猛暑のたびに目玉焼きテストはやめませんか?

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
欧州で記録的な熱波、とのことで
大変なことになっていますね。

倒れる方もかなり出ていて、
各国で数千人規模の被害が・・。
砂漠や赤道など
常に暑い地域って
熱で倒れる人って
あまりいないそうで、
今回の欧州のように
「普段想定していない地域」が
被害が大きくなりやすいんですね。

ダイキンなど
エアコンメーカーが
現地で奪い合いのように
なっているそうですが、
「まさか」への対策が
はやく進むと良いなぁ、と思います。
さて、
普段と違う気候がつづくと、
まじめな議論だけじゃなく
面白おかしくさわぐ人たちも
たくさんでてまいります。
その一つが、
目玉焼き。
「これだけ暑かったら
太陽熱だけで目玉焼きが
焼けるんじゃないの!?」
と、
いろんなところで
目玉焼きを焼き、
動画にアップする人が出てくるんです。

車のボンネット、
地面のアスファルト、
石の上・・・・・・
目玉焼きが焼けるかを試す人が
過去異常気象のたびに出てまいります。
また、アメリカでも
世界一暑いと言われる米国デスバレーでは
卵を持ち込んで地面で焼く人が後を絶たず
卵のカラなどもそのまま捨てていくため
問題になっています。

◆メディアが助長している?
これ、個人発信のSNSだけじゃないんですね。
メディア発のニュースに
なるんです。
「目玉焼きを焼いてみた」が。
しかも何本も。

暑さを
キャッチ―な撮れ高にできるため、
いくつもの卵チャレンジニュースが
猛暑の中で発信されるんですね。
一例を挙げると、
英国のインディペンデント紙ニュース番組
『インディペンデントTV』が
“英国の熱波:本当に、歩道の上で卵が焼けるほど暑いのか?”(UK heatwave: Is it really hot enough to cook an egg on the pavement? | News | Independent TV)
(https://www.independent.co.uk/tv/news/heatwave-uk-egg-pavement-cook-video-b3004020.html)
というタイトルで、
“記者がロンドンの街へ繰り出し、フライパンを使わずに屋外で卵を調理できるかどうかを試してみた。”
という企画を放送しています。

◆太陽熱では固まらない
過去にお伝えしたことがありますが、
結論から言うと
太陽熱で目玉焼きは
できません。
卵が固まる温度は60℃を超えたあたり。
見るからにアチチな地面や石でも、
そこまでの温度にはならないんです。
なぜなら、
太陽熱で温まった地面からは
放射熱として大気へ
熱エネルギーがどんどん逃げてしまうから。

これは、前述の
『世界一暑い』デスバレーでも
証明済みです。
なので・・・

当然上記のニュース番組でも
できていません。
「なぜ?(Why?)」なんて言ってますが
そりゃそうなんです。
唯一、太陽熱で
目玉焼きができるとしたら、
・フタをしたフライパン
・密閉した車内
だけです。


熱が逃げない状況にすると、
カッチカチに固まった
目玉焼きになります。

こばやしは猛暑のたびに
面白がって地面に生卵を落とし
無駄に汚すこのチャレンジに
とても反対です。
で き な い
もったいないことヤメロ~!
という気持ちですね。
面白がるyoutuberは
言うまでもなく
メディアが率先して
こんな食べ物を無駄にする
おふざけを助長するなんて
あってはならないと思ってます。
◆熱中症の注意喚起なら・・・!
じっさいのところ、
この事象から学ぶなら、
室内の熱中症に
気をつけろ
ですね。
今回の熱波も、
室内の被害が多いです。
お気を付けくださいね。
日本はこれから暑くなりますが
まさか同様の企画がでないことを
願っております。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。


