小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ちょっとしたコツの部分・ポーチドエッグ

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご料理の専門書を読んでいたら、

ポーチドエッグの調理方法で、

ザルの上に卵を割って、
水溶性卵白だけを下に落とし
濃厚卵白だけを残す

とありました。

なるほど・・!

これ実は、
すご~く合理的なコツなのです。

 

ポーチドエッグって、
お湯を沸かす
塩お酢の調整
キレイに固めるのに
コツがいりそう・・・

…となんとなく

めんどうくさいな・・

と感じてしまいやすい
たまご料理じゃないかと
思うんです。

ゆでたまごや
温泉玉子と
利用シーンが
かぶっているところもありますし。

ですが、
考えてみるとメリットも
多くって、

・短時間でできる

・カラを剥かなくていい

・油も使わずヘルシー

・野菜とよく合う

など、意外と調理面でも
「思ったより手軽でうれしい。」
という感想も多いのです。

実際やってみて
どこが難しいかと言いますと
やはり

卵を割り落して
まとめるところ

ですよね。

たまごの白身は
弾力性のある「濃厚卵白」と
とても水っぽい「水溶性卵白」に
分れます。

そして、ポーチドエッグで
固形になりにくいのは、
サラサラで水っぽい
「水溶性卵白」なんですね。

ですので、
思い切ってそれを取り除いてしまう。

そうすることで、
誰でもすんなりステキな
ポーチドエッグがつくれるのです。

実際やってみると
酢と塩を入れたお湯を
くるくる回して
かな~りテキトーにそっと
たまごを入れるだけでも、

かなりきれいにまとまります。

飲食店さまの場合、
オペレーションとしての
面倒さもあるかと思いますが、

この方法だと
見た目にもきれいなポーチドエッグが
例えば臨時の担当者さんでも
すぐにサポートで作る事も
できます。

ポーチドエッグって
ゆでたまごだと剥けないくらい
超黄身半熟状態のたまご料理ですので、

生食大好きな日本人の食シーンにも
すごく合うと思うのですね。

ポーチドエッグと魚料理や
温野菜の組み合わせは
黄金の定番料理です、

どちらの食材も、
和食で十分成立する
組み合わせですよね。

ぜひ、
ステキなポーチドエッグライフを
たのしんでくださいませ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム2022年11月14日