小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

砂漠の死亡理由一位は溺死

 

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朝、食中毒、について書こうと思ったんですが、時間切れでした。(–;)

 

なので、ちょっと遠まわしなお話を。

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以前本で読んで、衝撃を受けたのが表題の事実。

そう。砂漠の死亡事故、一位は「水死」なんです。

ちょっとビックリですよね?

 

砂漠に慣れた人は、夜半に砂丘の頂上に登ってから野営するそうです。

なぜなら、移動経路である「砂丘の谷間」は突然の豪雨によって、濁流の通り道になるかもしれないから・・。

 

砂漠には年間ほんの数百ミリしか雨が降りません。

でもそれは、わずか数回の降雨での水量なんです。

つまり、年に数回豪雨が降るということを意味します。

これが、日本のようにしょっちゅう雨が降る地域だったらどうでしょう?

雨で流される河川での野営は、極力さけるかもしれません。

少なくとも天気予報は見るでしょう。

でも、砂漠ではどうでしょう?

「寝ている間に大雨が濁流になるかも。」などとは、ほとんど予想しないわけです。

だからそこに油断が生まれる。

熱射病や脱水症状は、誰でも気をつけます。

でも、溺れ死ぬことはだれも想像してないわけです。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、我々にとっての「砂漠の雨」は何だろうか?これを考える必要があるということです。

たとえば食中毒。実は、涼しくなった秋口には結構な食中毒の件数がでています。

熱い真夏。誰もが食品には注意を払います。

でも、逆に涼しくなった時の食品、これこそが「砂漠の雨」になっているのかもしれません。

朝晩冷え込んでいますが、昼間はまだまだ日差しは強いです。

車の中、窓際、食べ物の管理にはご注意を・・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること2009年10月27日