小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

面白たまご話 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

サッカーワールドカップ
さらに盛り上がってますね!

ベスト4も決まりつつあり、
ますます目が離せません。

特にアルゼンチン。

大黒柱メッシを中心に
勢いがすごいですよね。

先日のエジプト戦の大逆転も
ワクワクしながら観ていましたが、

卵屋として面白いな
と思ったのがベスト32の
アルゼンチン対カーボベルデ戦。

先週末にフランスのメディアで
こんなニュースがありました。

メッシの「ハトの卵」、伝説的な試合、そしてフランス代表への痛手……金曜~土曜にかけて見逃した出来事”(RMCスポーツ)“Coupe du monde 2026: oeuf de pigeon de Messi, match de légende et coup dur pour les Bleus… Ce que vous avez raté dans la nuit de vendredi à samedi”:RMC Sport

『~試合の激しさと雰囲気を象徴するイメージが2つある。1つ目は、試合後ミックスゾーンでメッシが被っていた鳩の卵。これは、転倒した際に(意図的ではないが)膝が頭に当たった結果だ。』

試合中に
メッシが転倒して
「鳩の卵」を被った。

ということがニュースに
なっていました。

 

ええ・・!?

競技フィールドに
ハトがを産んでいたってこと?

それがなぜ「激戦」の象徴なんでしょうか。

なんだかおもしろい記事タイトルですよね。

 

◆昔からの言い回し

じつは欧米では

たんこぶ
を卵で表すんです。

英語ではたんこぶを
『ガチョウのたまご』
(goose egg)
と言います。

今回が「鳩の卵」なのは、
そこまで大きなたんこぶじゃなく、

激戦の中で膝があたり
たんこぶができた。

試合後のメッシをよく見ると
小さなたんこぶができている。
それくらいすごい試合だったのだ。

という記事内容ですね。

それで「鳩のたまご」。

 


上のポストの写真が、まさに『ハトの卵』です。

あー、これは痛そう!

またしても別次元の
超プレーを見せるメッシ、

それに対して我が徳島県くらい
の人口の島国が、

強豪アルゼンチンに
まったく引かずあきらめず
延長までもつれこむ。

記事中で
「伝説と言うのにふさわしい」
と評するだけある名試合で、
その象徴が「メッシの“鳩の卵”」だったわけです。

スポーツバーやカフェで
このエピソードにあやかって
卵やうずら卵なんかの
ピクルスをメニューイングしても
いいかもしれませんね。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:あぶない!?頭に『ガチョウのたまご』って…? | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2026年07月10日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

ヴィ―ガン料理で、いま
チベット産の塩『カラ・ナマク』
とても人気なんだそう。

理由は「卵」
なんです。

カラ・ナマクは
ヒマラヤでとれる岩塩なんですが、

ちょっと変わった特徴が2つあります。

まず、色が黒いこと。

そして、

ほんのりと
たまごっぽい香りが
すること。

ですので、
この塩を使うとなんと!

卵を使ってないのに
卵の風味がする料理
できるんです。

なかなか面白いですね~。

 

料理人さんにのお話では、
ベジタリアン料理、
ヴィ―ガン対応メニューって、

コクや風味の強さを出すのに
ちょっと苦労するんだそう。

味でいうと、
例えば『かつお出汁』だって
使えないわけです。

そして香りもそう。
食欲をそそる複雑な香りや
香ばしさって、

お肉の焼けた香ばしさみたいに
野菜ベースだとちょっと出しにくい
美味しい香りがあるんですね。

そこで、
この「カラ・ナマク」なんですよ。

野菜だけのメニューで
複雑で豊かな風味を演出できる
ステキな塩、
というわけなんです。

でも、卵の香りって
どんなのを言うのでしょう?

じっさい
カラ・ナマクを使ってみると、
ちょっとゆでたまごっぽい
イオウっぽい香りがします。

これはなるほど!・・・とわかる面白い香りですね。

 

◆卵関連の料理にもかなり合う!

さらに、卵料理まわりでも効果性が高いんです。

それは、

・たまご料理の風味アップ

・ヴィーガンエッグ料理(植物性卵料理)
など、卵不使用のたまご料理風味アップ

これらに効果的なんですね。

 

けっこう特徴が強いので、
アボカドスライスとかトースト、
ポテサラにひとつまみかけるだけでも、
かなりおもしろいおいしさになりますし、

またシンプルなオムレツにかけると
そのおいしさがさらに際立ちます。

 

たまごと同じで酸味と相性が良いので、
ドレッシングなんかに使っても
美味しいです。

 

ちなみに日本でも手に入ります。

見た目にも面白いのでぜひ、
あなたのお店のたまごメニュー
差別化にも使ってみてはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2025年10月27日

生活に根付いている卵にはときどき

なんじゃこりゃ!?

