小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

先日、仕事のついでに

池袋にあるサンシャインシティ

で開催中の『ガシャポンのデパート』

に行ってきました。

すんごい数のガシャポンが集まってまして、

なんと3000面!もあるそうです。

組み立て工場イメージの

参加型の遊び場もあって、

おもわず童心にかえる

ワクワク感がありました!

いろいろ目移りしたんですが、

畜産動物がテーマの

ガシャポンを見つけまして

『なかみまるみえフィギア』

と題して5種が入ってました。

「食べられる動物編」

というサブタイトルが

シュールですね。

 

なんと!

一発でニワトリを引きまして

我ながらツキがあるなぁ、

と思いますね(笑)

こんな風に

それぞれの内容も

面白いのですが、

 

やっぱり

「沢山の中から選ぶ」

という価値がとてもステキだと

感じます。

 

この『選ぶ』

という行為が

じつは、あなたのお店の

ご繁盛につながります。

 

たまごのこだわりと

お店のファンづくり、

繁盛メニューづくりに

役立つ事例があります。

 

ある関東のカフェ兼レストランさんから

ご依頼をいただきまして、

たまごの切り替えのお手伝いをしました。

 

二十数種類のたまごを

比較していただきまして、

その中から、

お店の味

珈琲のこだわりに

最も合うたまごを

お選びいただいたのです。

 

卵自体のそぼくな

味がしっかりしていて、

でも香りは控えめなたまご

 

そんなたまごがいちばん

そのお店の味に合う、

という事がわかりまして、

ハーブ飼料で育てた

たまごをお届けする事になりました。

 

そして、

「23種の中から選んだ、当店の珈琲に最も合うたまごです」

のように、伝えて頂いたのですね。

 

ただ良いたまごを使う

じゃなくって、

お届けしたいお店の美味しさがあって、

 

そのために

「沢山の選択肢の中から卵を選び抜いた」

という価値が

コストを下げながらの

満足度アップになりました。

 

厨房の方だけじゃなく

ホールスタッフの方も

ご一緒に試食して選んでいただいたのですが、

 

結果、ご接客の中でも

「このたまごは、香りがすごく良いんですよ。」

「わざわざ20種類以上から選んだんです。」

なんて、こだわりを

お話いただける、

 

実感のこもった説得力が

お客様の喜びになっているそうです。

 

いい卵、というよりは

いちばん合う卵

の方が美味しさにつながります。

 

選ぶ時間はかかりますが、

単にこだわった卵を使うよりは、

コスト的にも有利な事が多いです。

 

ぜひ、ワイワイ、ワクワクしながら

あなたのお店の味にピッタリなたまごを

僕たちの届ける83種から

一緒に選べましたら楽しいです。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

(関連:メニューに「〇〇卵使ってます」と書いても意味がない | たまごのソムリエ 面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月23日

飲食店さん、洋菓子店さん向けの内容です。

アフターコロナに向け、

外国の方集客のための

たまご表記のコツがあります。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

先日ロッテリアの前を通ったら、

こんな看板が出ていました。

「絶品!」

って大きく書いてあるんですね。

 

美味しそうだなぁ。

とは思いましたが、ふと

「中国の方が見たら、

なんて読むんだろう…?」

って思ったのですね。

 

だって中国語って、

漢字が同じでも

全く違う意味になることがあるんですよ。

 

たとえば「手紙」って書くと

中国語では「トイレットペーパー」の事ですし、

 

「湯」って書くと

日本では沸騰した「水」ですが

中国では「スープ」の事です。

 

あれだけデッカイ文字だと、

意味はどうなんだろう??

 

「絶」って“断る”とか“絶える”って意味ですし、

もしかすると中国語で

「売り切れだよ」

みたいな意味があったりして…

と思いまして、

 

調べたら「絶品」は

中国語でも

「すばらしい」

「超うまい」

みたいな意味でした。

なーんだ

なるほど、これなら納得ですね。


〇インバウンド復活・在留の人もターゲットに!?

