小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

たまご料理の魅力は手作りの「ゆらぎ」かもしれない

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご料理の魅力って
いろいろあるわけですが、
そのうちの一つが

「毎回できあがりが
ちょっとずつちがう」

というのがあるかもしれません。

たまご料理の加熱食感って、
具体的には半熟な部分と
火が通った部分などが
混然一体となっていて
それでふくざつな食感と風味に
なっていることって
多くあります。

オムレツ
玉子焼き
スクランブルエッグ・・・

目玉焼きもそうですね。

そしてこれらって、
毎朝食べる朝食に
出されているものです。

つまり、手料理の
なかなか飽きがきにくい
料理、というメリットが
これらのたまご料理には
活かされているのでは。

人間、なにが飽きるって
ずーっと同じ味だとダメなんですよね。
不思議ですが。

ですので、
大手食品メーカーのロングセラー
商品は、必ず定期的に味を
リニューアルしています。

しかもあまり長くないスパンで。

通常、こういったゆらぎの魅力って
食べるお客様はほぼ認知されていません。

「なんとなくよく食べる」
「なんとなく飽きた」

こういう差が、
自覚なく起こっていて
その理由になっていたりもします。

たとえば、
ポテトチップスやじゃがりこを
しょっちゅう食べても
あまり飽きないのはなぜでしょう?

意外と細かく味をアップデートしている
そんな取り組みがあるからです。

逆に、中小企業のほうが
「ガンコに味を守る!」
なんて言って
逆にお客様を逃している
可能性すらあります。

ですので、
もし、あなたのお店で、
来店頻度を上げたい、という
戦略があるのでしたら、

こういったゆらぎの魅力を
うまく活かすため、

たまごを使った料理を
軸に据えてみるのが
有効かもしれません。

オムライスや丼物も
そうですが、
カレーやハンバーグなどにも
あえてスクランブルエッグ系の
添えたメニューを定番化
してみるとか。

たまご料理のできあがりの
微小な『ゆらぎ』を
ぜひ活用してみてほしいですね。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:あなたの大手ライバルは決して手を抜かない | たまごのソムリエ面白コラム

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年10月11日