小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ネットスラングになった台湾の「たまごの中」

クスっと来る仕掛けが
あなたのお店のファンを増やします!


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

台湾のSNSを見ていると、ときどき
変わった文脈

「蛋(たまご)」

の文字が出てくることがあります。

イベント告知などに

「蛋里!」(卵の中)

と書かれていたり

時には嘲笑している写真や
イラストにかぶせて、

「蛋里」「蛋里甲塞」

のテロップが入れられていることも。

いったいなんなんでしょう?

 

◆「卵の中」が「待ってるよ」!?

これ、
「蛋里(たまごの中)」(ダン リィ)
中国語の「等你(君を待つ)」(ドン リィ)

音が似ていることから生まれた、
ダジャレ的なネット表現として使われるのです。

 

日本のネットで
「サーバー」を「鯖」と書いたり、
「そんな気がする」を昔「希ガス」と
書いたりした、あの感覚に近いですね。

 

ですので、
たとえばイベントのお知らせをするとき
そのテロップに

「待ってま~す♪」

みたいな意味で

「蛋里♪」=「卵の中♪」

と書くわけです。

「卵の中」が
あふれる世の中・・・

うーん、
卵屋としてはテンションあがりますね!

ただし「蛋里甲塞」のように、
別の言葉遊びと組み合わさって
相手を煽るような表現になる場合もあります。

こちらは安易に使わない方が良さそうです。

 

◆ヒット曲から広がった!?

このネットで人気なミームの由来は
台湾のあるヒット曲から。

 

人気アーティスト
周杰倫(ジェイ・チョウ)さんの
『等你下課 Waiting For You』という曲、

このサビに「等你(君を待つよ)」が
何度も出てくるんですね。

 

それがある時、
「『たまごの中』って連呼してるみたい。」
って話題になって、
ネットで人気のミームになったんです。

放課後に好きな人を待つ、という風景が
卵の中でジーっと待つ、という

「そりゃ無理だろ。」みたいな
情景のギャップと自虐がネット民にウケたのでしょうね。

 

◆台湾のお客様に「クスッ」を

そして、この小ネタ。
日本のお店でも使い道がありそうです。

2025年の訪日台湾人数は
676万人を超え、過去最高となりました。

しかもリピーター率が8割を超える
大事なインバウンド市場です。

つまり、
飲食店や洋菓子店、
製パン店さんにとっても
台湾のお客様は無視できない存在です。

そこで、たとえば卵料理のPOPに、

「蛋里!」

と小さく添えて、
その下に

「おいしい卵料理で待ってます!」

なんて説明を付けてみる。

 

台湾の方が見れば、

「日本のお店さん、なんでそれ知ってるの!?」

とクスッとしてくれるかもしれません。

インバウンド対応というと、
つい「正確に翻訳しなきゃ」なんて
難しく考えてしまいます。

もちろんメニューやアレルギー表示など、
正確さが必要な情報はありますが、

でも、
お店のファンになってもらうための
コミュニケーションなら、

完璧な外国語より、
「あなたの文化をちょっと知っていますよ。」

という小さな遊び心が
距離を縮めてくれることもありますよね。

しかも今回は、

「卵の中で待ってます。」

たまご料理があるお店さんには
かなり都合の良いダジャレです。

ただし
「蛋里甲塞」まで覚えて
調子に乗って使わないほうが良いですが・・。

 

卵屋としては、
「蛋里」で
止めておくのが半熟ですね!

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

インバウンドで受ける意外な日本的たまご料理って!?その① | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話2026年09月18日