たとえば東京には、55万人の外国人の方が住んでいますが、

その内3人に一人は中国の方です。

 

また、アフターコロナ禍の

ターゲットとしても

中国からの観光客や滞在人が

外食業界で視野に入ってくるでしょう。

 

じっさい、

日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)の

「中国人最新訪日意識調査」によると、

中国で「コロナ後行きたい国」で

日本は1位だそうです。

 

もしあなたのお店が

中国からの観光客や

在留の方が多い地域であれば、

 

お店のPOPや看板でも

漢字の意味を

ちょっと意識してみるのも

必要かもしれません。

 

たとえば

『美味』って言葉は、

中国語でも日本語と同じ

「おいしい!」です。

 

これも『絶品』と同じく

使えますよね。

 

ちなみに、

「卵」って書いてっても

中国の方はピンときません。

 

日本でいう「たまご」は、

『蛋(たん)』と書きます。

タンパク質の「タン」ですね。

 

「卵」は学術用語(虫とか)で、

食では使わない漢字です。

 

「卵!」

なんてデッカク書いた

看板でも、中国語圏の方には

集客効果は無いかもです。

 

ですが、

『卵黄』や黄身、

『卵白』だと

しっかり響くようですので、

 

POPなどのPRでは、

「卵」だけよりも

表記として使い勝手が

良いかもしれません。

 

あと、「たまご焼き」は

中国語では「目玉焼き」

の事を指しますので、

メニューで勘違いされる

場合もあるかもしれません。

シズル写真の有無で

注文数は変わるでしょう。

 

現状はコロナ禍もあって

海外の方は少ないですが、

もしTPPがスタートしたら、

「人の移動条項」によって

技術者中心に多くの

外国人が行き来するようになります。

 

都市部のお店さんでは、

ハラル的メニューと併せて

今から備えておく必要が

あるんじゃないかと思います。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月19日

もし、あなたのお店のメニューに無い料理や

やっていないサービスを

お客様に求められたら

どうしますか?


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

ある、お世話になっている社長さんにもらったアドバイス。

 

『商売をしていて

「こんなのってできないですか?」

って聞かれる事は、

ゼッタイにできるようになった方がいい。

 

なぜなら、お客様がイメージで

「このお店なら、やってくれそうだ。」

と思っている事だから。』

 

なるほど。

フランス料理店に行って

「お粥ってできるでしょうか?」

はゼッタイに聞かないでしょうけど、

 

めちゃくちゃ対応の良い料亭で

胃の調子が悪い時なら

思わず聞いてしまうかもしれません。

 

ホテルオークラさん、帝国ホテルさんでは、

朝食時に目の前で

超スゴイオムレツを作ってくれるんですよね。

海外でも、朝食ビュッフェで

目の前で玉子料理を作ってくださるホテルは

多いのですが、

「こんな美味しいオムレツって、

どうやって作ってるのかな?

見てみたいな。」

「できたてを早く食べられるかな?」

 

っていう声がきっかけになった

そんな話も聞いた事があります。

 

近所に僕がとても尊敬する

繁盛中国料理店さんがあるのですが、

そのお店は、

お客様の声を拾うのが

めちゃくちゃ早いんです。

 

「このメニューなんて読むのかな…?」

って思ってたら

次に行ったときには

もう対応されている。

 

たとえば、これからの時期、

冷え込んできますよね。

 

その地域でトイレに

ちゃんと暖房がかかっているお店は、

僕の知る限りそのお店だけ。

 

細やかな潜在ニーズに

自分で気づくのが

一番良いのですが、

それってなかなか

ムズカシイですよね。


ですので、もし、

「こんなのってできますか?」

と聞かれることがあったら、

 

「すみません、ウチではそれやってなくて…。」

と、その場では断ったとしても、

 

『そう見えるのか!チャンス!』

…と捉えて

未来へのヒントに

なるんじゃないかと思います。

 

ウチも、

「少ない単位の業務用って無いですか?」

「納豆に合うたまごって無いですか?」

「プリンに合うたまごって無いですか?」

 

お客様のお問合せがきっかけで

のちに生まれた商品が

た~くさんあります。

 

できそうに見えるのは、

未来のチャンス!

