小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

世界のお祝いといえば「たまご」!?

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

ちょっと必要となり
ある士業資格試験に合格しまして、

家族がお祝いにケーキを
買ってくれました!

うれしいですね~。

ところで、
お祝い事ってなぜ「ケーキ」
なんでしょうね?

そもそも甘いものじゃなくちゃ
いけない決まりだって
ないはずです。

日本だと、
そもそものお祝い事の
料理は「もち」でしょうか。

生誕一歳のお祝いなんか
だと、一生餅ですし。

もち=お祝い事

というのも個人的には
しっくりくる感覚です。

『誕生祝いのケーキ』は
古代ギリシャ・ローマの
神への捧げものから
来ているそうで、

日本に入ってきたのは
大正時代から。
不二家が広めた、なんて
話もあるようです。

考えてみると
我が徳島県の一部地域には
お赤飯に塩じゃなく
砂糖をかける風習が
あるのですが、

貴重だった砂糖を
慶事の料理につかうという
のは、お祝い事としては
しごく自然な発想なのかも
しれません。

 

◆たまごでお祝いする世界の文化

そして、

お祝いといえばたまご

という文化も広く海外に
あるのをご存じでしょうか!?

たとえば中国では
子供が生まれると、
真っ赤に染めたたまご
親戚にくばって、
みんなで食べてお祝いします。

またマレーシアでは
結婚式、といえばたまごで、
超ステキに飾ったたまごを
みんなで愛でてから
出席者に配るんです。

また季節のお祝いだと、
イースターだって
たまごのお祝い事ですし、

ユダヤ教の焼き卵ベイツァも
神にささげるお祝いのたまごです。

こうしてみると
中国アジアにヨーロッパと
いがいと広い地域で
たまごがお祝いに・・・!
なってますね~。

これは、
上記の砂糖と同じで
たまごが貴重なものであった
という事と、

また生命の源であるという
エネルギーあふれる存在
であるという考え方から
来ているんですね。

とても興味深いです。

ところで、
日本ではあまり「卵でお祝い」
という感覚は無いですよね?

それはきっと、

あまりに普段たくさん
食べる卵好き民族だから

ですね。

たまごを食べるのが
当たり前すぎて、
お祝いにならないわけです。

それはそれで、スゴイ…!

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:子宝祈願のゆでたまご【マレーシア】 | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学2022年11月29日