小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

月へ向かう朝もスクランブルエッグから始まった!「挑戦する日の朝ごはん」

受験当日、お店のオープン日、
大事なプレゼンの日……。

あなたが「大冒険」に出る日の朝、
何を食べますか?


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

人類初の月面着陸を目指した
アポロ11号の3人の宇宙飛行士。

1969年7月16日、打ち上げ当日の朝、
彼らが食べたものが記録に残っています。

スクランブルエッグ

ステーキ

トースト

オレンジジュースとコーヒー

午前4時15分に起床した3人は、
この朝食をとってから宇宙服を着て、
発射場へと向かいました。

どうでしょう?

「これから人類史に残る月への旅!」

・・・という朝にしては、
意外なくらい普通の朝食ですよね。

 

◆じつは理にかなった朝食

このアポロ11号出発日の朝食は、
NASAによってすご~く考えられた
メニューだった、と言われています。

このメニューの特徴的は
卵や肉を中心とした高たんぱくで
食物繊維の少ない内容であること。

体に負担をかけず、
消化吸収が良くて
老廃物(便)が出にくい
食事内容です。

 

宇宙飛行中の限られた環境や
排泄のコントロールを見据え、
消化管にガスや余計な負担を溜めないための配慮でした。

つまりトイレに行きたく
なりにくいメニューですね。

打ち上げ準備は
宇宙へ打ちあがるまで、

「ちょっとトイレ。」

なんて言いにくい状況なわけですから・・

 

その点、卵は
たんぱく質が豊富で
食物繊維を含まない
理想の食材です。

彼らのように
これから重要な打ち合わせや
大事なプレゼンがある・・・。

そんな日の朝食には
スクランブルエッグとシンプル肉料理は
なかなか理にかなった選択肢といえます。

 

◆「いつもの食事」が力になる

そしてもうひとつ面白いのが、

ものすごい挑戦の日なのに、
ものすごく普通のものを食べている

という点。

僕が受験生だったころ、
入試直前に担任の先生から、

「“敵に勝つ”とか言って
試験の朝にトンカツなんて食べるなよ。

いいな!
いつも通りでいいんだ。」

と強く言われたことがあります。

スポーツの世界には、
いつもと同じ動作を繰り返す
「ルーティーン」があります。

食事だって同じですよね。

緊張する日ほど、
食べ慣れたものが安心につながる

アポロ11号の朝食にも、
そんな「日常の強さ」を感じます。

 

◆卵は「いつもの朝食」の代表選手

ちなみにアメリカの朝食では、

「Two Eggs, Any Style」

という定番の注文があります。

卵2個で
目玉焼きやスクランブルエッグなどを
「好きな調理法で」たのむ方式。

そこにベーコンやソーセージ、
トーストなどを合わせます。

つまり、
たまご料理はアメリカ人にとって
すごく身近な「いつもの朝食」なんですね。

 

人類が初めて月を目指した朝も、
その「いつもの卵料理」から始まった。

そう考えると面白いですよね。

飲食店さんやホテル朝食でも、
特別なメニューだけが
お客様を元気にするとは限りません。

 

いつものスクランブルエッグ。
いつもの目玉焼き。
いつものトースト。

ありふれた朝食だからこそ、
これから何かに挑戦する人の背中を
そっと押してくれるのかもしれません。

 

◆モーニングで物語をアピール

そこで例えば、

「挑戦する日のモーニング」
「大事な朝のスクランブルエッグ」
「アポロ11号クルーも食べた、出発の朝食」

みたいな、
朝食メニューにちょっとした
“物語”を添えてみるのは
いかがでしょうか。

料理そのものを大きく変えなくても、
背景にあるストーリーを伝えることで、
いつものたまご料理に新しい価値が生まれます。

ホテルや飲食店の朝食は、
お客様にとってその日最初の食事。

「今日も頑張ってください。」

そんな気持ちを込めた玉子料理で、
その日、何かに挑戦するお客様の背中を
ぜひ押してみてくださいませ!

月まで向かう朝だって、
スクランブルエッグからですし。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。