小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ぐりとぐらに見る、繁盛たまごメニューのコツ

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

そういえば、
あの絵本の『ぐりとぐら』が
今年で60周年なんですね。

 

世代を超えて、どころか
家庭によっては3世代またがって
たのしまれるすばらしい作品です。

そして、
このぐりとぐらといえば
やはり大きなたまごでつくった
巨大カステラですよね。

森のみんなで食べるシーンに
「食べてみたい!」
と思った方も多かったのではないでしょうか。

僕もめちゃめちゃ作ってみたいな!
と思ってました。

 

この絵本のストーリーを
作られた中川李枝子さんは

絵本『ちびくろさんぼ』に
登場するホットケーキより
もっと上等でおいしいものを
子どもたちにごちそうしよう!

と考えて、大きな卵をつかった
カステラが出る物語を考えたんだとか。

おいしそうで
既存の大ヒット作を超えよう!という
すばらしい意欲の結果、あのでっかい
たまごとパンケーキが生まれたわけです。

 

そういえば、
物語を面白く科学で考察する
「空想科学読本」に、
ぐりとぐらの巨大たまごと
カステラについて書かれていました。

森にすむ野ネズミの子供
その体長から計算すると、
あの卵は鶏卵42個分の大きさ
があるんだそうです。

だいたいダチョウ卵の2倍くらい、
現存する世界最大の卵・400年前に滅びた
エピオルニスの卵の半分ですね!

 

で、
そこからすると、
できたカステラは人間126人分
ボリュームになるのだとか。

たしかにお話のとおり、
森の動物みんなで食べて
ちょうど良いくらいですね~。

ちなみにリアル現代でも、
こんなでっかい玉子料理は
存在します。

フランスのベシエールという小さな町で
もう50年ちかく続いているお祭りで、
40人のコックさんが超巨大フライパンで
1万5千個の卵を使ってオムレツを焼き上げます。

 

◆サイズ違いの美味しさロマン

ここまで極端ではなくても、
飲食店のご繁盛メニューを考えると、
この『でっかい』は魅力になります。

話題にもつながりますし映えますが、
なによりワクワクがあるんです。

どうしてかというと、
僕たちが小さい頃は、
オムライスやケーキは、
「でっかいもの!」でしたよね。
自分が小さいですから。

あこがれがつまったお菓子やご馳走は
両手に抱えられないくらいの
大きな美味しさでした。

そのノスタルジーがぐりとぐらの絵本のように
よみがえってくるから、
大きな料理って魅力なんだと思います。

ただ、

「食べきれない」

という問題が残っちゃいます。
そこで大事になってくるのが

たまごの起泡性

です。

めちゃめちゃふわふわに泡立つのに
ちょうど食べやすいボリュームで
コストも抑えやすくなります。

たとえばハンバーグプレートで
この起泡性を使えば・・・

すごいインパクトですよね!

オムレツや親子丼でも、
超ふわふわにすることで

「でっかい!」
「でも食べやすい!」

を演出できます。

ぜひ、あなたのお店の
ご繁盛メニューに活用くださいませ~。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学2023年07月13日