小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

Sea egg(海のたまご)”という生き物がいます。

なんだか分かりますか!?

皆様も良く知ってる美味しい食べ物です。

 実はこれ「ウニ」のことなんです。

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ウニって見た目もトゲトゲで全然たまごっぽくないんですが、どういう由来で「海たまご(sea egg)」の名前がついたのか・・・、とても興味深いです^^; 日本の場合海栗」と書いて「ウニ」と読みますが、こっちの方がそれっぽいと思います。(ちなみに“雲丹”は加工済み食品を指します)

そして、“海のたまご”だけじゃなくて「海の目玉焼き」もいます。

これは“friedegg jerry(フライドエッグジェリー)”といいまして、訳すと「目玉焼きクラゲ」。

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こちらは見ての通り、めちゃめちゃ目玉焼きっぽいです。

では“海のニワトリ”はどうでしょう・・・!?

ふつうに英訳すると「シーチキン」ですが・・・・・・

シーチキンは「はごろもフーズ」の登録商標ずみ商品名。

日本でしか通じません。外国人にシーチキンと言っても「??」という反応です。 海外では“a can of tuna(ツナ缶)”。

ざんねん。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2015年04月13日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ26弾、今回はスコットランドから。
<ナイフの背で卵を割れるのに、石を用いる必要は無い>
(Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.)
『おおげさな方法をとらず、ちゃんとした手段をとりなさい。』というような意味です。以前ご紹介した中国のことわざ、「牛刀割鶏」と同じような意味ですねー。「ナイフの背」=適正な方法、というのは面白い表現ですが、これはおそらく英国風ブレックファストとして世界的に有名な「英国風半熟ゆでたまご」を割るときの事。
正式にはコツコツとナイフで切るようにぐるり“切れ目”を入れるのがマナーですが、それは、『英国風の半熟ゆで玉子』を食べるとき。 エッグスタンドに置いた後、テーブルナイフの横っぱらでパコン!と叩いてやると、上っ側がペチャンコになってキレイに取れるんです。

たまご鶏のことわざ27弾、今回はスコットランドから。

<ナイフの背で卵を割れるのに、石を用いる必要は無い>

(Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.)

おおげさな方法をとらず、ちゃんとした手段をとりなさい。』というような意味です。以前ご紹介した中国のことわざ、「牛刀割鶏」と同じような意味ですねー。

『ナイフの背 = 妥当な方法』、というのは面白い表現ですが、これはおそらくイングリッシュブレックファストとして世界的に有名な「英国風半熟ゆでたまご」を割るときの事。ゆでたまごを割るのにはナイフを使うのが正式マナーとされているんですね。

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正式にはコツコツとナイフで切るようにぐるり“切れ目”を入れるのがマナーです。

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あまり良くないマナーだけれども、てっとりばやいのは、エッグスタンドに置かれたたまご上面をテーブルナイフの横っぱらでパコン!と叩いてやること。上っ側が平らになってキレイに取れるんですねー。

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だからでしょうか? 海外では、料理中にもナイフでカン!とやって生卵を割る人を時々見かけます。日本ではあんまりやらないので、なんだか新鮮です。

ナイフじゃないですが、こんな動画もあります↓

カッコいい!ここまで来ると「お金が取れるレベル」ですが、ことわざと逆に超大げさですね!言うなれば「ナイフの背で卵を割れるのに“曲芸”を用いる必要は無い」・・・・・・なんて新しいコトワザになりそうです ^^;

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

関連:たまごのソムリエコラム・・・たまご・鶏さんのことわざシリーズ一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2015年04月9日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

エルサレム賞受賞の際に「壁と卵」のスピーチで話題になった村上春樹さん。少し前に期間限定ブログ「村上さんのところ」を始められたのですが、これがまた面白いんです。一月末までに募集されたメールの質問(なんと2週間で3万通も来たそうです!)を、毎日応えられているんですね。

内容は多岐に渡り、「村上さんが一番好きな自分の小説は?」など作品に触れる質問から、「夫が自己啓発セミナーにはまっています」みたいな人生相談や「コロッケをおいしくするコツについて」などどうでも良いような質問まで本当に様々です。

私は徳島県在住ですが、「徳島のすだちをご存じですか」という質問が昨日あってビックリでした。大作家に何を聞いているのですか(笑)

どの質問に対しても軽妙でユーモアがあって考えさせられるさすがの回答となっています。

当ブログは基本たまごの話しかしないのですが、「そういえば村上さんは卵のスピーチをしていたなぁ・・・!」とムリヤリつながりでご紹介でした。

ちなみに村上さんの小説にはいろんな美味しそうな料理が出てきまして、再現レシピ本まで出版されているくらいです。 個人的にはそっちも非常に興味アリです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