と驚く情報が流行することがあります。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

「エッグクレンジング」

というものをご存じでしょうか。

直訳すると『たまご浄化』
何年か前からネットで見かけるようになりました。

これは健康法でなくレシピでもありません。
なんなら食べません。

『卵の儀式』です。


生卵を持って
反対側の手の指先から頭に向かって
ゆっくりと転がしていく。

あたまの上まで転がしたら、
今度は卵をへそへ向かって転がし、
そのまま
足先まで体の表面を移動させる。

こうすることで
全身の「悪い気」が卵に取り込まれる。

 

最後に「気」を吸い取った卵を
水を入れたコップに割っておしまい。

悪い気が吸収された証拠に
たまごの白身が濁っているのがわかります。

また、その色や形であなたの状況が占えます。

最後にその卵は捨てます。


・・という儀式。

 

SNSで定期的にバズってまして、
この信仰に共感した人たちが広め
バイラル化しているんですね。

つい最近も
TikTokインフルエンサー、Hoodwichの
ブリ・ルナさんが家族で実践していると紹介し
何度目かの話題になりました。

 

◆「南米の民間信仰」が発祥

調べてみると発祥はメソアメリカ、
メキシコやカリブ海あたりで生まれた
呪術・占い民間信仰のようです。

いわゆる『スピリチュアル』系として
認識されていまして、

生れは比較的新しく
始まったのはここ40年くらい?っぽいです。

 

なるほどわか・・・らないですねェ。

 

◆「卵=聖」は世界にあるが・・・

卵を『聖なるもの』とする考えは
ヨーロッパ中心に古くからありまして、

卵でドラゴンを退治したり
卵から聖人が生まれたり
卵で地震から町を守ったり・・・

いろんな伝説が残されています。
なんならアジアにも日本にもあります。

しかし、
それらの卵伝説と
このエッグクレンジングが大きく違うのは、
この儀式で卵が

「悪しきものを“吸収”する」

という点。

 

古くからある卵信仰って

「卵イコール聖なるもの」

であって、

「悪しきものには
けっして染まらない」

んですね。

キリストが病気を治しても
自身が病魔に染まらないように

たまごは『生命の源』であって
何か奇跡を起こしても
その神聖さは失われないわけです。

 

決して
ごみを吸い取って汚れる
コロコロみたいなイメージじゃないんですね。

 

そういう意味では
「わるい気を吸い取って捨てる」
このエッグクレンジング、
こばやしはやや違和感があります。

元気になる人がいるのは、
もちろんステキな事ですが・・・。

 

なにより『食べずに捨てる』という点が
卵屋としてはナシですね!

僕にかぎらず、
「もったいない」が根付く日本では
あまり広がらないかもしれません。

 

ちなみに
「白身が濁っている」としたら、
それは悪い気を吸い込んだからじゃなくて
新鮮な卵がたっぷり含む炭酸ガスのせい。

むしろめっちゃ良い品質の証拠と
喜んでほしいです。

このエッグクレンジングで
「健康になったよ。」という人は

・卵を全身に転がす行為が、
ゆっくりとした柔軟体操になっている。

・皮膚の上を転がすことで
ツボが刺激され血行が良くなる。

なんて事かもしれません。

 

あなたはどう思いますか?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごがドラゴンを倒す伝説 | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2025年10月21日

いまだに卵や鳥について
「しらなかった!びっくり。」
しょっちゅうあって楽しい毎日です。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

今週のビックリは、

キウィが『史上最大の鳥』の親戚だ

ということ。

 

史上最大のトリって知ってますか?

ダチョウじゃありません。

 

少し前に絶滅した鳥。

エピオルニス、
通称エレファントバード

って言いまして、
400年ほど前までマダガスカル島に住んでいました。

体重が半トンもあってダチョウの4倍
すごいですね。

 

ちなみに卵も史上最大でした。

ダチョウ卵の7倍、鶏卵140個分に相当するサイズ。

でっか~い!

しかしその大きさがアダとなり
人類によって乱獲され滅びたのですが、

飢えと戦う太古の人々にとってみれば
そんな卵はめちゃくちゃ魅力的だったのでしょうね。

 

◆キウィの卵も世界最大!?

