小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

NHK大河ドラマ、次回は「西郷どん」ですね。

以前ご紹介しました、愛犬にたまごかけ御飯を食べさせるエピソードが見られるのか、とても楽しみです。

タイトルの読み方は「せごどん」ですが、変換のため

「さいごうどん」

と打ってみたら、

「最後うどん」

となってちょっと面白かったです。

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さて、我が四国徳島は、ご存知の通りお隣が香川県です。

香川では、年越しにうどんを食べる人も少なくなく、

年越しそばのゲン担ぎ「細く長く」から、

「太くて長い方がもっと良いよね!」

というなかなか欲張りなお願いが込めているみたいなのですね。

全国でも、その点で面白がって年越しにうどんを食べる方、すなわち「最後うどん」で年末を締める方が増えているのだとか。

また、年越しうどん、そばには、

たまごの具がゲン担ぎには最適です。

「金色」が、黄金や金運に繋がるので、

縁起がいいとされているんですね。

年越し“月見”そばでも良いですが、

その意味では

たまご焼きの薄切りや、伊達巻きの方がもっと金色、金運っぽいかもしれませんねー。

ぜひ、大みそかのゲン担ぎに、

ちょっとひと手間来年の金運を祈って、お試しくださいませ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2017年12月26日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごのことわざシリーズ第59弾です。今回はデンマークから。

<賢い鶏でさえ、時々イラクサの中で卵を産んでしまう> Even clever hens sometimes lay their eggs among nettles.

日本で言うならば、「河童の川流れ」「猿も木から落ちる」でしょうか。

イラクサとは、葉や茎にチクチクする毛みたいな棘がいっぱいついている植物。

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なるほど、こんなところで卵を産んじゃったら、後が大変です。

 

◆ニワトリさんは賢いんです。
このことわざのちょっと興味深いのは、

「ニワトリさんが賢い」の代表なこと。

ニワトリさんは、日本でこそ

「三歩あるいたら忘れる」

なんて言われて

バカの代名詞あつかいですが、実は賢いんですね。

数もカラスと同じで「5」まで数えられますし、

何よりこのことわざで言われているように

自分で「判断」して、

かならず「安全なところ」に落ち着いてから卵を産みます。

私達のお届けするたまご、放し飼い農場では、

広い農場でどうやって毎日の卵を集めるのかというと、

「安全な巣箱」を作ってやるんですね。

そうすると、

ニワトリさんが「ここは安全だな。」と判断すると、

毎朝そこで必ず卵を産むのです。

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そして、飼育する人の顔だって、覚えてくれます。

いつもエサやりをしている人を覚えて、寄ってくるんですね。

 

◆賢いお前なのに…という伝え方
もう一つ。

「賢いのに…」という伝え方に、人と接する秘訣があります。

知人のK社長さんがおっしゃっていたのですが、

部下を叱る時には

「お前らしくないな。」

と伝えることが大事なんだそうです。

なるほど、叱る中にも、相手を尊重する気持ちが込められていますね。

認め合う関係だからこそ、厳しい言葉も伝わるわけです。

あなたの息子さん、部下が「イラクサにたまごを産むような」失敗をしたときに、「バカだな」、なんて言っちゃダメですよ!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2017年12月19日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

いよいよ冬到来、

風邪の心配をする時期になりました。

日本でカゼをひいたときの「おばあちゃんの知恵」っていうと、

「梅干し」と「生姜湯」でしょうか。あと「たまご酒」ですね!

所変わってイスラエルでは、

カゼ、そして万病に効くとも言われる

イスラエル版おばあちゃんの知恵、

「ユダヤ人のペニシリン」

とまで呼ばれる家庭料理をご存知でしょうか?