と思ってチャレンジしております。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月17日

機械化、AI化が進んでいますが、仕事を見直すいいきっかけになるかもしれません。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

ファミリーマートが、品出しのロボットを導入して話題になっていますね。

すごい動き!と目を奪われますが、

機械関係の友人にいわく

ホントにすごいのは

AIなど操る脳みその進歩と、

カメラ部分だそうです。

 

なんて書いてあるかが

ちゃんと認識できるから、

正確に品出しができるんですね。

 

じつは、卵の世界でも同じことが起こってまして、

たまごは産みたてから、

カラについた汚れを洗って

目に見えないくらいの小さなヒビが

入った卵を除去して、

サイズ別に分ける、

 

そんな洗卵選別工程が必要なんですね。

で、たまごって割れモノですし、

どうしても人の手でなければいけない工程が

たくさんあったのです。

 

たとえば、選別ラインで

パック詰めされた卵は、

最終かならず

「汚れが無いか」

「割れていないか」

を人の目でチェックして、

箱詰めしているんですね。

ですが、それも

機械の目と、腕で充分ひとと同じ働きができるようになってきています。

今のところはまだ人間の方が融通が利くようですが、

これも機械の方が上、となるのは時間の問題でしょう。

 

じつは、飲食業界でも、

おなじ波が来ています。

 

ひたすら同じものをつくる工程が多い料理

たとえばリンガーハットさんは早くから自動調理機械を厨房に導入していますし、

たまご料理だと、

シンガポールではこんな機械が出ています。

 

すごいですね~!

 

さて、このポイントは、

「お客様にとって

どっちでもいいこと」は

機械化しちゃってもいい

ってことじゃないかと思うんです。

 

ある先輩社長に

「ボーリングのピンを立てる人」

の話を聞いた事があります。

 

かつてボーリング場では、

各レーンに、

ボーリングのピンが倒れた時に

それを素早く立てる人がいました。

 

レーンが機械化したときに、

すべてその「職」は無くなっちゃいました。

そりゃそうですよね。

 

真心こめてピンを立てようが、

機械が立てようが

ボーリングをする上では同じなんですから。

 

たとえば、ファミマの品出しだって、

減った商品を補充するのは、

機械がしようが

人がやろうが、

お客さんには同じ商品が陳列されているだけです。

コンビニ業務の2割は「品出し」なんだそうですが、

 

そんなことはロボットに任せて、

むしろ人間は、

接客の細やかなサービスとか

新サービスの企画とか

どうやってお客さんをワクワクさせるかとか、

 

やればやるほど感動してくれる

そんなことに

面倒くさい手間をどんどんかけるべきなんでしょうね。

 

オムレツを目の前で焼くのが

「どっちでもいい」のかは

ちょっとわかりませんが…

 

たとえば飲食店さんでいうと、

支払いの自動化とか

サイゼリヤのように

食材発注の自動化とか

 

「お客様にとってどっちでもいい業務かどうか」

を考えて、自動化とか外注化してみるのは、

今後の効率化としてアリじゃないかと思います。

 

僕たちもいまは、

圧倒的に手作業が多いんですよね。

 

未来を考えて、ホントに僕たちじゃないと

できないかどうか

ボーリングのピンになってないか?

一つ一つ仕事の工程を考えていかねば、と思います。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月13日

繁盛するたまごメニューを応援しています!

ニッチなメニュー、って

少ない労力でナンバーワン!

になりやすいんです。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

今日11月11日は

2年前まで「いちばん記念日が多い日」でした。

46個もあるんだそうです。

 

現在の一番は「10月10日」で

こちらは記念日50個!

 

十一が2つ重なると

「圭」になりますので、

「鮭の日」(11月11日)

なんてのはちょっとセンスがイイなぁとは思いますが、

コンセントの日

麺の日

ゲタの日

箸の日

煙突の日

 

みたいに、

1111の見た目から来ている記念日が

いっぱいありますして、

見た目でいうなら、

まだまだ増えそうです。

 

これ、イベント的に考えますと、

ほかの記念日が少ない方が

メディアでも取り上げてもらいやすいですよね。

 

ちなみに翌日の11月12日だと

たった5つしか記念日ありませんし、

たとえば1月2日だと、

実質ゼロです。

 

うるう年だけの

2月29日はどうなんだろうなぁ、

と思って調べてみたら、

なんと3つありまして、

その内の1つが「円満離婚の日」

 

4年にいっぺん、

夫婦関係を見直してみよう

という趣旨だそうで、

なかなかオソロシイです(汗)

 

ただ、50個相手にするよりは、

話題になりそうですよね。

 

