小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ニワトリって早起きなの?【たまご・鶏の慣用句】

kanyouku_2014060.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。ひさびさ!たまご・鶏さんの慣用句、第23弾です。

<三更まで灯りをともし、五更に鶏の声を聞く>(三更燈火五更鶏)

漢詩の一節で、現代中国でも用いられる表現です。

夜遅く寝て、朝早くに起きる」

という意味になります。

となります。更(こう)」とはかつて中国で使われていたちょっと珍しい時間の区分で、日が暮れてから夜明けまでの「夜」を五等分したもの。

一更が夜明けすぐ、五更が夜明け直前なので、三更だと大体午前2時-3時くらいでしょうか?夜明けが6時くらいと考えると、この慣用句は「たった3時間しか寝ずに超がんばる!」ってのを少しエレガントにした表現なんですねェ。(^^)

三更燈火五更鶏で勉学に励む』、というような使い方をするようです。

kanyouku201406.jpg

◆夜明けイコール鶏さん
ちなみに鶏さんは必ず夜が明けてからしか卵を産みません。暗闇で割ってしまわないように、という本能からでしょうか?かならず夜明けとともに産卵を始めるんですね。なので、「五更鶏」はまさにその通りであって、ニワトリさんは夜明けの象徴というのは非常にうなづける話です。

関連:たまごのソムリエ日記・・・たまご・鶏さんのことわざシリーズ一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ2014年06月25日