小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ワクワクすること 記事一覧

プロコンセプト研究所岡野さんのセミナーにてうかがったのですが、

「こだわり」という言葉はもともとあまり良い意味じゃないんだそうです。

goo辞書によると、下記のようになっています。

 

だわり こだはり

(1)こだわること。拘泥。
    「今では彼に何の―もない」
(2)なんくせをつけること。文句をつけること。
    「本家から―のくる嫁をとり/柳多留拾遺」

 

うーん、なるほど。

(2)なんかは特にひどい意味合いですね。

ふと、この漫画を思い出しました。↓

食うか食われるか食わせるか!!定食屋での殺し合い【悪党ランチ】
http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51680066.html

うん。なるほど、まさしく「なんくせ」ですね。(^^;)面白いですけど。

 

■良いこだわりってなんだろ・・?
思うに、とても単純なことですが、自分のやっていることについてのみ「こだわる」のが、正しいこだわりじゃないでしょうか。

このやり方は正しいんだろうか?

もっと良い方法はないだろうか?

こうやって自分に「なんくせ」を付け、常に問題意識を持つことは何ら悪いことではありません。

こう考えると、「こだわり」とは「固執すること」ではなく、「特に意識して変革していくポイントを持つこと」となり、真に良い意味になるのではないでしょうか?

つまり、「ここだけはゆずれん!」って言うなら、その「ゆずれん」部分は最高であるべく常にチェックして変革し続けなくてはいけないってことでしょう。

 

■ところで・・・
上の(2)の用例って、どういう意味なんでしょうか?

お嫁に来た人に、文句言ってる、ってことでしょうか?

「こだわり」の意味よりもっと理解しにくい用例になってるような・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年11月5日

 

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今年は、街中でオレンジ色のかぼちゃオバケをたくさん見かけますね。

ハロウィン「お菓子市場」急成長 パッケージ特別仕様も続々登場(J-CASTニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091018-00000002-jct-bus_all

2000年ごろからハロウィンの認知が次第に上がってきて、06年から08年の二年で市場規模4倍になっているとか。

なんでも取り入れる日本文化の柔軟性のおかげでしょうか。

楽しい企画が増えて、うれしい限りですね。

ただ、ちょっと気になる事も。

以前から、「日本でハロウィンは流行らない。」と言われてきました。

その大きな理由の一つは、

「この時期は日本人にとって忙しい季節だから。」

なるほど、直前には秋のお祭りや町内又は学校の運動会、11月に入ると七五三。すぐにクリスマスもありますよね。

もしかしたらハロウィンの盛り上がりは、町内の集まりなど既存のつながりが薄くなってきているから・・。

新しいカタチのつながりを求めて・・。そんな一面があるかもしれません。

 

以前、若者のシェアハウスに関するこんな意見をtwitterで耳にしたことがあります。

「実家での家族のきずなを捨てて、新しいつながりを求めて家族ゴッコをしている。」

 

家庭で祝うクリスマスが、なぜか日本では「恋人のイベント」やお出かけイベントになってしまっているように、ハロウィンもなにがしかの新しい形に変わって定着するのかもしれません。

もともとは「西洋のお盆」みたいなものですし、ちょっとほんのりとしたあたたかいイベントになってくれればいいなーと思っています。

いつもながら支離滅裂なお話失礼します。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年10月31日

ちょっとここのところ忙しくなってきました。ワクワク楽しい毎日です。

その分、ブログ更新にちょっと苦心しています。

まだ食べてないですが、今気になっている記事。

親子丼に合わせたあっさり味のなか卯「こだわり卵ぷりん」試食レビュー(Gigazine)
http://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-12116.html#more 

親子丼を食べた後にピッタリのプリンだそうで、こういうコンセプトは良いですね。

食事はそれぞれの料理のハーモニーで出来上がるものなので、印象に残る料理や他を活かす名わき役の一品、それぞれの役割があってしかるべきです。

世の中の食品は、その開発の際に「それだけ食べて評価が良い」ことが多いです。

そうじゃないと、販売してもらえないんですよね。

でも、下のような組み合わせはどうでしょうか?

「個性の強いドレッシングのサラダ」+「うまみしっかり牛肉弁当」+「新感覚スポーツドリンク」+「本格濃厚スイーツ」

「おいしいなぁ。でも??よくわからんけどすぐ飽きちゃうな・・・。」

こう感じる理由が、ここにあるかも。

でもやっぱり「主役だらけ」じゃなくて、「ああ、これがあるとホッとするなあ。」という組み合わせの妙は、飽きずに長く付き合える良さになるのかもしれませんね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年10月28日

 

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朝、食中毒、について書こうと思ったんですが、時間切れでした。(–;)

 

なので、ちょっと遠まわしなお話を。

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以前本で読んで、衝撃を受けたのが表題の事実。

そう。砂漠の死亡事故、一位は「水死」なんです。

ちょっとビックリですよね?