コレ、「チキンスープ」のことなんです。

具体的には骨付き鶏肉にセロリや玉ねぎ・ニンジンなどの野菜と一緒に煮込んだもので、滋味があってとっても美味しい、心まで温まるような料理です。

あまりのチキンスープ好きなイスラエル国民に対するジョークまであって、

「ユダヤ人は、病気になった鶏にも(別の鶏をつぶして)チキンスープを飲ませる」

「ユダヤ人が飼っている鶏をつぶすのは、自分が病気になった時か、鶏が病気になったときだけ。」

なんて言われるくらい。

それくらい、カゼや体調不良には「チキンスープ」なんですね。

じっさい、鶏肉には体に必要なアミノ酸が豊富に入っており、野菜などのビタミンと共に効率よく摂取することで、炎症を抑え風邪の症状を緩和する、ということが医学研究からも報告されているんです。

◆たまごも沢山食べるイスラエル

また、イスラエルは少し前まで日本と同じく、世界1、2を争う卵消費国でした。今は統計を発表していませんのでランキングには入ってきていませんが、依然として「たまご大好きの国」であることには違いありません。

シャクシューカと言われる料理など、魅力的なたまご料理もたくさんあるんですよね。

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◆イスラエル大使館がチキンスープのレシピを紹介中!
有名レシピサイト、クックパッドに、実はイスラエル大使館の方がチキンスープのレシピを紹介しているんですね。(参照:下記写真はリンク先より)

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作り方はとてもシンプルで、

骨付き肉好きなだけと、大き目に切ったニンジン・セロリ・玉ねぎ・ズッキーニに、ニンニクのかけらを入れ、水で煮込むだけ。味付けは塩だけというシンプルなのですが、旨みたっぷりで美味しいんです。

ぜひお試しあれ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年12月16日

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こんにちは!たまごのソムリエ、こばやしです。

来春入社予定のAさんから先日、「えぞりすは冬眠しない」という話を教えてもらいました。

エサを貯めておく習慣があるから冬眠の必要がないそうです。

そういえば、ニワトリさんも冬眠しません。

というか、 鳥類はすべて冬眠しないんですね。

考えてみたら不思議ですね。

コレなぜかというと、

「空を飛ぶために、食いだめできない体質になっているから。」

なんです。

たくさん食べて重くなると飛べなくなっちゃうから、というわけですね。

なるほど。 うまく飛べなくなってリスクを増やすより、渡り鳥のように温かい所へ移動するほうが、たしかに合理的で強みを活かしてますよねー。

だったら、飛ばないニワトリさんやダチョウは冬眠できても良い・・・のかもしれませんが、まだそこまでの進化にはいたっていないようです。

ですので、

「冬眠」ってのはそもそも、

『体温を下げて生命活動を休止させる』ことですが、

ニワトリさんは逆に冬でもめちゃくちゃ温かい、ってことなのです。

以前書きましたが、

60年ほど前、

イギリスは「核地雷」という『地面に埋める核兵器』を開発していました。

その際、地面が凍り付くくらい寒い冬でも使えるように、

「爆弾の内部で暖かいニワトリさんを飼っておく」

…というなかなかメチャクチャな仕組みを組み込んでいたんですね!

それくらいニワトリさんは温かいんですねー。

人間よりも高い体温で、

ホカホカふわふわ

産みたてのたまごもホカホカです。

皆さまもお風邪など召されませんように、温かくお過ごしくださいね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ニワトリを使った核兵器があった【ニワトリ稼働式核地雷】 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年12月5日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

12月3日はワンツースリー!で「マジックの日」です。

毎年恒例5回目!「世界の卵マジック」をご紹介。(その1)(その2)(その3(その4)

さて、

今回ご紹介するのは、「エッグカップ」というマジックを2つ。

◆Egg Cup
カワイイ女の子がかぶっている帽子、そして、カップに割り入れた生たまごを…

観ていて思わずウワーッ、ってうなってしまう衝撃のマジックです^^

女の子のリアクションも良いですね。とっても不思議です。

このマジック動画を提供しているのは広島県にあるマジックショップ・セオマジックさん。老舗でファンも多い、有名なマジックショップです。

 

◆エッグカップ クラシック
「エッグカップ」とはそもそも、たまごを乗せる器の事。

ホラ、外国の映画の朝食なんかで、金属の台の上にゆでたまごを乗せて、カラを割ってスプーンですくって食べるのを見たことありませんか? あれです。

たまごを模した赤いボールを、このエッグカップから取り出して、手で握ると…あら不思議!