こんな風に、

料理メニューなどでも、

ちょっと軸を変えてみる事で、

 

オンリーワンになれる可能性があります。

「地域一番」

「カテゴリー一番」

なんてうたえるかもしれません。

 

たとえば楽天通販サイトだと

「プリン」のカテゴリには

5千を超えるページがありますが、

「ババロア・ムース」のカテゴリだと

たった3百件

十分の一以下です。

 

もちろん、

ニッチなカテゴリには

「ほしい!」人も少ないかもしれませんが、

 

「ナンバーワン」を目指すなら

ニッチ攻めの考え方は

面白いんじゃないでしょうか。

 

たとえば、

マグロ丼や玉子丼・親子丼は結構定番ですが、

生たまごと納豆、マグロなんかに

オクラほうれん草など

地域野菜を盛った丼を

「ばくだん丼」と総称するのですが、

日本各地に郷土のレシピがありながら、

この名前自体はジャンル、

というまでは知られていません。

 

大戸屋さんや有名お寿司屋さんでも

出されているので、

最近知っている方も増えてきた印象です。

 

たまごの特徴や食感もすごく出やすくって

僕も大好きな料理です。

 

ばくだん丼地域一番!

はねらい目としては面白いんじゃないかと感じます。

 

たとえば洋菓子でも、

アルファフォレスのように

大航海時代に

世界を半周して伝わってきた南米のお菓子もあります。

日本ではニッチですが、

ストーリー込みで

面白い専門化ができるかもしれません。

 

ぜひニッチで一番な、

たまごメニューを考えてみて下さいませ~。

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月11日

外食店さま向けの記事です。

コロナ禍で特に感じることが

多くなっている「面倒くさい料理」

玉子料理ではそこが利益の源なんです。

 


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前ですが、

「簡単そうに見えて実は面倒くさい料理ランキング」

という記事がネットで上がっていました。

 

1位 ポテトサラダ

2位 唐揚げ

3位 冷やし中華

でしたが、なるほど納得ですね。

そもそもカンタンそうには見えない気もしますが、

見た目よりもずっと面倒くさいという意味でしょうね。

ポイントとしては、

どれも工程が多い

食材や準備物が多い

ことが共通してますね。

 

もうひとつ

これらに共通する特徴は、

外食・テイクアウトの定番

なことじゃないでしょうか。

 

面倒くさい

だから家でつくらない

なので外で食べる

 

こんな構図ですね。

ポテトサラダや唐揚げの無い

居酒屋なんてほぼ無いですし、

 

コンビニで冷やし中華を

買った経験は一度や二度じゃないでしょう。

 

つまり、「面倒くさい」料理は

外食の独壇場なんですね。

そこに価値を大いに感じてくれている。

 

さて、

そんな家でつくるのに難しさを感じる

料理のひとつが、

「玉子料理」

なんです。

 

以前も少し紹介しましたが、

20代の若者は、

60代の半分しか毎日卵を食べていません。

(関連:なぜ玉子料理メニューで粗利が取れるのか!?-たまごのソムリエ面白コラム

 

たまごかけごはん以外の

たまご料理って、

どれも多少の「技術」を習得しないと

おいしく作れないんですよね。

 

もちろんカンタンにできるコツも

たくさんありますが、

それでもプロが作るものと

大きな差が出やすい食材です。

 

いくら練習しても

一日300食つくる

ホテルの朝食シェフさんには

かなわないですし、

 

一日中焼き続けている

築地の玉子焼き専門店さんの

ようにはなかなか作れません。

 

原材料費はそう高くない分、

たまご料理は、外食さんで

「面倒さ」と「技術料」を利益に変えられる

利益提供食材でもあります。

であれば、

「よりめんどくさそうなたまご料理」が

もっと価値を感じてもらえるわけですね。

 

最近であれば、

トルネードオムライスや

ふわふわスフレオムライス

みたいな、

ちょっとひと手間のオムライスがとても受けています。

 

煮たまご

だしまきたまご

も、低温でじっくり作って

とろとろの食感にしたり、

 

たまごかけごはんでも

48時間かけるレシピ

なんてものもあります。

 

ああ、これ家じゃ作れないな

そう思わせる工夫で、

ぜひ利益の源になる

玉子料理を人気メニューにしてみてくださいませ。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月10日