ゆるい調理がむずかしい!?家庭のたまご料理

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前ですが、
強豪・桜花学園にある「2つのバスケ部」が
ネットで話題になっていました。
同じ学校に、特待生中心の
「優勝を目指すバスケ部」と、
楽しむことを目的とした
「みんなでバスケ部」があるのだそう。
へー、面白い!
「ゆる部活」って大事ですよね。
僕も学生のころ血迷って強豪部活に
入ったことがあります。
ですが、
そのハードな取り組みになじめず、
その後なんとな~く運動に
「苦手感」を持ってしまっていました。

ところが社会人になって、
先輩のお誘いでバドミントンを始めたんです。
週一回、ゆる~く。

これが、面白かったのです。
なんというか、
スポーツの「楽しい部分」を
初めて味わえたというか。
◆料理にも「ゆる部」がある
これって料理にも言えます。
技術を磨いて追求する
プロの料理も良いですが、
食べたいときに、テキトーに
ゆる~く手軽に作れるのも
料理の良いところ。

いわば、
「追求する料理」と「ゆる料理」です。
ですが、
たまご料理って、この2つの差が
意外と大きいんですよね。

たとえば豚肉なら、
あまり料理をしない人でも
塩コショウして焼くだけで、
それなりにおいしくなります。
いわば簡単に「80点」くらいまで行って、
残り20点を技術と経験で埋めていく感じ。

ところが卵料理は、
だし巻き玉子を
気軽につく…れない!
オムレツをテキトーに
つく…れない!

もちろん、
簡単においしく作るコツはあります。
ですが、
「豚肉が好きで、よく炒めて食べるんだ。」
と、
「卵が好きで、オムレツをよく作るんだ。」
では、受ける印象がちょっと違いません?

後者にはなんとなく、
「おっ、料理上手なのかな?」
という感じがでます。
卵かけご飯はともかく、
オムレツ、
ポーチドエッグ、
だし巻き玉子、
カルボナーラ……。
火加減や時間、混ぜ方ひとつで
仕上がりが大きく変わるヤツです。

◆だから飲食店さんの「利益の源」になる
ここが商売として面白いところです。
家庭でも作れる。
材料もよく知っている。
なのに、
「家では、あんなふうに作れない。」
この差が、飲食店さんの
たまご料理の価値になります。

ふわっと巻いただし巻き。
中がとろっとしたオムレツ。
絶妙な半熟のポーチドエッグ。
なめらかなカルボナーラ。
高価な食材を使わなくても、
お客様が「さすがプロ!」と感じる
瞬間を作りやすいんですね。

洋菓子店さんなら、
なめらかなプリンやカスタード。
製パン店さんなら、
しっとりやふわっと、
食感にこだわった玉子サンドなども同じです。
身近な卵だからこそ、
家庭との差が分かりやすい。
つまり卵料理は、
「知っている味なのに、自分では再現しにくい」
という、なかなか優秀な商品なんです。

ですからお店では、
難しい料理をさらに難しくするだけでなく、
「家で作れそうで、作れない。」
そんなたまご料理の表現とアピールが
繁盛のヒントになるかもしれません。

料理の「ゆる部」は家庭におまかせして、
お店ではぜひ、
「さすが強豪!」な卵料理を。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。


