小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は秋分の日、ですね。

 

じつは秋分の日は、

世界的な「たまごの都市伝説の日」

でもあります。

 

秋分の日と春分の日に必ず話題になる

たまごの都市伝説

それは、

「一年に2日だけ、昼と夜の長さが同じになる日には、地球の重力が最も安定するため、卵を立てることができる」

というもの。

コロンブスさんもビックリですね。

 

特に欧米で話題になってまして、

TwitterなどSNSでも毎年

「ホントに立った!!」

みたいな報告が相次ぐんです。

なんで都市伝説かって言うと、

じつは「一年中いつでも立つから」です。

「秋分の日だけ」重力が安定する

なんてことはありませんし、

 

たまごは丸くてスベスベですが、

拡大してよ~く見ると

凸凹があります。

 

静かに

そーっと

その凸凹の突起に重みが乗ると

たまごは立つんです。

やってみれば分かりますが、

5分くらいあればできます。

 

でも多くの人が、

「年に二回だけ立つ!」

と信じているんですね。

 

〇たまごと携帯電話のデマ

そして、こちらは秋分の日とは関係無いですが、

有名な卵の都市伝説です。

「携帯電話を2つ向かい合わせにして通話中にする」

「その間に卵を置く」

「そのまま放置する」

 

20分ほどで割ってみると、

「たまごはゆで卵になっている…!」

というお話です。

「だから同じタンパク質である人体にも悪影響がある。

電子レンジと同じだ。

電磁波は危ない!携帯電話は危ない!」

‥‥‥という“都市伝説”ですね。

 

これはウソでして、

やってみると分かりますが、

ゆであがるどころか、

卵の温度は0.1℃も上がりません。

(電子レンジなら500w600wですが携帯は0.6wしかありません。当然ですね。手を擦り合わせた方がマシです)

 

ですが、

欧米ではチェーンメール化してまして、

いまだに信じている方が

多数情報を発信しています。

 

さて、

この2つのたまご都市伝説に言えることは、

「やってみりゃイイじゃん。」

ということです。

 

どちらもデマかどうかは、

やってみればすぐに分かるんですね。

 

秋分の日じゃなくても卵は立ちますし、

30分経っても生たまごは新鮮なままです。

 

でもこれだけ卵の都市伝説が広まっているということは、

試さない人の方が多い、ということなんでしょう。


僕たちの仕事でも同じでして、

客層に合わせて

たまごをうまく使うと

 

ファンが増え

利益の取れるメニューになるのですが、

 

「ウチだとたぶんムリそうだなぁ。」

「そのうちね。」

って言う飲食店オーナーさん、

とても多いのです。

 

シェフさんの絶品料理が、

もっとステキに儲かるメニューになるのに…!

 

試して合わないならともかく、

もったいないなあ、って思うんです。

 

このコロナ禍は、メニュー開発の時間がとれる未来へのチャンスです。

ぜひ、気になった事は試してみてほしいな、と思います。

 

ちなみにボクはとても面倒くさがりで、

興味の無いことは

「そのうちね~。」という考えでした。

 

それを、

「明日やろうは馬鹿やろうだ。」

って叱ってくれる

繁盛飲食店の社長さんがいらっしゃったのです。

 

おかげで…

はずれも多いですが、

とりあえずやってみよう

ためしてみよう。

という体質にはなりました。

 

都市伝説ではなく、

あなたのお店を「伝説」にすること

ぜひ試作メニューなど

この時期に!お試ししてみてくださいませ。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年09月23日

本日は「たまごのことわざ」とめずらしい玉子メニューのヒントを。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

芸能関係のニュースを見ていたら、立て続けに

『May J.、 “希望の兆し”を意味する約4年ぶりのオリジナルアルバムを12月にリリース』

『山下智久、新CMで楽曲「Vision」作詞「希望が感じられるような歌詞を心がけて」』

『光り輝く小林幸子がラウンドガール!「勇気と希望と幸せを差し上げる」』

なんだか「希望」がキーワードとなっているリリースが次々と出てきてますね。

 

コロナ禍での疲弊から、

ちょっとずつ先の「希望」が

見えるようになってきた

表れなのかもしれません。

 

さて、

たまご鶏のことわざ第71弾

今回は、デンマークの古いことわざ。

<希望とは一個の卵、ひとりが卵の黄身を、別の人が白身を、そしてもう一人が殻を手に入れるものである>

(Hope is an egg, of which one man gets the yolk, another the white, and a third the shell.)

