小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「失敗学」という学問

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

3月11日ですね。未曽有の災害、東北大震災から11年です。

『今日は2011年3月10日かもしれない。』

というサイトがありまして、

 

2011年3月10日つまり震災の前日

そして3月11日、震災当日の

おなじキーワードのツイートを

並べて見せてくれます。

たとえば、「おにぎり」

「買ってみておいし~い!」

みたいな、多様で楽しそうな

キーワードが並ぶ2011年3月10日と、

 

11日にあふれる

被災した方へ向けた

救援のメッセージ。

 

たった一日で言葉の意図が

ぜんぜんちがう。

考えさせられますね~。

 

「失敗学」という学問があります。

過去の大事故や大失敗を

細かに検証し、

未来へ活かすという学問ですが、

 

以前その権威、

東京大学名誉教授、

畑村洋太郎先生の研究の

お話を聞く機会があったのですが、

 

“災害の記憶”って、

「もって30年」なんだそうです。

 

それ以上になると

「世代が変ってしまう」

体験した世代の数が減り

怖さや大変さが伝わらなくなる

のだそうです。

 

東日本大震災からまだ11年

生々しく記憶に残っていますから、

多くの方は、

もし今津波の報があれば

すぐ体がうごくでしょう。

 

ですが、

阪神淡路大震災は27年前

もうちょっとで30年ですが、

 

これをリアルタイムで

体験したことのない方は

地震のときに

『高速道路の下』でいることが

どれだけあぶないことか!

…は理屈でわかっても

 

実感としては、

怖いともあぶないとも

思わないかもしれません。

当時を戦慄させた↑の写真

を知らない次世代の方は、

案外「建物のカゲの方が安心かも。」

なんて思って、

高速道路の下に逃げ込むかもしれません。


たまご、食の分野でも同じことがあります。

「寝てないんだよ!」の

雪印集団食中毒事件が22年前。

 

それからHACCPなど含め

法令も厳しくなり、

今のところ大きな食中毒事件は

起こらなくなって久しいです。

 

ですが、30年経つ、

8年後はどうでしょう・・?

 

僕たちも食品工場の区分になる、

鶏卵選別ラインを持っています。

産みたての鶏卵を洗浄して

ひび割のある卵や

規格外となるたまごを選別除去を

するんですね。

 

当然ルールを守り

商品をつくるのですが、

結局のところ

法令が何のためにあるのか?

というと、そもそもは

雪印食中毒事件の時のような

「まあいっか。」

を無くすためですよね。

 

この事件を覚えてない

人員が中心になったとき…

 

僕たちの選別工場でも

あなたの飲食店でも、

ふたたび

「まあいっか。」が

おとずれるかもしれませんね。

 

・必要な事は、必要以上に語り継ぐ

・自分の失敗をちゃんと掘り下げる

・何のためかを常に話し合う

心掛けて参ります。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年03月11日