歴史が古いトリックで、100年以上前からあるようです。 シンプルなトリックですが、とてもとても良くできています。

実は僕が小さいころウチに「海外土産」として置いてあったのですが、そのトリックを知って感動した覚えがあります。 “装飾品”としても良くできているマジックなので、マジック道具コレクターの方に人気があります。

いかがでしたでしょうか!?

たまごにまつわる、マジック2点でした。

ではまた来年の12月3日をお楽しみに!

カテゴリー | ソムリエ日記 , マジック 2017年12月3日

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グリム童話に、「水晶の珠」というお話があります。

そこに、「アツアツの生卵」なるアイテムが出てくるんですね。

主人公は魔女の息子、三男。

子供の裏切りを恐れた魔女は、兄2人を空を舞うワシと、海に潜るクジラに魔法で変えてしまいましたが、運よく逃げ出したその若者は、旅の途中で「太陽の城」に閉じ込められたお姫様の話を耳にします。

「助けに行って、すでに23人も殺されちゃっているらしいぜ。あと一人失敗したら、魔法が一生解けないんだとか。」

よし。そのお姫様を助けるのは自分だ。

そう決めて、お城へ向かいました。

知恵を駆使してようやくお城を発見、

お姫様と対面しますが、

何としたことか、お姫様は醜い老婆の姿になっています。

「これは呪いなんです。」

「城を降りたところに野牛がいます。これを倒すと腹の中にいる火の鳥が飛び出してきますので、どうかこの鳥が産んだ“熱い卵”を割ってください。中の黄身が“魔法の水晶”になっています。 これが魔法の呪いを解いてくれます…!」

と涙ながらにお姫様が語ります。

野牛…に守られた火の鳥…の中にある灼熱のたまご…の中にある黄身(水晶)が必要。

うーん、なかなかのセキュリティですねぇ。 なべて世の中のシステムは、これくらい厳重にしてある方が良いのかもしれません。

さて、

その言葉を聞き、勇気を奮い野牛を倒した若者ですが、

中から出てきた火の鳥は

空を飛んで逃げてしまいました。

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しまった・・・!

と、思ったその刹那、空から一匹のワシ、に姿を変えられている長男が火の鳥に襲い掛かり、その爪で仕留めます。

ところが…! カンジンのアツアツ卵が落下、漁師の家に落ち、

家ごと燃え上がってしまいます。

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シマッタ・・・!

と、再度思ったその時、海から一匹の大クジラ、に姿を変えられた次男がザブン!と波を寄せて火を消してしまいます。

急激に冷やされたこと、また落とした衝撃から、運よく卵がパッカン!と割れており、難なく中の黄身・水晶珠を取り出すことができました。

あとは、

その水晶珠をかざして、お姫様の呪いを解き魔法使いを降参させ「太陽のお城」をゲット、ついでに兄さん二人の呪いも解いて万事、めでたしめでたし。

…とまあ、こんなお話です。

◆お祝いの料理がモチーフ!?
この物語、たまご屋であるこばやしが読んでいて、興味深い点が2つありました。

一つは、ウシの中に→トリの中に→たまご、という構造です。

ヨーロッパのお祝いには、

ゆでたまごを中に詰めたアヒルや七面鳥の丸焼いきが、饗されるれることがあります。

また、砂漠のベドウィンの結婚式には、

ゆでたまごを魚に詰める→その魚を焼き鶏に詰める→鶏を子羊に詰め焼く→最後にラクダに子羊を詰めじっくり煮込む

…というなかなかスゴイ料理があります。

もしかすると、そういった料理のイメージが、このお話に反映されているのかもしれませんね。

もう一つは、「急に冷ますとたまごが割れた」という描写。

実際ゆで卵を作るときには、

冷蔵庫から出したての冷えた卵を茹でると、

お湯にいれたとたんに「パキッ」とカラが割れてしまいます。

なので、常温に戻してから茹でるのがコツなんです。

なんとなく、そういった知恵が反映されているようで、これまたとっても興味深いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2017年11月11日