対してキウィ。

平均で2㎏くらいですから
つまりエピオルニスの2百分の一です。

 

ですが、DNA解析したところ、
「キウィと最も近い近縁種はエピオルニス」
ということが判明したんだそう。

10年ほど前に発表されてまして、
こばやしはそのことをさっき知りました。

 

へー!

 

マダガスカル島と
キウィの住むニュージーランド。

1万2千キロも離れた場所に
200倍も体格差がある『最も近い親戚』が。
なかなかのロマンですね~。

 

ちなみに

キウィも世界最大の卵を産む鳥

なんです。

それは、

卵の『親鳥体重比』が世界一。

 

鳥類が産むたまごって、
サイズは違えど『比率』はだいたい同じなんです。

体重比で1~8%のあいだ。

ニワトリは体重2キロ程度で
卵は60グラムくらい。体重比で3%です。

 

ダチョウの卵は1.5キロもありますが、
成鳥は120キロですから
卵は体重比で1%ちょっと

比率から言うと
ダチョウ卵は『小さめ』
とも言えます。

 

対してキウィは
体重2キロに対して・・・

卵が500グラムを超えます。

なんと体重比で25%もの
超デカ卵を産むんですね。

人間で言ったら
体重50キロのお母さんが
12キロの赤ちゃんを産むようなもの。

おおお、そりゃ大変ですよね。

なんでこんな
でっかい卵なのでしょう?

 

◆「小さな巨人」説

従来の説は
もともとキウィがでっかい種から小さく進化した名残だ、というもの。

ニュージーランドに人間とネズミが13世紀にやって来るまで、地面の卵を捕る敵がいなかったんですね。

だから産卵後キウィ母さん父さんが
動かせないくらい卵がでっかくても
問題なかった・・・。

「敵がいないからこのままでいっか。」

・・となった説です。

 

◆卵がでっかく進化した説が!

ですが、その後の研究で
キウィのご祖先DNA解析から

「卵が小さいキウィ」
の存在が見つかったのです。

つまり

「理由があって、
小さかった卵を
でっかくした」

ということが示唆されたんですね。

※そしてエルピニオスは
「理由があって体をでっかくした」
ということになります。

 

めっちゃでっかい卵
に進化するメリットって
なんでしょう!?

 

◆対空防御特化だった

キウィの赤ちゃんは
卵から生まれてすぐ
めっちゃ走り回れます。

また2週間半も食べず活動できる
黄身の栄養をたっぷり身につけています。

 

ですので、
「地面からの捕食者がいない」
「空からの捕食者に対策したい」

そんな進化をめざして、

栄養タンクとして
めちゃめちゃ大きい卵

これが理にかなっていたんじゃないか。
そう考えられているんですね。

つまり上記の2鳥は、
“史上最大”までそれぞれ
『進化努力』したエリート家系

ということですね。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(参照:Ancient DNA reveals elephant birds and kiwi are sister taxa and clarifies ratite bird evolution | Science)

(参照:Why Is the Kiwi’s Egg So Big? | Audubon)

※キウィのことは
こちらにもう少し詳しく書いてます↓

(関連:キウイの卵は世界一 | たまごのソムリエ面白コラム

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2025年09月22日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

先日、香川県善通寺の自衛隊駐屯地の
行事に行っておりました。

75周年記念行事で
ブルーインパルスも来るということで
たいへんな・・・いやもうホント
たいへんな大賑わいでした。

 

急病人の搬送優先のため残念ながら
エアーショウは中止になったのですが、

災害時に活躍する車両やヘリなど
展示もたくさんあって興味深かったですね。

さて、基地の前にさしかかったとき。

隊員のみなさんが担え銃で
行進をしていらっしゃいました。

おおっ!たのもしい!
と思ったのですが、

すごいんですよ。

写真には7人写っています。

隊員さん
どこにいるか分かります?

 

動いているとまだ視認できますが、
写真だとホントわからないですよね!?

迷彩服ってすごい!

