小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

鶏さん・鳥さんのコト 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

以前も書きましたが、3月3日ひな祭りの日は、平安時代から宮中で続く「闘鶏占いの日」なんですね。

源氏と平家の運命を分けた「闘鶏占い」 – たまごのソムリエ面白コラム

「鶏合(とりあわせ)」と言って、闘鶏によって五穀豊穣をお祈りして今年を占う神事の日であります。

もともと神道とニワトリさんは関係が深く、鳥居はそもそも「神に仕えるニワトリの止まり木」と言われています。

また、和歌山県の「闘鶏神社」、山形県の「荷渡(にわたり)神社」のように、そのものズバリ、ニワトリさんを祀った神社も全国にあるんですね。 神事にたまごを使う埼玉県の鷲宮神社のようなところもあります。

「ひな祭りは運気をリセットしてUPさせる日」だという専門家の方もいらっしゃいまして、そのためにも五行説でいう「金運と相性の良い十二支」である酉と丑、すなわち鶏肉や牛肉を食べると良い日なんだとか!?

今年を占うニワトリさんの日、ということをチョット思い出していただいて、ひな祭りの日には、ぜひ鶏肉料理をめしあがってみてはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2016年03月1日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

当社がお届けする「たまご」が生まれている農場では、秋になりピカピカの若鶏さんがデビュー中です。

彼女たちはヒヨコとして生まれた後に4か月ほどで大人になって、たまごを産みはじめてくれるんですね。

生まれるのは、育雛場(いくすうじょう)という、プロのヒヨコを孵し屋さんのところ。 育雛場さんでは「ふらん器」と言う専用の機器を用いて卵を温めます。


◆人肌で卵は孵せるか・・・!?◆
さて、漫画「パタリロ」では、主人公パタリロが卵を自分で抱きかかえ、温めてヒナを孵すというシーンがあります。 また、鶏ではありませんが、「ドラえもん」では恐竜の卵をのび太が温めて孵すシーンがあります。(『のび太と恐竜』より)

寒い日が続いております。

布団でぬくぬくと寝つづけるのはとっても気持ちいいのですが、もし! 21日間、“人肌”で卵を温め続けたら、はたしてヒヨコは生まれてくるのでしょうか・・・・・・?

結論から言うと、“体温差”の関係でこれはムリなんです。ニワトリさんの平均体温は42℃前後。 対して人間は約37℃です。 実はニワトリさんの体温は、人間よりもずっと高いんですね。 当然ですが、その高い体温で卵が育つようになっています。

すなわち、37℃前後の“ヒト体温”では、ヒヨコさんは生まれてこないんです。 うーん、残念だ!(なにが?)

ちなみにワニなどの爬虫類は孵化温度が30-32℃前後と人間の体温より低いので、うまく調節すれば、のび太の育てた“恐竜の卵”のように人肌で孵ることは十分ありえるわけです。

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パタリロは間違いで、のび太は正しい考証だった…。と言えるでしょうか^^;

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2015年11月13日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

スコットランドのあるお店のトイレ標識です。女♀と男♂なのですが、ニワトリさんで表現とは面白いですねー。

オスとメスのニワトリさんの見分け方は、尾羽やトサカの違いが分かりやすいです。

オスの方がトサカが立派で尾羽も長めです。

体もメスはちょっと小さ目なんですね。

上の写真で言うと、右がオスです。

尾羽が立派ですが、この部分だけは水を弾きませんので、今日のような雨にうたれると、ションボリトホホな尻尾になっちゃうんですね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2015年08月22日

たまごのソムリエ・こばやしです。毎日あついですね!

地獄から来た鶏」と異名を持つ生き物がいます。

いや、正確にはいました。

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それは、昨年発見された新種の恐竜で、

正式名は「アンズー・ワイリエイ(Anzu wyliei)」と言います。

体長3.5メートル、頭に雌鶏のようなトサカがついていて鋭い爪と細い足をもっていたようです。

ダチョウに似た足で、かなり速く走ることができたのでは、と考えられています。 そして肉食

ニワトリみたいで、

メッチャ足が速い肉食恐竜。

うーん、こんなのに襲われたらひとたまりもないですね。足がめっちゃ速いのって、ティラノサウルスとはまた違った恐怖があります。

あさってからいよいよジュラシックパークシリーズの最新作「ジュラシックワールド」が公開となります。 私も楽しみなのですが、もし「地獄から来た鶏」アンズーさんも出ているならば、すっごくワクワクするのですが・・・・・・観に行ったときにチェックしなくては!

ちなみに恐竜のDNAは「鶏」と最も近いとも言われており、「ティラノサウルスの子孫はニワトリだ!」なんてよく言われます。 ニワトリDNAからさかのぼってティラノサウルスを現代に復活させる!なんてハナシもあるくらい。 上記の“鶏”異名もあながちヘンではないのかも!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2015年08月5日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

いよいよ梅雨入りしましたね!

じめじめしていやーなもの、とお考えの方も多いかと思いますが、美味しいお米のためには無くてはならない天の慈雨、なにより田んぼの苗が雨に濡れそぼっているのも風情があってナカナカ良いものです^^

さて、放し飼いのニワトリさんは、当然雨に濡れてしまうのですが、割と平気なんですね。

 

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なぜかというと、羽毛に油を含むため水を弾き、濡れないから。 これは、白鳥やカモなど水鳥とおんなじ特徴です。

ただ、好き嫌いで言うと雨の日はそんなに好きじゃないやつもいるみたいで、雨の日は小屋から出てくるニワトリさんはちょっと少なめです。
平気なヤツも沢山います。
これが、スズメなんかだと、もともと雨をはじくことができませんので、「濡れる=死の危険」ですから、ぜったいに雨宿りします。
ちなみに、濡れても全然ヘイキなのはめんどりさんだけでして、雄鶏は尾羽(飾り羽)が水に濡れてしまいますので、なんというか雨の日はションボリした感じになっちゃいます。(当社でお届けしている放し飼いたまご農場にはオスはいませんが…)
同じ男性(?)として、少し悲哀を感じますね^^;
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
羽毛に油を含むため水を弾き、雨に濡れないからなんですね。 これは、白鳥やカモなど、水鳥とおんなじ特徴です。
カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2015年06月8日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

最近ウチの庭につがいのカラスが居ついています。見えないですが、巣をつくったんでしょうか?

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カラスはとっても夫婦仲が良いのだそうで、二羽で目撃されることがとても多いのだとか。

ほほえましく思いながらも、巣が近くにあって子供が攻撃されてもイカンしなー・・・とちょっと悩み中です。

さて、たまご屋なので卵の話をすると、カラスのたまごはその漆黒の体からは想像もできないちょっとキレイな色なんですね。 うすい青色のベースに黒目のもようがついているかんじで、なんというか、青色大理石みたいです。

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味は・・・食べてみたことあるよ!と言う方にお聞きしたことがあるのですが、ちょっとおススメはできない風味なんだとか。

たまごの風味は親鳥さんが食べている物にも大きく左右されますので、山奥に住んでいるのと都会でゴミをあさっているのとではたぶん味が変わるんじゃないかとは思います。 ちなみにカラスはワシやタカと同じ捕食性の鳥で、ハトなんかも襲うそうです。徳島は田舎なので、ゴミよりも他の動物を捕まえる方が多そうです。

教えるとオウムのように人語もしゃべるそうですし、普段のイメージとは卵から成鳥までかなりかけ離れているんですねー。面白いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2014年06月19日