(関連:「たまごを石に投げると・・・」:視点を変えて勝つべし【たまごの諺】 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2015年04月7日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ベシエール、という町をご存2知でしょうか?フランス南西部にある人口3000人ほどの小さな町です。 ここには一年に一度、イースターの日(復活祭)に全仏から沢山の人が訪れ、おお賑わいするんですね。

それは、巨大オムレツづくりのイベント。

一度に数千個のたまごを使用した巨大オムレツで、プールかよ!とツッコみたくなるくらい大きなフライパンを使い、なんと40人ものコックさんが一度に調理をします。

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お祭り中に使用するたまごの数は、15000個!おおぜいのスタッフで割ります^^

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できたオムレツは訪れた人たちにふるまわれるのですが、美味しいパンと共に食べるんですね。40人のシェフ自らふるまってくれます。

みんなニコニコでホント美味しそうなんですよねー!

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この巨大オムレツイベント、もう40年以上も続いているのだからビックりです。しかも発祥は19世紀、かのナポレオンボナパルトに始まるんですね。

かつてナポレオンがこの地を訪れた際、町中の卵を集めさせ、彼とその軍の兵士たちにオムレツをふるまったことがキッカケなのだとか。

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偉人のエピソードが毎年のお祭りになったんですねー。 いま静岡で開催されている、徳川家康公の「大御所花見行列」みたいなものでしょうか?


◆フランスはオムレツ発祥の地
とはいえ、なぜ復活祭(イースター)の日にオムレツなのか?というと、それはキリスト教と関係があります。

キリスト教において卵は「復活」の象徴なんですね。なので、イースター=たまご、という図式がしっかりとできあがっているわけです。

米国にヨーロッパ、いろんな地域でイースターに卵関連の催しがなされますが、この町のお祭りがゆでたまごでも無く「オムレツ」なのは、やはりオムレツがフランス発祥でもあるから。そもそも「オムレツ」という言葉自体フランス語ですし。

オムレツの語源には諸説ありますが、素早い男hommeleste・オムレスト)が元だという説がありまして、なるほどナポレオンと兵士に早く料理をお出しをするには、ピッタリだったのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

通りがかったお店の前にデッカイ「缶コーヒー」があってビックリしました。イベントカーのようですね。見慣れた光景が一気に非日常になって、面白いです。

でっかいものに恐怖を感じる人はわりと多いのですが、こと食べ物に限っていうと、でっかい食べ物にワクワクを感じる人が多数派のようです。

たとえば卵でいうと、「ぐりとぐら」なんかもそうですね。

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これは、赤ちゃんの頃、小さい頃に見たいろんな食べ物への憧憬が刷り込まれているんじゃないかと思っています。

子供のときって、普通のハンバーガーやオムレツだって、でっかく見えますよねー。そして食べきれないサイズに憧れちゃうわけです。

スイカなんて、小さい頃は「超デッカイ果物」ってイメージでしたし。

みなさんどう思いますか!?

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2015年04月2日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今、米国では健康の高まりと共に「たまごかけごはん」が大ブーム。

それも食べるだけじゃなく、その色味とコントラストの美しさから、絵画や写真など様々なアート作品として「卵かけご飯」が独自の芸術ブームを巻き起こしています。

そして、な、なんと!米国在住のプロアーティストが当社の『究極のたまごかけご飯専用たまご』を「作品」に、ニューヨーク近世美術館にて「TAMAGO-KAKE-GOHAN」展が開催されています。

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“卵の鮮烈な黄色とライスの白の取り合わせは、日本文化の至宝、近代における食の芸術だ。”

これは、上記の展示作品を手がけられたアーティスト、Grade・A・Largesize氏の言葉。

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もはや「卵かけご飯」は世界の宝。日本では食べるものという前提ですが、そのシンプルな美しさが非常に受けているようで、向こうでは「愛でる」対象になっているようです。

いやー、とても光栄な話です。

米国ではこの影響でたまごの消費量が27倍に増え、生で食べられる管理基準の卵商品ニーズが大きくたかまっており、私達も、米国向け「たまごかけご飯専用たまご」を開発、夏ごろの発売を予定しております。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ギネス級・・!?超スゴイサイズの鶏卵、当社で産まれる! – たまごのソムリエコラム

(関連:【ニュース掲載されました】ペンギンの卵を販売します・・・!? – たまごのソムリエコラム

・・・・・・・・・というエイプリルフールのウソ記事でした。

展示写真一枚目はルーブル美術館、二枚目はNY近代美術館への合成です。 今回は“妄想”ですが、卵かけご飯の色とりあわせはとっても好きなので、ぜひいつの日か実現してほしい!と思っております^^;

写真の人物は知人のイタリア人で、名前は英語でいう「Lサイズのたまご」の事です。ではでは。

 

※この記事は、たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグの「あったらいいな。」を妄想とした4月1日発の架空記事です。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2015年04月1日