小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

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親しい方から、息子の入学祝いに自家製パンを頂きました!(^^)
これ、お祝いのメッセージ文字になってるんですね。名前もちゃんと入った気持ちのこもったパンです。すごい!息子も大興奮でした。味もすごく美味しかった!

写真のウデがヘタなのと、(–;)
もったいなくて袋入りのまま撮ってあるので分かりにくいですが、 表面も美味しくピカピカに輝いています。 これはパン焼きの技法で、表面にハケで薄く卵を塗ってから焼くんですね。

これは、卵黄に含まれるカロチノイドという色素成分がキレイな焼き上がりの色を出して、また卵白は加熱することでピカピカのツヤが出ます。

このような技法が発達したのは、中世ヨーロッパの宮廷料理。華美な料理がふんだんに作られた時代で、黄金色の料理はかなり重用されたそうで、その色合いを出すために卵黄や全卵で焼き上がりの美しさを演出する技法も、ふんだんに使われたそうです。

気持ちがうれしい美味しいメッセージのパンと卵の技術発達に感謝!です。(^^) ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2014年04月8日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たんぱく質」って聞いたことありますよね? 私達のお肌や筋肉、すべてたんぱく質でできています。

ではそもそも「たんぱく」ってちょっと変わった言葉ですよね?どういう由来なんでしょうか。漢字で「蛋白質」と書きます。

「たん」とは「蛋(タン)」、中国語で言う「たまご」の事です。(たとえば鶏卵は「鶏蛋(ジータン)」・ピータンであれば「皮蛋」と書きます。)つまり、卵の白身が「蛋白」

「たんぱく質」とは、たまごの白身そのものを表わす言葉だったんですねー。

そもそもは英語の「protain(プロテイン)」という言葉がドイツで「卵白(Eiweiß)」と訳されており、明治の頃よりドイツ医学を輸入していた日本でもそのままの言葉として訳されたようです。

「蛋」という字はなじみが薄いため「卵白質」と書くことが提唱された時期もあったそうで、もしそうなっていれば日本人の玉子料理に対する見方もずいぶん健康志向に変わっていたのではないでしょうか。

ちなみにその名を冠されるだけあって、たまごの白身はたんぱく質として非常に良質です。 また脂肪分はほとんど含まれないためカロリーは42キロカロリーと低く、「高タンパク低カロリー」な食品であります。また体に必要なほぼすべてのアミノ酸を含み、また肌荒れや口内炎予防にかかわるビタミンB2をたっぷり含みます。

プロ格闘家やプロレスラーさんの中には、毎日「白身だけの卵かけご飯」を食べている方もいるくらい。 お子さんが入学進学、春から頑張っていかれるお母さんも、ぜひ高タンパク質の代表選手白身を多用した料理をご活用くださいませ!(^^)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。 

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2014年04月7日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。徳島県でも桜が咲き乱れ、心なしかウキウキしています。さて、

ペルシャ
中国
エジプト
ギリシャ
アメリカ 

これらの国の共通点ってなんだか分かりますか?

それは、古くから「たまごで春をお祝いする」風習があった国なんです。「春の儀式」としてそれぞれ食べられていました。

鶏さんの原種「セキショクヤケイ」とそれに近い種は、そもそも春ごろの時期しか卵を産みませんでした。ツバメなどの他の鳥さんとおんなじです。

といっても「春の貴重なごちそう」だからお祝いに使われているだけじゃなくて、卵は宗教的にも「復活」や「神性」の象徴として世界各地で考えられていてさまざまな祭事と絡んでいるんですね。(日本の民話でも、沖縄や秋田など、卵と神様が絡んだ伝承が各地で見られています。)

何度かご紹介させてもらっている欧米の復活祭に用いられる「イースターエッグ」、そしてアメリカで伝統の卵転がし(egg rolling。これはホワイトハウスの庭で唯一許可されている唯一の行事なんです!またペルシャでは古代から、春に卵を贈りあう習慣がありました。

春に卵でお祝いをする」という風習の記録で、最も古くから残っているのはユダヤ人のお祝い。もしかするとペルシャやギリシャにも、ユダヤ人を通じて文化が入っていったのかもしれませんね。

ちなみにユダヤ人の祭事では、殻ごと焼いた卵をお盆に乗せて神にささげていたのだそうです。

長年の育種によって、今ではほぼ毎日たまごを産んでくれるわけですが、やっぱり鶏さんのコンディションが良いのは、もともと産んでいた「春」なんですねー。

ぜひ、皆さんも、春の行楽シーズン、お弁当や朝ごはん、ちょっとした食事に卵で春をお祝いしてみませんか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2014年04月5日

 

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

一昨日はひさびさに更新ストップしてしまいました。

今週は出張つづきで飛び回っていますので、短更新で失礼します。

いろんな方とのご縁、そして元気をいただいています!本日もワクワク楽しみです(^^)

 

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
一昨日はひさびさに更新ストップしてしまいました。
今週は出張つづきで飛び回っていますので、短更新で失礼します。
いろんな方とのご縁、そして元気をいただいています!本日もワクワク楽しみです(^^
カテゴリー | ソムリエ日記 2014年04月4日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

さて、世の中には変わった卵グッズが沢山あります。

この時期に欧米でたくさん売れる面白たまごグッズは、コレ

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「エッグブロワー」という名前で、ようするに「卵の中身吸出しセット」です。これ、卵に小さな穴を開けてカラにできるだけキズをつけず、中身を出してしまう道具なんですね。

1セット、8ドル95セント。900円くらいでしょうか。

そんな事して、なんの意味があるんだよ!?

