウモロコシ、大豆、これらを作る為に畑で水を使います。これも計算に入ります。

また、ヒヨコに孵ってから卵を産み始めるまでに必要な飲み水と飼料、さらに工場での洗卵選別でつかう“洗浄水”だって必要です。

これらすべてを換算すると、卵一個あたり水200リットルを使っているわけです。

そう考えると、非常に贅沢な食べ物なんですねー。

 

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ちなみに他の食品だと、こうなります↓

 

ピザ一切れ= 159リットル
  小麦で68リットル、チーズで80リットル、ソースで11リットルの水が必用です。チーズは牛さんが食べる飼料につかう水がスゴイんですね。 調査ではチーズの量によって各国ピザの「仮想水量」が違ってきまして、フランスのピザは水量約半分くらい、中国はこの数字よりやや大きいのだとか。

レタス= 114リットル
  なかなかの量ですが、一般的に野菜は動物性食品と比べるとはるかに少ない水の量ですみます。 「水を大切に」という発想からすると、ベジタリアンの方はかなり地球に優しいんですねー。 

パン= 1090リットル
  うおお・・、1トンもの水がパンひとつに必要とは……!ビックリです。 小麦は育てるのにすっごくたくさんの水を使うんですね。世界の小麦生産トータルすると、全ての作物の15%もの水を小麦だけで使っている計算になります。 

チョコレート= 1200リットル
  チョコ1ポンド(0.45kg)あたりの調査結果です。板チョコ1枚(約65g)で水173リットル! これまたスゴイですねー。

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思想家レスター・ブラウン氏は「21世紀は、キレイな水を石油に代わる戦略物資として、奪い合う世紀になるだろう。」と予言しています。

いっとき日本でも、外国の資産家が水源地を買い占めているというニュースが話題になりました。 他人事じゃないんですねー。

徳島県は全国有数の水量を誇る吉野川があり、我々もその源流の地下水を汲み上げたものをニワトリさんに飲んでもらっています。

水がふんだんにある日本ではあまりピンときにくいですが、限りある自然の恵みを大切に使うという観点で、水に触れていかなくてはいけないですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:水と地球のビックリ写真!【鶏サンと水の関係】 – たまごのソムリエ日記

(参照:“It takes 53 gallons of water to produce a single egg”http://qz.com/171698/it-takes-53-gallons-of-water-to-produce-a-single-egg/)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごのビックリ科学 2014年02月19日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

大雪がまた関東で再来かも!?とのニュースが出てますね。心配です。

さて寒いときにはあったかい月見そばを一杯……というのは日本人の心情です。 が、実はフランス料理にも「お蕎麦とたまご」のあったか料理があるのをご存知でしょうか!?

その名は「ガレット」。

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これは蕎麦粉を使ったクレープでして、薄く広げたソバ粉を溶いた生地を片面焼きにして、そこにハムやチーズと共にたまごを落として目玉焼きのようにして食べます。

食感が面白くて、外側のソバ粉焼き部分をナイフで切って、トロトロ半熟の黄身にチョッと付けて食べるともうホンッと最高の味なんです(^^)

もともとはブルターニュ地方の郷土料理で、暖炉にのせて焼いて食べていたのだとか。

日本でもカフェ飯を中心に、結構食べられるようにはなってきているので、ぜひお見かけしたら食べてみてください。 ご家庭でも作れますが、そこはクレープと同じで専用の鉄板があるところの方がやはり美味しんじゃないかと思います。

おススメですよー!

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2014年02月18日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

急速に参加者を伸ばしている話題の6秒動画アプリ「vine」ですが、これフェイスブックやツイッターと同じく世界へ向けて自分の撮った動画を共有できるんですね。 すんごく簡単に作れることから、ビックリするような面白い動画を公開される方が沢山でています。 その中に、たまごの面白動画がありましたのでご紹介。

どうでしょうか!?

これなかなかすごいですよねー。

ただ、他のツールを使ってこれを作ろうとするとメッチャ大変なのですが、この「vine」だとタッチ(タップ)するだけで簡単にコマ送り画像が撮れますので、いろーんな面白い映像がアイデア次第でカンタンにつくれるんですよね。

先日自分でもやってみましたが、身近にある卵は面白映像として多用されるかもしれません。 楽しみです。(^^)

(関連:6秒ループの面白動画がカンタンに撮れるvineが面白い – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2014年02月17日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

東北に所用中の息子から写真付きメールが来ました。

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『これ買っていい!?』

との事。

一個だけだぞ。ということでOKを出したのですが、徳島に帰ってきた息子のおもちゃを見ると

「たまご型東北新幹線」

でした。

「でんしゃのタマゴ!? 『でんたま』」と書いてあります。

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なるほどたまごっぽいステキフォルムだ。

ホンモノのたまごと比べると、こんなカンジです↓

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サイズもほぼおんなじくらいですねー、手になじみます。(^^)

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裏っかわにはタイヤ。チョロQみたいなカンジですねー。ひっくり返すとバランス取って勝手に起き上がります。おお!ちょっとすごい。

そして、

「電池が必要ないエコおもちゃ」

「環境に良い!」

……という点を大々的にアピールしています。

うーん「電池使ってないからエコだよ。」、というなら、

ベイブレードもヨーヨーも仮面ライダー人形も全部「エコ」になると思うんですが、どうなんでしょうか?(^^;)

そういえば、作家の森 博嗣さんは、

「いちばん環境に優しいツールはインターネットだ。」

と著書の中で語っています。

なるほど、人が人に会いに行く膨大なエネルギー、移動のエネルギーを省いている訳ですから、納得です。

こういう風に、今あるものでも、視点を変えて新しい価値を伝えていくことってスンゴク大事ですよね。

我々の日々お届けしている「料理別専用たまご」だって、『新鮮で美味しいたまごです!」とか「この飼育方法がすごいんだ!」なんていう価値の伝え方もあるわけですが、それとは違う伝え方、考え方をしています。 皆さんのお仕事、周りの商品、はたまた自分自身はいったいどんな価値があるのか!? また違った視点で見てみるのも面白いかもしれません。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2014年02月15日


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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

徳島は朝からすんごい雪で、なかなか大変な一日でした。

さて、本日はバレンタインデー。

お酒も好きだが甘いものも大好きな私にとっては非常にうれしい日です。(^^)

嫁さんからのチョコレートも、義理でいただくお菓子もありがたく美味しくいただいております。

さて、浅田次郎さんのエッセイ小説に「義理チョコとは何か?」というコラムがあってなかなか面白かったです。

そもそも「義理」っていったい何なのか?ということについて浅田さんは、

義理」とはカント哲学で言う『近しいものや周辺のものや周辺社会に対して負う義務』つまり西洋の「ノーブレス・オブリージュ」とおんなじ意味ではないか。

ということを書かれています。

おお・・・!「ノーブレス・オブリージュ」っていうと、「持てる人高貴な人は普通のヒト以上の義務を負わなくてはいけない」っていう「騎士道精神」みたいな考え方ですよね!?

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そう考えると、

「義理チョコ」とは愛に恵まれない世の男性にささやかな喜びを施してくれることを、“義務”として「持てる者」から幸せを分けてくださるというアリガタイものだということなんでしょうか。

ということは、

・「高貴」(女性)から贈る=「恵む」・・・バレンタインの「義理チョコ」

・下々のもの(男性)から贈る=「貢ぎ物」・・・ホワイトデー

ってことかもしれません(笑)

だから「義理クッキー」や「義理マシュマロ」という言葉がないのでしょうか!?(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2014年02月14日