小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

食感オノマトペで出数がめっちゃ増える

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご料理メニューに
たった「一言」加えるだけで

出数が17%アップ
そんなデータがあります。

それは、

「食感」のオノマトペ

「ふわふわ」とか
「もっちり」とか
そんな言葉ですね。

「かおり香ばしい」「見た目ステキ」
とかも良いですが、圧倒的に
『食感』の方が効果大と言われます。

たとえばコンビニ業界では、

もちもち

の食感を入れると
売り上げが5倍になる

なんてことも言われるくらい
食感オノマトペの効果は
大きいんです。

特に、

この食感効果は
たまご料理で効果大との
研究報告もあります。

とろふわ

とろ~り

一言プラスで変わります。

あと「半熟」関連が
すご~く効果大なんです。

半熟トロトロ

は日本人は大好きでして、
この「半熟系」キーワードに
響く方がとても多いのです。

先日、「あえて固ゆで好き少数派を狙う手も面白い」
というブログ記事を書きましたが、
尖った戦略の場合ですね。

王道の美味しさ訴求なら
『とろ~り半熟』の伝え方は
多くの人に向けてとても
効果的です。

中部大学の小川宣子教授が
以前おっしゃっておられましたが、
研究によると

「食感は美味しさの6割を占める」

のだそうです。

あまり僕たちは普段意識しませんが、

くちどけサラリ

ねっとり濃厚さ

ジューシーなコク旨・・・

美味しさの要素って、
食感がとても大事なんです。

本来、
人間の舌や口内、歯ざわりは
とても高性能でして、ほら、
たとえば髪の毛が一本、口に
入ったとしても、すぐに
歯ざわりですら気づくことが
できる、食感に対する超高性能
の感覚を持っています。

ですので、
食感には、とても強い魅力が宿る
魔法のキーワードなのです。

また特に、日本人は
食感に関するキーワードが
とてもとても多く、

たとえば、

バリバリ ボリボリ サクサク
ホロホロ さっくり パキッ

クッキーやおせんべいなど
固い食感で使われる表現だけ
でもめっちゃあります。

これは、世界的にみても
超めずらしい言語文化なのですね。

この食感文化の魅力を
利用しない手はありません。

また、特定のメニューにだけ
めちゃくちゃ相性抜群の
食感表現があったりもします。

僕は大学院時代の研究、
食品メーカーの研究所
での取り組みで、

食感レオロジーについて
研究をしまして、一部
論文もださせてもらいました。

あなたのお店の卵メニューの
魅力底上げする表現
ご興味ありましたら、
ご質問くださいませ~。

食感の一言を付け加えて
お店のさらなる魅力アップ
楽しみにしております!

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2022年09月11日