小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ゆでたまご 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

父の日前なので、『英国最高の酒つまみ』の異名を持つ「スコッチエッグ」のレシピをご紹介します。

まずは、最も伝統的なレシピの紹介です。現在の一般的なレシピはハンバーグのような挽肉をつかったものですが、初めて考案された280年前のレシピソーセージを刻んだものを使います。ひき肉をつかうよりもすんごく味の濃さがあって、なんというか「ザ・つまみ」というカンジで美味しいんですねー。(^^)

【伝統のスコッチエッグレシピ】

ソーセージ 8本
パン粉 200g
レモン 半個分の皮
マスタード 大さじ1
パセリ(みじん切り) お好みの量
小麦粉 50g
塩こしょう
揚げ用の油

<材料 ; 8個分>
たまご 10個(8個はゆでたまごにしますので、小さめがグッド!)
ソーセージ 12本
パン粉 200g
小麦粉 50g
レモン 半個分の皮
マスタード 大さじ1
パセリ(みじん切り) お好みの量
塩こしょう
油(揚げる用)

<つくり方>
1)たまごを茹でます。熱湯から8分茹でて、冷水で冷やした後にカラを剥き、水分をふき取っておきます。

2)ソーセージミートを作ります。良く切れる包丁で切れ目を入れ、ソーセージの皮を外し中身を出し、それを適当にスライスします。大き目のボウルにそれを入れ、レモンの皮、パセリ、塩コショウを加え、よく混ぜます。

3)それを8等分して、ひらべったくします。ゆで玉子をそこに乗せ、玉子を優しく包みます。(厚い部分と薄い部分が無いように注意してください)

4)生たまご2つを割って混ぜ器に入れておきます。

5)小麦粉→たまご→パン粉の順番で衣を付けます。

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6)160℃前後の油でカラっとなるまで5、6分ほど揚げて完成です!

ケチャップも合いますが、ソーセージ自体の味がありますので、何にもつけなくてもかなり美味しいですよ!(^^)

ぜひお試しあれ!

(参照:Scotch Eggs : Manger .recipes)

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

急に真夏日にりましたねー。ビールの美味い時期になりました!さて、真夏の夜に一杯、となると重要なのは「酒の肴」、つまみです。

つまみとして重要なポイントは、健康的でそこそこボリュームがあって食べやすく、酒の味を十分引き立てる塩味や辛味や濃厚旨みがあること。どんな国でもそんなおススメつまみ料理があるのですが、本日は英国にて『最高の酒のつまみ』と評された玉子料理、「スコッチエッグ」の御紹介をします。

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スコッチエッグとは、要するにゆでたまごが真ん中に入った「ミンチカツ」です。先のNHK朝ドラ『ごちそうさん』でも美味しそうなスコッチエッグが登場して話題になっていましたが、日本にも大正以前とかなり早い段階から入ってきておりました。

このスコッチエッグ、発祥のイギリスではなんと280年近い歴史がありまして、1738年にロンドンのピカデリーにあった百貨店『フォートナム&メイソン』でメニューに上ったのが初出。今日の英国では、屋台にレストラン量販店とあらゆるお店で食べることができる大衆料理になっているのですが、最も美味しいスコッチエッグが食べられるのはパブの料理と言われます。

ピクニックの冷めたスコッチエッグも美味しいし、ちょっと気取ったレストランで食べるスコッチエッグも美味しいのですが、やはりお酒と会話と共に楽しむのがロンドンっ子、英国人にとっては何にも代えがたいようです。

特に最高なのは飲み始めてから2、3時間後に食べるスコッチエッグである・・・・・・のだそうですが、3時間…って日本人の感覚ではもうエエカゲン帰ろうか、ってくらいの長さなのですがイギリスの皆さんはいったいどれくらい飲み続けるんでしょうか!?(^^;)

◆スコッチというけれど・・・
余談ですが、スコッチエッグとは直訳すると「スコットランド風たまご」、つまり英国のスコットランド地方を指すのですが、実は発明者はスコットランドとは何の関係もありません。ロンドンで店を構える料理人がウケを狙って「スコットランド風」と名付けたのがキッカケなんだとか。

うーん、 日本で生まれたスパゲッティ「ナポリタン」とか、名古屋発祥の「台湾ラーメン」みたいなモノですね。面白い。

◆お酒から肝臓のダメージを守るたまご!
ちなみに卵はお酒から肝臓を守るヘルスフードでもあります。メチオニンやコリンといった卵に豊富な成分が肝機能を向上させます。父の日も近いです、ぜひお父さんの晩酌に体を労わる「最高のつまみ」を、作ってみてはいかがでしょうか?