 

希望はみんなにあるけども

平等にリターンがあるもんじゃないよ、

という意味でしょうか。

 

あるいは、

希望ってのは

一人で成し得るものじゃなくって、

みんなが持ち寄ったものが

「希望」になる、

ってことかもしれません。

 

例えば「商売」がそうですよね。

 

いろんな得意・不得意がある

人どうしがあつまって、

長所を生かし

短所をお互いカバーして、

「会社」として目標・希望を目指すわけです。

 

黄身・白身・殻‥‥‥

いろんな特色があつまって

素晴らしい希望の卵になる、

そんな意味合い

とも言えるのではないでしょうか。


〇デンマークのたまごは日本と似ている?

ちなみにデンマークは

日本と同じく

卵大好き国でして、

 

一人当たりの消費量はEUトップ

世界ランキングでも11位です。(日本は2位)

 

なにより、珍しいことに

デンマークのたまごは“生食可能”なんですね。

1990年代に徹底した衛生対策を行った結果でして、

日本の取り組みと同じですね~。

魚のマリネを卵黄にちょっとつけて食べる

伝統の生卵料理もあります。

うーん、これは

日本人にもたまらんですね~。

 

卵黄にはマスキング効果があって、

塩かどや酸味をまろやかにします。

和食にもまろやか濃厚な黄身の

旨味と酸味を楽しむ

「黄身酢」がありますね。

 

言うなれば和風のたまごソースですが、

北欧料理と共通するってのは興味深いです。

 

うまく取り入れれば、

洋風と和風の垣根を超えた

 

あたらしい

さっぱり濃厚たまご料理に

なるんじゃないでしょうか。

 

ハーブ系の飼料や、すだちなど柑橘飼料で飼育したたまごがきっと合いますね。

 

※ちなみに先日ご紹介した、たまごなどの具をめっちゃ乗せるサンドイッチ「スモーブロー」も、デンマーク料理です。

こちらもインパクトあって

まだ日本ではメジャー感がありませんので、

メニューの話題作りにはオススメです。

 

ぜひ、上記のことわざのとおり、

一個のたまごを

あなたのお店の繁盛の

「希望」にしてくださいませ~。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2021年09月22日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

今年は健康について考える時間が多いなぁと感じます。

コロナ禍唯一のメリットかもしれません。

 

46歳になって、ちょっと気を使おうと、

「人間ドック 口コミ評価サイト」

なんてサイトを覗いてみました。

 

驚くことに、

評価した人の大多数が

「サービスの良さ」

を理由に挙げ評価点を付けているんですね。

「気配りがあるか」

「待ち時間にたいくつしないか」

などなど…。

 

ボクは人間ドックって

一度も行った事が無いので

よく判りませんが、

 

これ、ホテルやゴルフ場じゃなくって

『病院の評価』ですよ?

 

「医師のアドバイスが細かい」

「検査精度が高い」とか

「最新の機器があるから」

なんていう評価理由が…

少なくとも半分くらいは

あって良い気がしますよね。

 

でもそうじゃない。

なのに、口コミがあった

それぞれの病院のサイト

『人間ドックPR・申し込みはコチラ』

みたいなページを見ると、どこも

「機器の充実・検査項目の充実」

をイチオシしています。

 

そりゃそうですよね。

僕が病院の宣伝担当だったとしても、

そうするでしょう。

 

でも顧客は…

そんなところで

評価していないわけです。

おそらく

受診する方々の大多数は

「自分の体は大丈夫だろう。」

って思っているんでしょうね。

 

その上で、

たぶんムダになる

いや、何も見つからず

ムダとなってほしい…!

