小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

連休真っただ中です。

取引先の飲食店様
洋菓子店様、製パン店様
来店型のお店さんは、
ホント大変かと存じます。

ただ、食べるお客様が
久方ぶりのご家族での外食だったり
ご家庭によってはコロナ禍明け
数年ぶりの大人数での
ゆっくりとした食事を
されていらっしゃるかもしれません。

そう思うと
オーナー、スタッフさんは
いつも以上に喜びと気合が
はいっていらっしゃったのでは
ないでしょうか。

 

連休前はいつもそうですが
悩ましいのがご発注。

この連休、いったい卵を
どれくらい注文すればよいか、
という点です。

特にこういうコロナ禍明け的な
特殊事情がからむと、
どれくらいご使用量があるのか
読みにくさがありますよね。

さらに、天候の問題もあります。

「連休後半は全国雨。一部地域では大雨」
みたいな予報が10日くらい前から
出てましたが、そこから予報も変化して
四国で言いますと意外と雨にならず
天候は持っているわけです。

そして、業務用たまごの場合は
箱も大きいですから、多めに発注すると
場所も取るんですね。

僕達も、昨年のご使用量なんかを
担当から指標としてお伝えすることも
ありますが、コロナ禍中でしたから、
いろんな要素が絡みお客様でも
ご判断難しいかと思います。

 

もし、お迷いであれば、
当社担当にお気軽に聞いてもらえれば
気温、お店のメニュー、置き場所などと
併せて目安をお伝えいたします。

例えば気温で言いますと、
四国はだいたい23℃前後、
ご納品場所に寄りますが、
冷暗所放置なら生食で21日は
持つ計算と目安になります。

 

一人でも多くのご来店されるお客様に、
たまご料理の美味しい笑顔が生まれます事
楽しみにしております。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年05月4日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

こんな暗算ドリルが
売れてるんだそうですね。

『小学生がたった一日で
19×19が暗算できる本』

これ、子供対象なのに
大人もどんどん買っていて、
27万部も売れてるんだとか。

たしかに、
「うっ!暗算できないな・・」
となって、
どうやるんだろう・・・!?

とすごく気になる本ですよね。
実際やってみたら
たしかに!暗算できるように
なりました。

すごいな・・・!

 

出版担当者のインタビューで
おもしろかったのが
「この本が売れている理由」

 

ここまで売れた理由は

「タイトルです。」

とおっしゃってました。

へ~!

「とにかく内容が良いからです。」

とかじゃないんですね。

つまり、
本の名前に魅かれる

手に取って中身を読む

内容に納得する

これの初手が
効果的だから、
ここまで売れてる、と
いうわけですね。

 

「『誰が』『どうなれるのか』が
ハッキリわかりやすいタイトル
だから選んでもらえるんです。」

ともおっしゃっておられまして、
いやこれって、飲食の世界にも
通じるものがありますよね。

僕たちのたまご商品や
あなたのお店の料理メニューも
そうだと思いますが、

「この人に買ってもらいたい。」

というターゲットって
あるかと思います。

 

その人に、
味を楽しんでもらいたいのか
美肌になってもらいたいのか
お腹いっぱいになってもらいたいのか

誰にどうなってほしいかが
メニュー名から分かると
良いですよね~。

 

たまご料理も、

「美味しいたまご料理」

じゃあ不十分でして、
たまごの美味しさを細分化すると

「味」「香り」
「色味」「食感」

の4つの「おいしさ」に分かれます。

僕たちの例で言うと、

「ハーブで育てた
香りが爽やかで
美味しいゆでたまご」

だと、イオウっぽい香りが
苦手な方がお求めくださる
かもしれませんし、

「目玉焼きで黄身が
ねっとりトロうま食感に
なる若鶏のたまごです」

だと、朝目玉焼きを
食べたい方に、より響いています。

昨年の好きな牛丼チェーン
一位の吉野家では
『ベジ』の名前を冠した女性ターゲット
メニューを強化していましたが、

冒頭の算数本のように、
食べる前に伝わる価値
を打ち出していきたいですよね~。

 

たまご料理は特に
多様な価値をつくりやすいので、
ぜひご一考して繫盛メニューに
変えてくださいませ。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年04月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまたま英文法に関する著述を
読んでいましたら、
たまごの例文が出てきました。

There were three eggs in the nest.

