こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
25日〜高島屋難波店にて、全国22のたまごを集めた『たまごバー』イベントをしております。
想いの詰まったこだわり超美味しい卵と、それを選んで頂いての絶品卵料理が食べられます!
それぞれのこだわりどころを会場で小林がご説明いたします^ ^ ぜひいらしてくださいませ〜!
【日時】5月25日(水)〜30日(月) 10時〜20時
【場所】高島屋難波店 7階催事場
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25日〜高島屋難波店にて、全国22のたまごを集めた『たまごバー』イベントをしております。
想いの詰まったこだわり超美味しい卵と、それを選んで頂いての絶品卵料理が食べられます!
それぞれのこだわりどころを会場で小林がご説明いたします^ ^ ぜひいらしてくださいませ〜!
【日時】5月25日(水)〜30日(月) 10時〜20時
【場所】高島屋難波店 7階催事場
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
毎日の食事のお供、マヨネーズ。
新鮮な卵黄とたっぷりのお酢、油からできていまして、肉にも魚にもお野菜にもピッタリの優れものです。
さて、このマヨネーズの発祥、
領土争いと絡んで大論争があったのをご存知でしょうか!?
マヨネーズの語源は所説ありますが、
最も有力なものは、地中海にあるミノルカ島マオンという町(現スペイン領)が発祥という説。
時は18世紀半ば。
当時イギリス領だったミノルカ島をフランス軍が攻撃、マオン付近に布陣をしたんですね。その際に指揮をとったリシュリュー公爵が町で食事を求め、コックが作ったのが島名物の新鮮卵とオイル・レモン果汁で作った摩訶不思議なソースの肉料理でした。
「うまい!」と感動し、フランスに持ち帰ったのがマオンソース、すなわち今のマヨネーズとなったのだそうです。
さて、ここに問題があるんですね。
「だから、マヨネーズはフランス発祥なんだよ。」
・・・・・・と、フランス人は主張しています。
対して、
「いや、そのマオン島ってイギリス領だったじゃん。」
というのが、英国人の主張。
うん。そりゃそうですね。
またまた、
「マオン島はもともとスペイン領だったし、そもそもマオン島の食文化はいちばん近くにあるスペイン由来だ。 似たソースだってある。」
・・・・・・という考えを、スペインっ子は強く持っていたようです。
これもマァその通りっちゃぁそのとおりなんですよねー ^^;
当時のミノルカ島は軍事上、非常に重要な拠点でして、英仏スペインの3国が奪い合いをしていました。
島の領土争いとからんで、
マヨネーズの由来も3国で争われていたんですね。
現在では、「フランスだよね。」 そう考える向きも多いですが、
みなさんは、どうお考えですか!?
遠く離れた地に住む日本人としては、
「そんなに重要かなぁ・・・?」
とも思いますが、マヨネーズが美味しすぎるために、簡単には譲れないところなのかもしれませんね。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
気温の高い夏場は、ご家庭でも生モノの取り扱いに神経を使う時期ですね。
さて、先月インドの大学にて、たまごにふりかけるだけで劇的に保存性を高めることができる『バイオシールド粉末』が開発されたとの発表がありました。
粉末をお湯に溶かし冷ましたあと、卵にふりかけるだけで効果を発揮するとのことで、すでにインド各地の養鶏会社には好評をはくしており、大規模な噴霧マシーンもすでに開発中だとか。
開発したグル・アンガド・デヴ獣医大学(GADVU)のマニッシュ・チャトリ博士によると、
「卵には約一万個の穴が開いていますが、この粉末はそこにシールドをつくることで、卵に夏場でも30から35日の保存性を持たせることができるんです。」
とのことです。
ちなみにこの粉末は骨や乳成分などの天然成分のみからできていて、食べても安全なんだそうな。
うーむ。
本当だったらなかなかスゴイ技術ですねェ。
なるほど、卵のカラに微細な穴が開いているのはそのとおりで、
結露などが起こることで表面に繁殖した菌が穴から侵入するリスクがあるのも事実です。
しかし、お湯に溶かす、という事は水に溶けちゃうわけですよね。
食べても大丈夫ということは有機成分。
結露してコーティングがとれちゃったりしないんでしょうか??
◆同様の技術は日本にもあったけど・・・・・・◆
実は、似たような試みは日本でもされておりまして、35年ほどまえからすでに、表面を油や多糖類で薄くコーティングする研究がなされていました。
でも、
『黄味の盛り上がりなどは長くたもたれるものの、菌的な保存性はコーティングしない卵と大して変わらなかった』
という結果だったんですね。(注1)
じゃあ、インド製たまごシールド粉末・・・、効果のほどはどうなのか・・・・・・!?