と願うその「退屈な時間」を、

 

病院の良いサービスや

暇つぶしの充実でもって

有意義なものにしたい。

そんなニーズが高いのではないでしょうか。

 

このズレがとても興味深いです。

 

僕たちの仕事でも、

そんなズレがあります。

 

僕は以前、

「めちゃくちゃおいしい『たまご』」

を届けたい、

そう思っていました。

 

でも、お客さんが本当に求めているのは、

たまごそのものじゃなくって、

 

「そのたまごでできる、

めちゃくちゃ美味しい料理

なんですね。

たまご単体だけで美味しくったって、意味がないんです。

 

僕はその事に気づかず失敗した、

苦い経験があります。

 

たまご屋を継いで1年目でした。

 

夏場に、沢山使ってもらいたいと、

コッテリ濃厚なこだわり卵を

売り込んでいたんです。

「とにかく使ってみて下さい。」と

卵を少し置いてくるのですが、

どこもゼンゼン反応が無い。

 

そんな時、商談をしていた

ある有名地場うどん店の

店長さんが僕にこう言ってくれたんです。

「ウチにいろんな人が提案に来てくれるけど、

どんなメニューがあるか

を聞いてくれる人っていないんだよね~…。」と。

 

その時に『価値のズレ』にハッキリと気づいたんです。

 

確かに…!

そのうどん店には

沢山のメニューがある。

 

卵を親子丼に使うのか、

月見うどんに使うのか、

天ぷらに使うのか…

卵の向き不向きが全くちがう。

 

そして

夏場にこんな

コッテリ濃厚な卵なんて

求めていないのかも……。

 

相手の事情をなんにも知らずに、

こちらの都合で

「これ濃厚で美味いですよ!」

なんてオススメしていたのです。

もちろんそのたまごの採用はありませんでした。

 

僕たちはたまごを勧めたい、

取引先さんは

それよりまず聞いてほしい、

そんなズレがあったのだと思います。

 

この失敗は、

「料理別専用たまご」

誕生のきっかけになりました。

洋菓子に合う卵だけでも

3種類も生産しているのは、

お客様の声からスタートする

と決めてからです。

 

ですので、

まず当社にお問合せ頂いた際は、

メニューや理念

こだわりどころ

などをしつこく聞かせていただいております。

 

めんどうくさいかもしれないですが、

インタビューを受けてるつもりで、

ぜひおつきあいくださいね~。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年09月21日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

大みそかの人気番組「絶対に笑ってはいけないシリーズ」が今年は休止されるそうですね。

録画してウチの息子と一緒に毎年観てましたが、

面白いですよね~。

 

『人間ガマンすると、むしろ笑いたくなる』

ってのをコンセプトにしたのって、

一種の発明だと思います。

 

で、

今年は「絶対笑って年越したい!笑う大晦日」になるんだとか。

いままで「笑ってはいけない」がタイトルでしたが、

「笑ってほしい」ってのはずっと変わってないわけです。

むしろタイトルでアイデンティティを

さらけだしたカンジですね。

 

さて、本日のテーマは

この「アイデンティティ」


たまごって、なに?

ってことを時々考えます。

「たまごの定義」ですね。

 

ひとつは『生命が生まれる源』であること。

 

日本で流通するたまごの99.9%は無精卵ですので、

じっさいは温めてもヒヨコにはなりません。

 

このことは、

安全面からのメリットでもあるのですが

 

たとえ無精卵であっても、

もし有精卵であったなら、

ヒヨコになるかどうか

 

ということが、

「たまご」である以上

とても重要なんです。

何年か前、業界で

「コレステロールの低い卵」

「カロリーの低い卵」

の議論がありました。

 

こんな卵も、

作ろうと思ったら

できちゃうんですね。

 

栄養の足りない飼料

で育てればいいんです。

そうすれば、卵も栄養不足になります。

 

理論上モノはできる。

でも、それが

有精卵だったとしたら、

はたしてヒヨコになるのか

ということなんです。

 