と、疑問のアナタ、実はコレは欧米のキリスト教文化と密接に結びついているんですね。

欧米で毎年4月に行われる『イースター(復活祭)』というお祭りがあります。 キリストの復活を祝うお祭りですが、この祭りの飾り付けは、たまごを使う風習があるんです。(2014年は4月20日)

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こういった卵飾りをたくさん作るためには、このような便利グッズが必要!なんですねー。 さて、どう使うかを少しご紹介しますと、

1)たまごに穴を開ける

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ドリルでぐりぐりやって、たまごのおしりに穴を開けます。

2)クリップでつついて黄身と白身を混ぜる

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中身を出しやすくするために、中でかき混ぜちゃいます。

 

3)ポンプ(ふいご)で奥から空気を送って、穴から中身を出す

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こんな風に、奥から空気圧で押し出すわけですね。 空気圧に押されて中身が小さい穴から出てくるわけです。プロセス(2)でちゃんとかき混ぜてないと、白身がなかなか出てきません。この「中身押し出し」が、いっちばん時間かかるんですよ。こばやしも何度となく作ってますが、昔はここでスッゴク苦労しました。(^^;)こんな便利道具をもっと早く知っていれば……。

4)中身をキレイに洗う → 乾かす
上記のポンプに今度は水を入れて、洗い流します。これで乾かすと完成です!

さて、いかがでしたでしょうか? たまごは身の回りにあってなじみ深い食材です。 子供の工作やちょっとした飾り付けに卵を使ってみるのも面白いんじゃないでしょうか。ここまで紹介しといてなんですが、ご家庭にあるものだけでもちゃんと作れますので、また後日ご紹介しますねー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごのソムリ日記たまごだらけ!米国のイースターお祭り【復活祭】は面白い! – たまごのソムリエ日記
(関連:エッ!卵の成る木!?_たわわに実ったたまごのニュース他(ドイツ) – たまごのソムリエ日記

(参照:Pysanky Beginner Class Introductionhttp://www.allthingsukrainian.com/Class/Blow_Egg/Egg_Blower.htm

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2014年04月3日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

私共は、毎日何万というたまごを選別してお客様にお届けしてるんですが、中には世には出回らないけれども、スンゴイサイズの卵がう農場から生まれてくるんですね。

本日はそんな中でもかなりスゴイものをご紹介します。

まずは、超ちっさい鶏卵

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どうでしょう!これちゃんと鶏さんのたまごなんですね。 どんなミニチュアのヒヨコになるのか・・・!? 想像すると楽しいです。

次に超でっかいたまご

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うおお、これはスゴイ!

一個で何人分のお弁当玉子焼きができるのでしょうか!?

両方とも、まごうことなき鶏さんのたまご、しかもおんなじ鶏種から生まれた卵です!

生命の神秘を感じますねー。 じつは、これくらいいろんな大きさのたまごが毎日生まれるのですが、皆さんのお手元に届く卵はすべて機械とベテランスタッフによって、普通のサイズのものだけを抜き出しているんです。

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見えないところでものすごい大きさの幅があるんですね。

本日は、知られざる鶏卵の秘密をお伝えいたしましたー・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・と、いうのは半分ウソです。

毎年恒例のエイプリルフールネタです。(^^;)

上記のたまご写真は、確かに鶏さんのたまごなのですが、比較対象が違います。

小さい方に関しては、比較する“5円玉”がチョットちがいました。

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でっかい方に関しては、ミニチュアの“手”と“硬貨”を用意しました。
2014-04-01aprilfool6.jpgといっても印刷して切っただけですが・・・(汗)

半分だけウソ、と書いたのは、毎日お届けするたまご以外にも、様々なサイズが出ているのは本当だから。ここまでの大小はないですが、日々色んなサイズの卵が農場では産まれていまして、それをお客様の美味しさに変わるように、いっしょうけんめい、きちんと選別をしているんですね。

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「このたまご料理、とっても美味しいなー!」と、思った時にチョットだけ思い出して下さったら幸いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

◆↓過去のエイプリルフールネタ↓◆

(関連: 【ニュース掲載されました】ペンギンの卵を販売します・・・!?たまごのソムリエ日記

(関連: 4月1日の復興応援・・・!? – たまごのソムリエ日記

(関連: 創業時の貴重な写真をご紹介・・・!?-たまごのソムリエ日記

(関連: 海外の新聞に載りました!・・!?-たまごのソムリエ日記)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2014年04月1日