小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは。たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

突然ですが皆さんは、イキナリ卵をぶつけられたらどうしますか?

「なんてことするんだ!」

真っ赤になって怒るのが普通だと思います。

では、それが“選挙中”だったらどうでしょう・・・?

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2003年、カリフォルニア州知事選挙活動中のお話。
シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガー氏は選挙演説中に、反対派の聴衆に生卵を投げつけられました。
シュワルツェネッガー氏、
顔色一つ変えずに上着についた生卵をぬぐい、こう言いました。
「ベーコンも一緒によこせよな!」

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会場は笑いに包まれ、演説とも相まって、支持者の大歓声を浴びました。

結果は皆さんもご存じのとおり。 見事州知事に当選したんですね。

ベーコンエッグはアメリカで最もポピュラーな料理のひとつ。

うまいですね。 もちろんこのジョークのおかげで当選したわけではありませんが、こういう、余裕と機転をもっての切り替えしは、聞く人に知性と余裕を感じさせます。 実際にその場で聴いていた人たちは「頼もしい」と感じたのではないでしょうか。

当時、このシーンはニュースとしてあちこちで取り上げられましたので、「シュワルツェネッガー = 知的」のプラスイメージに大きな役割を果たしたことは確かです。

さて、我が国でも、いよいよ投票が近づいてまいりました。

最近はテレビ新聞だけじゃなく、ネットのオンライン生放送などでも各候補者の方のご意見を聴くことができます。 政策以外にも、候補者の皆さんがどんな当位即妙のお受け応えをされていらっしゃるかも、ちょっとした判断材料になるのかもしれませんね。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連日記 : 選挙でよく出る「たまご」の話 – たまごのソムリエ日記

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

色々お世話になっている地元の方が、フェイスブックとユーストリーム放送を利用して「いいね!の会」催しを行っているのですが、「たまごっていいね!」企画ということで、呼んでいただきました(^^)

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参加者の方は、カフェ「Lapage」さんで食事をしながら話を楽しみます。 放送はこんなカンジの奥に見えるブースで映します。

さて、今回はたまごのお話に加えて「珍しいたまご料理」というテーマが付きましたので、事前にオーナーの東條さんと打ち合わせを。

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料理別専用たまごや、変わったたまごを元に試食・・・

そして決定したメニューをイベントにお越しになった皆さんに食べて頂きました。

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たまごかけごはんでも、歴史的エピソードのある古いレシピの再現であったり、はたまた全然イメージの違う、洋風たまごかけごはんであったり、味は絶品!だけど面白いメニューを5品用意したんですねー。

放送中は、リアルタイムでユーストリーム上からツイッターを通していろんな質問を頂き、お答えさせていただきました。

放送!とはいえ和気藹々としたゆるーい雰囲気で、楽しく熱く!たまごの魅力をお伝えさせて頂きましたー!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年12月5日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

本日は12月3日。

ワン・ツー・スリーで「マジックの日」なんですね。

なかなか洒落が効いています。 本日は「たまごマジック」をご紹介します。

〇ランスバートンの卵マジック
あまりのウデの素晴らしさに感動したホテルオーナーと、ラスベガスで13年の長期契約を結び専用劇場「ランス・バートン シアター」で大人気をはくした世界的に有名なマジシャンです。 私も大ファンなんです。

下のショウでは小さな男の子と女の子に手伝ってもらって、帽子の中から卵が・・・というマジックですが、最初は「フムフム」と感心していた視聴者も、途中からあっけにとられること請け合いです。 ラストは圧巻!

 

〇エッグバッグ
古典ともいえるマジックなのですが、使うのは小さな袋と卵のみというシンプルですごく不思議なマジックです。 手で触ってもらって確認したのに、なぜかたまごが・・・

このトリックを演じているウェイン・ドブソンという方は、日本ではあまり有名ではありませんがイギリスではテレビで自分の番組を持っているくらいの有名なマジシャン。 ぜひ生で見てみたいと思わせる爆笑トークと演出で不思議空間を創り出します。

いかがでしたでしょうか?

他にも面白いたまごマジックが沢山ありますので、後日にご紹介します。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること , マジック 2012年12月3日

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たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

マックのグラタンコロッケバーガーが今年も発売され、その「原料のスゴさ」がツイッターなどで話題になっています。

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ほとんど小麦粉・・・! これはスゴイ。 中に入っているマカロニだって小麦粉ですからねー。 まさに小麦文化の叡智を集めたメニュー、実はスゴイ料理なんですね。 なんというか、山芋と大豆で「うなぎの蒲焼」を作っちゃう「精進料理」に通じるものがありますよね。

日本文化にだって、日常的に食べるもの中にもこういう文化の極みとなる料理があるんですね。

それは、味噌汁。

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ご覧のように、豆腐と油揚げの味噌汁の場合、ネギとだし以外はほとんど大豆です。 あまり意識しませんが、長い年月をかけて培われた、「大豆文化」の粋を集めた料理なんですねー。 これまたスゴイです。 (そういえば「冷奴に醤油」や「味噌田楽」だって大豆づくしですね。良く考えてみると。)

では、たまごだけで・・・の料理なんてェはあるのでしょうか??