栄養不足では

ならないだろう。

 

だったら、

それはもはや

卵じゃないよね。

 

そういう結論でした。

だから、たまご業界全体としては

「カロリーオフ」のたまごは

目指さないんです。

 

ぼくも、このことに全面同意します。

 

それが、

生き物に対する敬意を払うってことだと思うんです。

 

これは他の生き物の業界でも

同じじゃないでしょうか。

油ののった旨味たっぷりのアジを養殖

 

なんてのは良くても、

栄養カットした飼料で

カロリー半分のアジです♪

 

なんてのは、やっちゃいけないですよね。

 

余談ですが、

「カロリーオフ・コレステロールの少ない卵がほしい」

っていう要望、お客様からもいただきます。

 

ですが、そもそも

「コレステロールは取りすぎても健康上問題は無い」

と国立栄養学研究所の発表ほか学説で

判明していますし、

 

もともと卵のコレステロールが問題視されたのは、

百年前ウサギに実験で食べさせたところ

「草食動物」であることを考えてなくって

ウサギに悪い影響がでちゃったから

勘違いした…

 

というところから、始まっています。

 

以来、「卵は食べすぎちゃダメ」

の迷信が出て100年経ってるのですが、

 

自分たちが正しい情報をまだまだ

お伝えしきれていないだけなんです。

 

それを

「お客様の要望だから。」

ってんで迎合して、

ニーズがあるから売れそうだ、

なんて考えちゃいけませんよね~。

 

たとえ、

いくらお客様が求めていらっしゃるものでも、

たまご屋として、やっちゃいけない

アイデンティティの問題だなぁ。

そんな風に思います。

 

でもごく一部、

業界では目指していない卵

そういう特徴のたまごが販売されてますし、

差別化をめざすあまり、

今後も新たに出てくるかもしれません。

それを、ぼくは危惧しています。

 

ぜひ買う側の人

あなたには、

こういった考えがたまご業界ではあるんだな、

ということ、ぜひ

ご理解いただけましたら幸いです。

 

番組のタイトルがどうあれ「笑ってほしい」という根っこが同じであるように、

美味しくて健康で、命に敬意を払える食材であるという根っこはみんな同じ、という業界でありたいです。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2021年09月20日

飲食店様向けのテーマです。本日はたまごじゃないお話を。

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

『スマホで漫画がつくれる』

がコンセプトの

新Webサービス「World Maker」β版が提供開始されていて、

話題になっていますね。

なんと!漫画が描けなくても、

ストーリーとセリフを入れるだけで

フォーマットからコマ割りやキャラクターが選べて

マンガになる

そんなサービスのようです。

もしかすると、

飲食店さま

洋菓子店さまで

ファンづくりに

とても有効に使える可能性があります。


まず、情報発信のいちジャンルとして、

マンガ的POPや

マンガ的広告チラシというものがあります。

たとえば上記は、

Amazonで売ってる

「ガムトーク」というカードゲームのページ。

 

ニュースレターなんかも、

マンガ形式で出している企業さんがたくさんあって、

 

また最近では、

お店のメニューや商品、こだわり紹介や

初来店のシステム説明に、

マンガを使う飲食店さんも増えてきました。

 

それはやはり、

「伝わりやすい」から。

 

この「マンガ」というスタイルは

日本人にとてもなじんでいて、

伝えたいことを

とても分かりやすく伝えられる

有能ツールだからですね。

 

たとえば、下記は、ウチのHPにある

当社の紹介文章ですが、

「おいしい」たまごとは・・??
皆さん「『おいしい』卵ってどんなの?」と聞かれると、どんな卵を想像しますか?
「そりゃ盛り上がりがすごくて、カラが硬くて、それで黄身の味が濃厚で香りが良くて・・」
こんな感じのイメージではないでしょうか? でも、それだけじゃないんです。

・・・・・・と書いてあります。

これを、ボクがテキトーにマンガっぽくしてみたら

どうでしょう??

