にわとりと結婚したら・・・!?【たまご鶏のことわざ その38】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご鶏のことわざ第38弾、今回は中国から。
<鶏に嫁入りしたら鶏に従いなさい(嫁鶏随鶏・かけいずいけい)>
結婚したら、夫が良くても悪くても一生つき従いなさい。
そういうことわざです。
“嫁鶏随鶏”のあとに“嫁狐随狐”と続く言い回しもありまして、とにかく鶏さんだろうが狐だろうが、一緒になったら共にすごしましょう、ということを言っているんですね。
人間は誰しも「長所半分・短所半分」と言います。
ゾウだろうがワニだろうがじっくり生活してみれば、腹の立つところも良いところも両方、誰にだってあるってわけです。
「ああ、なんで自分はこんなダンナと・・・」
なんて嘆くよりも、良いところを探して褒めて伸ばす、そういう人生もまた悪くないんじゃないでしょうか?
このコトワザは少々“男尊女卑”な言い回しにも感じますが、中国ですので儒教的な教えが影響しているのかもしれません。
そういえば
同じ鶏のことわざなのに、
前回のことわざと発想が逆ですね。
西洋東洋の考えの違いを垣間見たようで、ちょっと面白いです。
(参照:奥さまは口うるさく言うべき!?【たまご鶏のことわざ36】)
とはいえ
実際のところは違う気もします。
中国出身の知人数人を見てますと、
私の知る限りたいへん奥さまが強い家庭ばかりなんですね。
“嫁鶏随鶏”というより
“夫鶏随鶏”、
むしろ夫が奥様につき従っているようなイメージですねぇ。
日本でもそんなカンジかもしれませんが・・・。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^