 

砂漠に慣れた人は、夜半に砂丘の頂上に登ってから野営するそうです。

なぜなら、移動経路である「砂丘の谷間」は突然の豪雨によって、濁流の通り道になるかもしれないから・・。

 

砂漠には年間ほんの数百ミリしか雨が降りません。

でもそれは、わずか数回の降雨での水量なんです。

つまり、年に数回豪雨が降るということを意味します。

これが、日本のようにしょっちゅう雨が降る地域だったらどうでしょう?

雨で流される河川での野営は、極力さけるかもしれません。

少なくとも天気予報は見るでしょう。

でも、砂漠ではどうでしょう?

「寝ている間に大雨が濁流になるかも。」などとは、ほとんど予想しないわけです。

だからそこに油断が生まれる。

熱射病や脱水症状は、誰でも気をつけます。

でも、溺れ死ぬことはだれも想像してないわけです。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、我々にとっての「砂漠の雨」は何だろうか?これを考える必要があるということです。

たとえば食中毒。実は、涼しくなった秋口には結構な食中毒の件数がでています。

熱い真夏。誰もが食品には注意を払います。

でも、逆に涼しくなった時の食品、これこそが「砂漠の雨」になっているのかもしれません。

朝晩冷え込んでいますが、昼間はまだまだ日差しは強いです。

車の中、窓際、食べ物の管理にはご注意を・・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年10月27日

おでんの美味しい季節になってきましたね!

というわけで、今読んでいるのがこちらの本↓

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「セブン‐イレブンおでん部会」

 

めっちゃ面白いです。

この本によると、セブンイレブンは「おでん」に強い想い入れを持っているそうで、

なにせ一万店を超えるすべての店に25ページから成る「おでんマニュアル」が配布され(しかも毎年更新!)、70人もの社員からなる「おでん部会」によって圧倒的においしい「おでん」づくりを日夜研究しているとのこと、そのこだわり具合は尋常じゃないです。

また、「たまごと大根をめちゃくちゃおいしくする」ことがおでんの売り上げを上げる秘訣と定義し、大根の切り方から洗う水の質、たまごの飼料からサイズまであらゆる点で研究しこだわっているんだそうです。

セブンイレブンがおでん販売を開始したのが、1975年。

一号店ができたのがその前年の1974年ですから、おでんとセブンイレブンがどれだけ深いつながりかがよく分かりますよね。

まだ読書途中ですが、

普段買っているなにげない商品に、ダントツ化目指しての驚くべきこだわりが隠されている事実に感動します。

また、これだけ卵にこだわってお客様にお届けしている企業がある事を知り、たまご屋として本当にうれしく思います。

我々も「たまごのプロ」として、負けていられません!

ダントツ化目指して頑張ります。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年10月24日

 

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昨日は、中小企業家同友会の新入社員6ヶ月目フォローアップ合同研修でした。

 

春の合同入社式と合わせて、一社ではなかなかできない新入社員の皆さんへのフォローを、手作りで行っていこうというものです。

不肖ながら私も、「交流分析」というテーマについて、新入社員の皆さんにお話しさせていただきました。

「交流分析」とは、おおざっぱに言って人との交流(コミュニケーション)に焦点をあてた学問です。

 

■あの人はなぜイイ人と言われるのか・・・?

「あの人は良い性格だ。」

この言葉を聞いた時、どんな人をイメージしますか?

良い性格ってなんでしょう?

良いことをいくら考えていても、テレパシーがあるわけじゃないですから、頭の中を見せるわけにはいかないですよね?

交流分析という学問でいう「性格」とは、表情や態度、行動など、周りに与えることができる影響の組み合わせによって、相手がかんじるものだと定義しています。

つまり、ほほ笑んだり、元気そうだったり、朝かならず「おはよう!」と言ってくれたり、困ったときに一番に助けてくれる・・・、そんな行動や態度から人は性格を判断するということです。

ですから、「良い性格の人間になる!」ってことは、考え方を変えるというよりは、「行動」をまず変えていくということになります。

 

■おいしい卵ってなんだ・・・?
この考え方は、我が社の商品に対する考え方にもつながっています。

たまごで言うと、どんな飼料で育てたかも重要ですし、黄身の盛り上がりや殻の硬さも重要なんですが、なにより食べてもらう最終形態、つまり料理。これが美味しいかどうかに尽きると思います。

ですから、我々の考える「良いたまごづくり」とは、卵かけご飯になったときの醤油やご飯との相性であったり、オムレツのとろとろ加熱食感であったり、料理したあとのところを意識して変えていって、初めて「おいしいたまご作り」をしていることになる。

そう考えています。

 

■新人さんから学ぶ
上記の新入社員合同研修は、今年で4回目の参加になります。

毎年、若々しい元気さと、いろんな気づきをもらっています。

 

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今年は弊社3年目の社員、我が社のホープ山下君にもお手伝いしてもらいました。(右の写真、真ん中で話しているのが彼です)

派手な性格ではないのですが、細やかな仕事ができ、洗卵工場の要(かなめ)となってくれている人物です。

私と同じく、いろんな気付きを各社の新入社員さんから得たみたいで、もしかしたら我々が誰よりも一番得をしたのかもしれません(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年10月23日