なんか読みやすくなりませんか?

 

ただ…

これって

つくるのは

めんどくさいですよね。

コマ割りとかもよく分かんないですし。

 

きちんと作ろうとすると

プロの漫画家さんがとても苦労されているくらいですから、

 

専門に請け負って

マンガ風のチラシやメニューを作成する

デザイン会社さんだってたくさんあります。

 

素人ではムリ…

そこで、冒頭の「world walker」ですよ。

 

マンガのストーリーじゃなくって、

あなたのお店のメニューこだわりや

お伝えしたいストーリーを

 

文章を打ち込むだけで

もし、

絵心ない方でもマンガにできるなら…!

けっこうなかなか役立つ

お店のツールになるんじゃ

ないかと思ってます。

 

現在はベータ版で、テスト配信のみ行っているようですが、

いずれ正式に出てきたときに、

ぜひ活用してみると面白いんじゃないでしょうか!

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

(追記:一般公開されましたね!https://worldmaker.app/

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2021年09月19日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

セイロン紅茶の危機

というニュースが出てますね。

 

スリランカは大統領の方針で

国内の農業をすべて

「有機生産」にする

世界初の国を

目指しているんですね。

 

で、

有機じゃない肥料や

農薬や試薬は

今年の春から輸入禁止

 

そして

初めての収穫時期にいたってるんです。

 

が…生産量は激減!

食料危機に加え、

 

主力輸出品の紅茶は、

年間3億kgあった出荷量が

半分まで落ち込むだろう

と言われています。

うーん、

思い切りましたね。

 

とても良い考えだとは思いますが、

たとえるなら

あなたのお店のコンセプトを、

ガラッと変えてしまう

それと同じです。

 

リスクありますよね~。

 

スリランカで言うならば国民

あなたのお店なら

お客さんが喜ぶかどうかです。


僕たちのたまごでも、

全面的にこだわりたまごに切り替えると

逆にもったいないことがあります。

 

たとえば、

僕たちの商品に

加熱で黄金色になる

焼き上がりのキレイなたまごがありますが、

 

やっぱり差を感じてもらおうとすると、

最初は比較対象があってこそです。

全面的に切り替える前に、

一部のこだわり商品として、

 

黄金プリンとか

黄金カステラ

みたいな差別化メニューとして売ってみた方が、

 

話題になりやすいですし、

利益も取りやすいことがあります。

 

その後、

お客様の反応をみながら、

全面導入のタイミングを

探ってみれば良いんですね。

 

大企業や行政も

地方のスモールで試験して

成功したら大きく活かす

という取り組みをしています。

 

ぼくたちもこれに習うべきですね。

 

トヨタは実験都市「ウーブン・シティ」を静岡に開発して、将来は全世界へ、と考えています。

 

また、ぼくたちの会社から

15分ほどの山あいに、

神山町っていう

 

高度な光ファイバー網を整備して

全国の有名ITベンチャー企業が

サテライトオフィスの軒を連ねる

「山間の町の奇跡」なんて呼ばれる町があります。

そこが打ち出しているのが

「有機の町」

 

リタイアして、

食にこだわって、

有機食材だけで

余生を過ごしたいひとは、

ぜひ神山町に全国から来てね!

って投げかけをしてるんですね。

 

個人的にはすごくステキな差別化だと思います。

刺さる人にはすごく魅力的ですよね~。

 

小さい単位で実験をして、

うまくいったら

おおきい単位で実行する

 

スリランカも、

この方が良かったんじゃないかとは思いますね~。

 

もちろんスリランカの

「全面切り替え」は、

長期で見ると成功かもしれなくて

もしかすると30年後、

世界中から移住者が

あふれる国になっているかもしれません。

 

壮大な社会実験です。

 

でも、ぼくたち中小企業は、

長い期間は待てませんので、

 

ちょっとずつ試して、

たまごであれば、

新メニューで導入

それで単価UP

 

うまくいけば、

アイデンティティになるまで

全面切り替えもあり

 

の流れが良いんじゃないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年09月18日