小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

5月に入ってきもちのいい陽気ですね!

4月中ちょっと忙しく、
更新が滞っておりました。

齢70の母が俳句と短歌に
ハマっていまして、

本日は俳句とたまご鶏について
少しだけお話を。

 

「たまご」の季節、
季語
っていつか
ご存知でしょうか?

 

たまごの季語は「春」。

1000年ほど前は、つばめやスズメと同じく春の時期にしか卵を産まなかったので、季語は「春」なんですね。

いまでも、春の時期がいちばん卵を産むコンディションが良い時期なんですね。

味も最高です^^

 

では、

鶏さんの季語
いつでしょうか?

これは「冬」なんです。

1月後半から2月にかけて、
「大寒」の候の内、その初めの頃。

この候を別の表現で
鶏初めて交む』とも言い表します。

 

一番寒い時期は、
天然のダウンジャケットを
着ている鶏さんには
とっても快適な季節でもあります。

すなわち冬は
「鶏さんが一番元気な時期」
なんですね。

 

他にも
ニワトリが表す季語・時期は
いくつかありまして、

 

たとえば

『初鶏』と言うと、

これは

元旦の早朝に鳴く
鶏さんの鳴き声

でして、
俳句の季語は“新年”です。

 

また、
『鶏合(にわとりあわせ)』
なんてのもありまして、

これは“闘鶏”の別の呼び方で、
3月始め・ひな祭りあたり
を表す季語。

 

なんでニワトリのバトルが
3月なのかと言いますと、

 

毎年3月3日は、
平安時代よりつづく
宮中の行事として、

五穀豊穣を占う闘鶏を
しているんです。

なので、俳句ではこの頃の季語となっています。

 

ほかに
『羽抜鶏(はぬけどり)』
なんて言葉がありまして、

これは「夏」を意味します。

鶏さんの羽が抜けて
生え変わる時期、
ってことですね。

 

私共のお届けするたまごの農場でも、
この羽が抜けて生え変わる時期の前後で
たまごの質が変わり、

親鶏も
リフレッシュさせることが
できるので、

このタイミングを
厳密に管理しているんですね^^

 

いかがでしたでしょうか。

ニワトリは、
古来より人間の生活に寄り添って
生きてくれている動物です。

細やかな時期を表現するのにも、
多様なニワトリの生態が
活かされているんですねー。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連)3月3日は「闘鶏占い」の日 – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2017年05月2日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先週まで開催の、百貨店 福屋広島駅前店さんにての催事販売、お越し頂いて本当にありがとうございました!

沢山の方に、「以前買っておいしかったからまた来たよ!」など暖かい激励をいただき、本当にうれしかったです。

hukuya201704 (3).jpghukuya201704 (1).jpghukuya201704.jpgまた、今年もRCCラジオ名物アナウンサーの本名さんが番組内の担当を変わってまでお越しくださいまして、「たまごかけご飯専用たまご」を召し上がっていただきました!本名さん、ありがとうございます!!

今後とも精進して、美味しさをおとどけしてまいります!よろしくお願いします^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2017年04月15日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご・鶏のことわざ第48弾、今回は中国から。

<鶏皮鶴髪(けいひかくはつ)>

鶏のように張りを失った肌と、鶴の羽のように白い髪の毛ことを言います。

「あの美男子だった彼も寄る年波には勝てず、今や鶏皮鶴髪である。」

こんなカンジで使うんですね。

なるほど、鶏さんは「トリハダ」の言葉通り、肌に凸凹がありますが、べつに「張りを失っている」というわけではないんですけどねェ・・・^^;