(巣の中に卵が3つありました)

中学で習うレベルの簡単な英語ですが、
これ、ちょっと面白いんです。

英語って
複数であることを
めっちゃ押すんです。

・スリー()って言ってますし、

・エッグに複数の「s」が付いて、

・さらに複数形の「were」と
なっています。

言語学的に「冗長性」と
いうそうですが、
7単語のうち3度重ねて

「一個だけじゃないぞ。」

と強調してるんです。

 

日本語だと、数にかかわるのは
「たまごが3つありました」の
『3』だけ・・。

 

「これでわかるじゃん。」

というのが日本人的な感覚
じゃないでしょうか。

 

なんでこんなにしつこい
表現なのかというと、
多民族国家かどうかが
かかわっているんですね。

つまり、
日本だと文化が似通った人達で
長く暮らしていましたから、

シンプルな表現で伝わるんです。

長年つきそった夫婦が
「アレとって。」で
通じるようなもんですね。

対して、
米国や欧州であれば、
歴史的に文化の異なる
多民族があつまっている
わけですから、

くどいくらい説明しておかないと
お互い伝達をミスったり
することがあるわけです。

「たまご一個だけだと思ってた。」

みたいな。

逆に言うと、
数字の所は異文化の中では
特にトラブルになりやすい、
という事かもしれません。

僕たちの扱うたまごの場合も、
数の聞き間違いが起こりやすいんです。

たとえば、
本日いらっしゃったお客様、
「たまごを20ほどほしい。」
とおっしゃって下さったのですが、

たまご20個だと思っていたら
20パックで、つまり200個ご希望
だったのですね・・!
あわてて追加ご用意をしました。

 

ウチでお届けするたまご商品って
いろんな可能性がありまして、

他にも
20『キログラム』の場合
もあり得ますし、

購入は1ケースで
「20『日』にほしい。」

というスタッフの勘違いも
過去にありました。

対面で確認できる場合は
まだマシなのですが、
FAXや留守番電話→発送の場合は
勘違いが致命的になりかねません。

 

洗卵選別工場スタッフの
今年の方針の一つは

「ダブルチェック」

 

当たり前にすべきことですが、
改めてやり方含め
考え直して徹底しよう!

と考えてます。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年04月15日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

横浜にまいっております!

写真ではなんか観光っぽいですが
かなりバタバタしての仕事です。
今度はゆっくり来たいですね~。

 

移動中に山下公園を素通り
したのですが、
平日でも観光の方が
けっこういらっしゃり
脱コロナの雰囲気をそこかしこで感じます。

 

以前に
あるバイヤーさんとの話で
「横浜の人口は360万人でして・・」
と聞いてショックを受けたんです。

なぜかというと、

横浜市と四国が
ほぼ同じ人口だから。

この広い四国に、
横浜市とおなじだけのヒトしか
住んでないんですね~・・。

そして、横浜滞在中に

「日本の人口が最大減少
昨年は75万人減」

との見出しが新聞に踊っていました。

 

これもショックでして、
ちょうど我が徳島県の人口くらい。

つまり一年で、
徳島県の人口が
そっくりいなくなったわけです。

5年で四国が無くなる計算ですね~。

じゃあ50年後は・・・!?

・・なんてのは
うっすら思っていても、
なかなかそれを意識して
仕事や生活するのって
けっこうむずかしいですよね。

 

コロナ禍で都市部からの
人口移動が顕著に・・・
なんて報道もありましたが、
結果的にはほとんどの人が
都会にとどまったわけで、

むしろ世界規模の疫病が
あったにもかかわらず
この程度の流出ということは

今後も地方の人口減少からの
回復はちょっと厳しい状況に
なりそうです。

 

ただ、
地方単位での生活効率の
ための人口移動は
ずいぶん前から起こってまして、

過疎地域の中でも、
住みにくくなった
更に過疎な地域から
人が移り住んでくる
プチ都会化現象が

いろんな地域で起こっている
印象です。

つまり、
『人口が半減しても、
半分の地域に住めば
同じじゃないか』現象ですね。

 

これが、今後も
起こってきそうです。

飲食店さんでも、
一見して人口減少な地域でも、
そのなかで特異的に
人が集まってきそうな場所を
早めにつかんでおくことが、
長くお店を繁盛させるための
ヒケツになるのかもしれません。

そして、そういった地域が
今後、コスト的にも
たまごなど食材配達の
到達可能点になってくるかもです。

 

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年04月12日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

僕が子供だった頃

遊びに来た親戚の女の子と
他愛ない話をしたんですね。

彼女はお笑い好きで
当時面白かった芸人さんのネタを
語ってくれました。


「あいつ、スポーツスゴイんだぜ。」

「へー。」

「なんと百メートル12秒。」

「すごいけど普通じゃないの?」

「かかと踏んだままで。」

「そりゃすごいな!」


「おれ、リフティング一分間で
落とさずに50回できるぜ。」

「すごいなあ。俺なんか全然少ないよ。」

「どれくらい?」

「落とさずに一分間に2回しか。」

「めちゃめちゃ高く蹴っとるな!」


みたいなギャグでした。

 