 

◆たまごのカラも迷彩服とおなじ

これって、
たまごも同じでして、

実はたまごのカラって
もともと自然界で
ものすご~くめだたない
色なんです。

ニワトリの原種はもともと
赤いたまごを産んでいたんですが、

赤卵って
土とかワラの上だと
めっちゃ見つけにくいんです。

品種改良された近代種の
白たまごは別として、

大地に巣作りするニワトリの卵は
そもそも外敵から見つけにくいように
できているんですね。

 

そしてこれは
ニワトリだけじゃなくて他のトリ、
たとえばうずら卵もそう。

変わった模様ですが、
ひとたび地面ちかくにあると
ホント見つけられません。

多彩な模様で迷彩をかけるうずら卵
そのすごさから海外では

「ニンジャエッグ」

なんて愛称までつくくらい。

また、
草原で巣作りする「エミュー」
の卵もすごいですよ。

草色に合わせて真っ青。

かっこいい!

これも赤卵やうずら卵といっしょで
遠目に見たらまったく分かりません。

 

◆シンボルとしてのすごさも!

隊員さんの迷彩柄も卵のカラ色も
危険から生命を守るため。

そして近年は
その落ち着いた色がシンボルとして
「自衛隊」と分かることから、

災害地支援の際もこの迷彩服を
かならず着用するんだとか。

たまごのカラも
こだわりどころのメッセージとして
うまくシンボルに活かすことも
できますので、

ぜひあなたのお店でも
ディスプレイとしてご活用してみるのも
面白いかもしれませんね。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:お店でたまごをディスプレイする3つのメリット | たまごのソムリエ面白コラム

 

 

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2025年04月28日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

いや~、
日本のコメ不足のように
アメリカは空前のたまご不足なんですが、

今年も
米国政府開催ホワイトハウスの
ビッグなたまご転がし祭り
例年どおりやるそうです。

 

◆ホワイトハウスのイースターエッグロール

毎年、ホワイトハウスでは
イースター翌日の月曜日
つまり今日ですが、

その日に
たまごのお祭りをやります。

たまご転がし(エッグローリング)

と言いまして、
スプーンで卵を転がして競う
伝統の遊び。

150年近くつづく
ホワイトハウスの伝統行事で

抽選となる申し込みには
5万人の応募があるんだそう。

 

あざやかに色付けした
本物の卵をつかって
あそびまして、

終わったら持ち帰って食べるんです。

 

なんと3万個!もの
ゆでたまごを一日で配ります。

すご~い!

こばやしが心配だったのが

「今年こんなに
卵つかっちゃって
大丈夫なの・・!?
批判でそう。」

という点でした。

 

◆鳥インフルで空前のたまご不足

この冬は米国で
空前の鳥インフルエンザが大発生
1500以上の農場で
1億5千万羽のニワトリが殺処分に
なっています。

かつてない卵大不足になってまして、

スーパーでの卵の値段は高騰し続け
3月には1パック平均6.23ドル(887円)と
昨年の2倍・史上高値に。

全米のレストランもメニュー変更など
大騒ぎになってるんですね。

そんななかで
たまご大量使用イベントなんて
大丈夫かなぁ・・・

という気もしましたが、
そこは強気のトランプさん
例年どおりの開催予定です。

 

ただやっぱり
今年はメディアでもいろいろ
叩かれまして

“卵大不足なのにホワイトハウスのイースター・ハントに本物の卵3万個を使用するトランプ大統領に批判殺到”
Trump slammed for using 30,000 real eggs for White House Easter hunt despite massive US shortage – Irish Star

“卵不足じゃないの? ホワイトハウスのイースター・エッグ・ロール、価格高騰中に本物の卵で進行中”
What egg shortage? White House Easter Egg Roll to proceed with thousands of real eggs amid soaring prices.

なんて記事がいくつもあがってます。

あと、トランプさん
「今年はスポンサーを募ろう」
なんて言ってまして、これも

「公的な施設の催しを宣伝利用なんて!」

・・と大批判されていて
CNN他が報道してますね。

 

ただ、
たまご不足の件は
なんども事前に打ち合わせをしたそうです。

 

メラニア・トランプ大統領夫人の
スポークスマンを務める
ニック・クレメンス氏は
NBCニュースに対し、

「ホワイトハウス・エッグ・ロールを
毎年盛り上げてくれるパートナーさん達

そして特に、
私たちの国に高品質な食を供給するため
懸命に働いてくれているアメリカの
鶏卵農家に、とても感謝しています。」

と語ってます。

 

ちなみに「大統領夫人の」
となっているのは
このイベントの企画責任者が
通常ファーストレディーだから。

 

なんにせよ、
政治の中心地でこれだけの
卵のイベントが開催され
多くの楽しさになっている点、

たまご屋としては
超うらやましい!
ですね~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2025年04月21日