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フランスではどこのビストロに入ってもコース料理の最初に出てくる前菜、マヨネーズソースをかけたゆでたまご「ウッフマヨ(œufs durs mayonnaise)」という料理があります。 これは非常にシンプルな料理で、基本食材はたまごだけ。(^^) これがマタ美味しいんですよ!

 

この前菜たまご料理「ウッフマヨネーズ」はフランスでは『ウッフマヨ品評大賞』まであって、毎年大賞受賞のお店が表彰され、それ食べたさにお客様が殺到するのだとか。 ミシュランのたまご限定版みたいなものでしょうかね!? 上の写真は今年2012年受賞のレストラン「エバズィヨン」のウッフマヨネーズ。 とっても美味しそうですね!

この「ウッフマヨネーズ大賞」はかなり面白いので、また後日改めてご紹介しますね。

ここまでお読みくださってありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年11月30日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ、こばやしです。

先日イグノーベル賞受賞の、ニワトリさんを大砲で打ち出す実験をご紹介しましたが、

今回は同じくチキンを砲弾として打ち出す実験「ジョーク」をご紹介します。

 

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『チキン砲』

NASAの技術者は、ロケットや戦闘機の風防に向かって、死んだニワトリを高速で発射する特殊装置を製作した。 
しばしば発生する鳥の衝突事故を模して、風防の強度試験をするためだった。 

この発射装置のことを耳にしたイギリスの技術者たちは、 
是非それを使って最近開発した高速列車のフロントガラスを試験してみたいと考えた。 
話し合いがまとまり、装置がイギリスへ送られてきた。
 
発射筒からニワトリが撃ちだされ、破片飛散防止のフロントガラスを粉々に打ち破り、
制御盤を突き抜け、 技術者がすわる椅子の背もたれを二つにぶち割り、
後部の仕切り壁に突き刺さった光景に技術者たちは慄然とした。 

驚いたイギリスの技術者たちは悲惨な実験結果を示す写真に、
フロントガラスの設計図を添えてNASAへ送り、 
アメリカの科学者たちに詳しい意見を求めた。

それに対するNASAからの返事はたった一行だった。 

「チキンを解凍してください。」

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うーむ、想像するとなかなかスゴイですね(^^;)
こういう、「仕様」に関する致命的な理解不足と、それによるカンチガイというものは、往々にして業務用機械では良くあることなんですねェ。 私も以前ある企業の研究所に勤めていた際導入した測定器が、説明書がドイツ語で閉口したことがあります。 せめて英語ならなんとか理解はできたんですが・・・。
 
さて、上のジョークには、「アメリカの技術者がロールスロイス社にチキン発射装置を依頼する」という別バージョンもあります。  発端は不明ですが、民族ジョーク的な側面もありますので「バカ扱いされちゃかなわん。」という意識で色んなバリエーションが生まれている可能性もありますね。
 
また、このジョークを元に、都市伝説を検証する人気番組「ディスカバリーチャンネル」にて、「はたして冷凍チキンと解凍後のチキンでは、射出した破壊力は異なるのか?」が本気で検証されています。

 

なんにせよ、クリスマスももうすぐ。

ニワトリさんは「食べる!」ものですよねー!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2012年11月21日

 

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たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られるイグノーベル賞「面白たまご・鶏研究」シリーズのご紹介第三弾です。
97年 イグノーベル賞 気象学賞 バーナード・ヴォネガット(ニューヨーク州立大学)>
『論文「ニワトリの羽がちぎれる現象を指標とした、竜巻中の風速の概算方法」に対して。』

そもそも突発的に起こる竜巻の風速を測ることはとても難しく、長らくの間、竜巻の風速は「ニワトリさんの羽のちぎれ具合」が指標になってました。
なぜか?というと、この根拠は昔の研究『大砲でニワトリを発射してみた検証データ(1842年)』…なんですね(;°ロ°)
ニワトリを大砲で発射・・・うーむ、まるでトムとジェリーみたい。 上記のイグノーベル賞受賞研究は、これを「ホンマかいな?」と150年経って再検証(!)した研究に対して贈られています。
再検証した結論としては、「ニワトリの健康状態や体つき・空気抵抗によってもちぎれ方は変わるので、正確とは言えない。」だとか…。(^^;) 
まァそりゃそうですよね。

ちなみに現在では、地面の模様や証言、録画映像などを組み合わせた「藤田スケール」というもので竜巻の風速を推定しているので、もう大砲で打ち出される鶏サンの悲劇が繰り返されることはなさそうです。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごのビックリ科学 2012年11月19日