ちなみに卵は“美肌”にすごく効果があります

白身と黄味には、みずみずしいお肌をつくる「コラーゲン」の素となるアミノ酸がたっぷり含まれています。

また、たまごカラ内側の“薄皮”には「シスチン」というシミやソバカスの特効薬まで含まれていまして、コチラも美容品・医薬品として近年注目されています。

さらに、たまごに含まれる「ルテイン」という物質は、加齢からくる病気、黄班性網膜症を防ぎまた肌の保湿性を上げる効果があると言われています。

※僕たちが販売する「親子丼専用たまご」は、普通のたまごの約4倍のルテインが含まれています^^

鶏のおハダにならないために、たまごを食べると良いってわけですね。なかなか面白いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2017年04月2日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

当社にてかねて開発中でした、

ゆでたまごの輪切りに最適な、超長たまご「LONG-G」の販売を4月より開始します。

この卵は茹でてピザやカレー、

サラダなどにお入れする事を想定しておりまして、

輪切りにした際にどうしても端っこができてしまう、

という問題を解決する画期的な商品です。

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ロングな卵を産んでもらうため、

10年の歳月をかけて、超ロング卵専用の鶏を育種しました。

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各種メディアでもお取り上げいただき、

すでに沢山の反響・ご注文をいただいております。

この場を借りて御礼もうしあげます。

お問い合わせ、ご注文に関しましては、下記をご参照くださいませ。

<小林ゴールドエッグ 超ロング卵ご注文窓口はこちら


(関連:卵かけご飯アートが米国で大ブーム!NY美術館で当社のたまご展示・・・!? – たまごのソムリエコラム

(関連:ギネス級・・!?超スゴイサイズの鶏卵、当社で産まれる! – たまごのソムリエコラム

(関連:【ニュース掲載されました】ペンギンの卵を販売します・・・!? – たまごのソムリエコラム

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というエイプリルフール向けのフェイク記事です^^

ウチのたまごに「美脚アプリ」で撮影補正をかけたらどうなるなかぁ、

と思ってやってみたのが上の写真です。

なんかわりとそれっぽく伸びたのでなかなか満足。

もっと長くもできたのですが、ちょっと異様すぎるのでやめました。

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ちなみに「中身」の写真は実際に存在する商品です。

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「ロングエッグ」といいまして、

一度白身と黄身に分けたあと筒状の容器に入れ、ゆでたもの。

輪切りにして使う専用品です。

ただ、食感がやや普通のゆでたまごとは変わってしまうこともあって、日本ではほとんど使われていません。

今後とも、当店の真面目な記事をよろしくお願いします^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2017年04月1日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

もうすぐ春、一人暮らしを始めるシーズンでもあります。

慣れない料理に、あっ!という間に失敗しちゃうこともあるのでは!?

さて、本日は、

卵を落とした時の掃除、について。

ツルン、と落として不幸にも割ってしまうこと、

時々ありますよね。

生卵って、掃除が結構大変なんです。

布巾で拭いてもなかなかちゃんと取れないですし、

手間がかかります。

さて、そんなとき、役に立つのが「塩」なんです。

落とした生たまごの上に塩をかけておくと、

ペーパータオルなどでふき取る際に、

かなりやりやすくなります。

いちどお試しあれ^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2017年03月27日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごのことわざ、今回はドイツの慣用句から。

<たまごの黄身じゃない> Nicht das Gelbe vom Ei

まだそのレベルに達していない

そんな意味で使われます。

例:あなたの提案は、現時点では“卵の黄身”じゃないですね。

(Also dein Vorschlag war ja nun auch nicht gerade das Gelbe vom Ei.)

たまごの黄身は栄養満点で旨み濃厚、

オイシイ部分なわけです。

日本だとどう表現するでしょうか…!?

「熟していない」、みたいな言い回しでしょうか。

「まだまだヒヨっこだ。」みたいな。

たまごとヒヨコじゃ、ヒヨコの方が成長した先ですけどね^^;

なかなか面白いです。

白身もなかなかどうして立派な栄養や健康機能がありますが、

やはり卵の神髄は黄身!

たっぷりのアミノ酸やミネラル、

アルツハイマーにも効果のあるコリンなど、

良い栄養素をたっぷり含みます。

私の仕事も、黄身になれるように精進いたします^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2017年03月10日