今週後半に「小学生でも作れるカンタンなスコッチエッグの作り方」を御紹介しますねー。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ビールのジョーク・肝機能とたまご – たまごのソムリエコラム

(参照:“Why Scotch Eggs Are The Perfect Drunk Food”)

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

電子レンジたまご」といえば『爆発』です。普通にレンジで生卵をチンすると、とんでもないことになります。10個入りパックでやると、レンジがふっとぶくらいの威力があります。

が、「お湯を沸かすのめんどくさい!」という気持ちも良くわかります。本日は『電子レンジで美味しいゆで玉子をつくる方法』をご紹介します。

(1)アルミホイルでゆでたまごを包む
(2)コップに水を入れる
(3)そこにアルミ包たまごを入れ、約5分加熱
(4)2-3分放置する→できあがり!

これは、卵そのものが加熱しちゃうのをアルミホイルのバリアで防ぎ、周りの水を加熱することで美味しいゆで玉子にするわけです。(なので、アルミホイルで卵を包んでチンしただけではまったく温かくなりません。)

コンロがふさがっている時などには、おススメです。ぜひお試しくださいませ!(^^)

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

皆さん「たまごマヨネーズ」ってなんだかご存知ですか?

フランス語で「ウッフマヨ(oeuf mayo)」。

これは、ゆでたまごにマヨネーズをかけたフランス料理のコト。

エッ!?それだけなの?なんて思うなかれ。

前菜として、フランスでは伝統あるメニューなんです。

さて、この「ウッフマヨネーズ」、いろんなカフェや食堂で定番となっている前菜料理なのですが、一年に一度、協会より「その年の最もすばらしいウッフマヨネーズ」を称える最優秀賞が送られるんです。過去の受賞したものを挙げますと・・・・・・、

こちら↑が昨年2012年度の最優秀たまごマヨ。パリの人気レストラン、「エバズイヨン」のメニューです。これは美味しそうですねー!

こちら↑が、2011年の最優秀たまごマヨ。人気店「オリビエフロッター(OlivierFlottes)」の前菜メニューです。これまた美味しそうです。

 

そして、今年2013年のウッフマヨネーズ最優秀賞は、パリの「オーベルジュ・ドゥシェ(Auberge d’Chez Eux)」、クリントンさんやプーチンさんも訪れた有名店です。

これも美味しそうですね!伝統を守りつつも、新たな美味しさを追求する姿勢、とても素晴らしいです。 しかも「たまご」基本でです(^^)

この伝統あるたまごマヨネーズ、たまご屋としてもたまごマニアとしても、ぜひ末長くつづいてほしいものです!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今月末30日はハロウィンです。

あちこちでカボチャのオブジェや魔法使いの帽子をかぶっている店員さんを見かけます。

さて、実はハロウィンと卵は面白いつながりがあります。

欧米で定番のたまご料理に「デビルエッグ(deviled eggs)」というものがあります。 非常に美味しいのですが、名前が「悪魔のたまご」なものですから、ハロウィンではより怖くアレンジしたものがたーくさん作られるんですね。

少しご紹介しますと・・・

【※ちょっとだけ閲覧注意です※】


カボチャのおばけ、ジャックオーランタン風です。下のデビルエッグは煮玉子のようにちょっと色づけしています。

こちらは黒オリーブを使った「ゾンビの目」シリーズ。

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結構グロいです。(^^;)

あと結構多いのが・・・

スパイダー風。ギャー!!

カンタンらしく、人気のようです(汗)


こちらは赤いツノとしっぽが定番の「アクマ」に似せたもの。キツネっぽいですが、この顔が一番の特徴なんだとか。

スパイダーよりは、こっちのマイルドなのがイイですねェ。

いかがでしたでしょうか?

ハロウィンパーティに限らず似顔絵を描いたり子供の好きな動物を演出したり、いろんな可能性がありますね!

「デビルエッグ」のおススメレシピは、過去日記にありますのでよければご参考くださいませ(^^)↓

【レシピ】ハロウィンパーティに超オススメ、伝統の「悪魔のたまご」料理 – たまごのソムリエ日記

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

寝坊した!そんな朝時間がない時に、素早くゆでたまごを作る方法をご紹介します。(^^)

まず、使用するのはお鍋・・・じゃなくてフライパンを使います。

深さ1cmくらいになるようにちょこっとだけ水を入れます。たくさん入れると沸騰までに時間がかかっちゃいますので少しだけ。

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次に、たまごをそっと置いて、火にかけます。最初は強火。

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たまごが水に浸かってなくても全然オッケー!

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お箸で転がしてた方が、黄身が偏らずキレイにできます。 強火で2分の後、フタをして中火で更に3分、その後はフタしたまま極弱火で5分ほどほっておくと、完成です。

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切ってみると・・・みての通り、キレイな美味しいゆでたまごが完成です。

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仕組みとしては、水が蒸発しない限りフライパン上の温度が100℃で保たれるという仕組みを利用しています。

水もちょっとなのでガス代節約にもなって、家計にも優しい料理方法です。

半熟などのコントロールがやや難しいので、より美味しく作るには温度が安定するたっぷりのお湯で作る方が良いですが、朝のお弁当など急ぐときにはこちらの作り方で十分です。

ぜひお試しあれ!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。