◆そもそも付いてる!?驚異のたまご防菌効果!◆
たまごには、4層のバリアがもともと付いています。
表面にクチクラ層、卵殻、内側に2層の卵殻膜があって、菌に対してもバリアとなっているんですね。 これと、溶菌作用のある“白身”によって、卵の黄味がばっちり守られるわけです。
ただし、たまごを洗浄することで、残念ながら表層にあるクチクラ層が削り取られてしまいます。
この、失った第一層の代わりをしてやろう、というのであれば、上記の『バイオシールド』は有効かもしれません。
日本の場合は、産み立てからほどなく売り場に届く流通システムが確立されていますが、物流に加え電力事情も決して良いとは言えない地域が多いインドでは、暑い夏場において長期間持たせられるかどうかは大きな課題なんだと思います。
今後、どのていど普及していくのか興味深々です^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(注1:Imai,C.,Poultry Sci.,60,2053(1981))
(参照:“Now, a shield to increase shelf life of eggs”The Tribune, Chandigarh, India)
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
「『卵』って漢字は茹で玉子っぽいし、もともとそこからできた文字なんじゃないの!?」
・・・・・・という思い付きを当ブログで以前挙げさせてもらったことがあります。
その後、よくよく調べてみたら、まさしくその通りでして、たまごの見た目から「卵」という文字ができたのだということを知って、ちょっとビックリしております。(出典:新漢語林)
ただし、現代中国では「卵」という字は魚や虫も含む広い意味のたまごを指して、鳥のたまごは「蛋」の字を当てるのが通例です。「蛋」の字の方が虫の字が入ってるのにちょっと不思議ですね。
ついでに「鶏」の漢字はというと、これも「見たまま」を表しているのだそうです。
左の「夫」っぽい部分は「奚」という形だったそうで、糸っぽいところはつなぐ糸(ひも)を表し、下の部分は「飼育する人」をあらわすのだとか。右の「鳥」が飼われているニワトリさんでして、ようするに『昔から人に飼われていたこと』が良く分かる漢字になっているようですねー。
以前も書きましたが、中国では古来より「犬とニワトリさんは人里の象徴」でもありました。漢字の成り立つ頃からの長い関係、人と鶏さんの歴史にロマンを感じますねー。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまごが出てくる映画の名シーンご紹介、第7弾です。
今回はトムクルーズ主演のヒット映画「カクテル」。1988年公開です。日本公開は翌年ですが、あまりのカッコ良さに公開直後バーテンダー養成学校への申込が殺到したという逸話があるくらいです。
エリートビジネスマンを目指してニューヨークに上京したブライアン(トムクルーズ)、大学を出ていないことから雇ってくれる企業はなく、ひょんなことからバーテンダーの道を目指すことに・・・・・・。
師匠であるダグラス(ブライアン・ブラウン)との息の合った『フレアバーテンディング』に一見の価値あり!とにかくカッコイイ映画です。
さて、ダグラスと初めて出会うシーン(上の動画にあります)に、なんと!
たまご入りのカクテル「レッドアイ」が出てくるんですね。
レッドアイというと日本でもメジャーになっているカクテルで、「ビールをトマトジュースで割ったお酒」という認識がほとんどかと思いますが、実はすーこし違います。
映画中ではダグが「こいつはバーテンダーの朝食だ。」と言っていますが、
ビールをトマトジュースで割り、スパイスと共に生卵を割り込んで一気に飲む、もともとは朝の栄養ドリンク的飲み物なんですね。(迎え酒専用という説も!?)
生たまごは混ぜずにそのまま!で飲みます。
赤い液体のなかに黄味がうっすらと“目”のように見えることから「レッドアイ」と呼ばれるようになったのだとか。
うーん。なかなかインパクトがありますねェー。
トムクルーズふんするブライアンも作中でこの飲み物を勧められて、「うへーッ、マジかよ!?」みたいな表情になっています。
◆意外と多い!?、生卵を使ったカクテル◆
生たまごを混ぜずにそのまま、というのは極端ですが、カクテルには卵黄・卵白をつかったレシピはたくさんあります。
黄味でまろやかさを出すラム酒ベースの「インディアンサマー」
卵白で雪のようにふわっとした食感がたのしめるジンカクテル「カフェ・ド・パリ」なんかも有名ですね。
日本にも「たまご酒」の文化はありますが、ことお酒に関しては西洋の方が種類も多く洗練されているイメージですね。
面白いことにカクテルは、西洋の数少ない「伝統ある生卵料理」でもあります。
生食対策としての考えも読み取れて、卵の視点から見ると大変興味深いです^^
ぜひこの映画「カクテル」でも、カッコイイお酒文化に触れてみるのはいかがでしょうか!?
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
偉人と卵のエピソード第5弾!
今回は誰もが知っている天才音楽家、モーツアルトさんです。
彼は大の卵好きだったのをご存知でしょうか?
『モーツアルト風目玉焼き』
というものがあります。これは、『最低でも4個』のたまごを使った目玉焼きの事を言います。
実際の史実では、6個!
モーツアルトは、自分が作曲する興行師の家に招かれるたびに、必ず食事で黄味6個の目玉焼きをリクエストしたのだとか。
◆貧乏からの逆転発想!?
なんでこんなに卵好きだったのか??
それは、『常に貧乏だったから』とも言われています。
モーツアルトは博打好きでとにかく浪費家であったようです。
沢山作曲して、いくら稼いでもその端から使っちゃうわけですね。
うーむ。
お金がない。食べるのにも困っている。とにかく他人の家でごちそうになるなら、栄養のつくものをため込まなくてはいけない!
そこで「卵だな。」
そう考えたんじゃないかというお話ですね。
たまごは完全栄養食とも言われるくらいのバランスよく栄養が摂れる食材です。なるほど理に適っているとも言えますね。
◆たまごが産んだ天才性!?
たまごの黄身に多く含まれる『コリン』という物質は、最近の研究によると“記憶を向上させる物質”だと言われています。
アルツハイマーにかかった方の脳からは、このコリンが極端に少なくなっているとの研究結果も出ています。
また、モーツアルトはとにかく記憶力が良かったと言われています。
12歳の時にローマに行った際、門外不出として譜面持ち出しを禁じられた秘曲「ミゼレーレ」を、大聖堂での歌として聞いただけで全て覚えて写譜してしまったという仰天のエピソードが残っているくらい。
もしかすると、卵好きがモーツアルトさんの天才性に影響していたのかもしれませんね!?
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(関連:鉄血宰相ビスマルクの目玉焼き愛 – たまごのソムリエ面白コラム)
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