その子の語りで
大いに笑ったのですが、
そのとき衝撃だったのが、

本人じゃなくて
「伝聞」でも十分に
おもしろい

という体験だったこと。

 

それまで、
吉本新喜劇や笑点を観て
笑い転げてたのですが、

なんとなく
「芸人さんの笑わせスキルが
すごいから楽しいんだ。」
と思っていたのです。

いや、もちろんそうなのですが、
その一要素「ネタ」を
取り出しただけでも、
十分魅力と価値がある。
この事実が少年だった僕にとって
とても新鮮だったのです。


それから数十年経った現在

ウチにはたくさんの種類の
たまご商品があるのですが、

その魅力の伝え方に悩むと
なんとなくこの時のことを思い出すんです。

「食べてもらえばわかる」

これは、ホント
つい言いたくなってしまう
魔法の「逃げ」なんです。

芸人さんのキャラクターや
しゃべりじゃなくても
笑いのネタが面白いように

食べてみなくても
お客様の琴線に触れる、
伝わるたまごの魅力が
あるんですね。

その伝え方を
磨けてないと、

そして魅力を
きちんと考えてないから
伝わらなかったり
伝え方に悩むんだなあ、と。
自戒をしております。

 

そのためにも、
お客さんのことを
ちゃんと知らないと、
ですね。

たとえば
東京でなら「徳島産」と
おおきくうたうよりも
あえて「四国産」の方が
伝わりやすかったり、

 

お客様の状況によって
言葉も変わってくるなぁと
感じております。

メニューになったときの
たまごの美味しそうな
伝わりやすさ、

ぜひお客様と一緒に
考えていければ、
と思います。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年04月9日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

今週末はイースターですね!

クリスマスと同じく
キリスト教に準じる
西洋のイベントで、

欧米では絶大な
賑わいがあります。

各地で古くからお祭りが
ありまして、
この時期にアメリカや
ヨーロッパに行くのは
ホント楽しい!なんて声も聞きます。

ドイツ東部ザールフェルトの復活祭(飾って食べる)

(関連:世界のイースター、たまごを使った各国のイベント | たまごのソムリエ面白コラム

(関連:卵を踏むな!?お店でできない有名イースターたまご祭り【エッグダンス】 | たまごのソムリエ面白コラム

たとえばアメリカでは
もはや宗教関係なしの
民間行事に定着していて、
2兆円規模の経済効果がある
ビッグイベントなんですね~。

日本でも認知度が高くって、
2020年のキューピー調べでは、
「イースターという催事を知っていますか」
という質問に対して
「知っている」
「名前だけ聞いたことがある」
と答えた人が 92.4%で
過去最高になっています。

 

うーん、すごいですね。

サーティワンアイスクリームや
東京ディズニーリゾートのように
積極的にメニューや
コンテンツに以前から
イースターを取り入れている
企業もあって、

この時期の認知度にも
ひと役買っています。

ですが、
日本ではまだまだ
町のお店では
このイースターを
お店の盛り上げに
活用しきれていない…
そんな反応をお聞きします。

 

ひとつには、
ハロウィンやクリスマスと違って
日付が決まってないのが
難点じゃないでしょうか。

今年は今週末の4月9日。
昨年は4月17日でした。
来年は3月31日です。

ユダヤ歴として
旧暦に準じるから
変動するんだそうですが、

それにしても
ちょっと日程うごきすぎ
じゃないでしょうか…!?

飲食店さんの企画としても
ちょっと扱いづらさが
ありますよね~。

 

あと、

料理と結びついていない

というのがちょっと厳しいですね。

イースター=卵

というのは皆さんイメージが
あるのですが、

イースター=卵料理
じゃないんですよね。

クリスマスのチキン
みたいに定着していない。

たとえばおなじ今週末
4月8日は
お釈迦様の誕生日
なんですが、

仏教徒多数の国
ニッポンなのに
さほど広まっていないですよね。

これは、
この日のお祝い「料理」が
『甘茶』だからじゃないかと
思ってます。

ちょっと飲食的には…
インパクト弱いですよね~…。
キリストさんの誕生日とは
えらい違いでもったいない。

 

ですので、
日本での浸透の場合は
もう少し「食」とくっつけて
料理を限定すべきです。

たとえば

イースター=プリン

くらいの限定感で。

あと、本番のイースターは
日程が変わるので、

せめて
飲食店さん洋菓子店さんの
イベントスタートを
必ず毎年おなじにする

なんかも工夫になりそうです。

いずれにせよ、
せっかくの春の貴重なイベント
たまご屋としても、
ぜひお店のご繁盛に
活用してほしい!と思います。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年04月3日