小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごの名シーン【映画・漫画編】 記事一覧

昨日6月2日は、「オムレツの日」でした!

こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

たまごが出てくる、映画の名シーン紹介第二弾です。今回はオムレツの名シーン映画を。

『たんぽぽ』(監督:伊丹十三)

1985年製作の映画で、

流れ者がホレた女のために、さびれたラーメン店を立て直すというストーリーです。 主演女優はNHK朝ドラ「あまちゃん」でも活躍中の宮本信子さん。

その中に、ホームレスが、主人公の息子ターボ―と二人で厨房にコッソリと忍び込んで、オムライスをつくってあげるシーンがあります。 これがまた、メチャクチャうまそう!なんですねー

ライスを炒めて、とろふわのオムライスを作ってあげるシーンがほぼノーカットで映されていて、ホントいい香りまで漂ってきそうです。(※)

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かつて人間国宝の落語家、柳家小さん氏が「時そば」の演目をかけた後は寄席周辺の蕎麦屋に行列ができたそうですが、この「たんぽぽ」を見た後も、ぜったいオムライスが食べたくなること請け合い!です。(^^)

とくに、このプレーンオムレツを作ってチキンライスの上で切るスタイルは伊丹監督が考案し、東京日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」がつくりだしたもので、「たんぽぽオムライス」として今でも広く愛されているんですね。

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さて、この映画「たんぽぽ」にはもうひとつ「卵の名シーン」があります。それは、海外でもとにかく話題になる「卵の黄身キスシーン」。 役所広司扮するヤクザ風男と情婦が「キスをしながら卵の黄身を口移しする」という場面で、ホントにエロティック!衝撃的で、放映当時ものすごく話題になりました。

特に海外の映画ファンの間では、生卵を食べる習慣が無いこともあり賛否両論「日本を代表する名作だ!」「いやこれはダメだろう!」など反応も様々です。

全般にわたって「食」の楽しさを感じられるシーンがちりばめられており、何度見ても楽しめる、ぜひ見てほしい名作です。

(※コミカルなホームレスを演じるのは高見映さん(「できるかな」のノッポさん)なのですが、この調理する手元のシーンは伊丹監督が自分で調理しているんだとか。すごい入れ込みです。)

こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

たまごが出てくる、映画の名シーンご紹介を、折に触れてやってみたいと思います。

『暴力脱獄』(原題:Cool Hand Luke)

1967年製作の映画で、名優ポールニューマン主演です。

パーキングメーターを破損した罪で刑務所に収監されたポールニューマン扮する主人公は、その過酷な体罰で囚人を支配する権力に屈せず、戦い抜く決意をしたのであった。

・・・というストーリーなのですが、その中で屈指の名シーンが、「ゆでたまご50個喰い」なんですね。

昼食に出たゆでたまごを、50個全部一時間以内に食べられたら総取り、という賭けをするんですね。 「無謀だ!」と誰もが思う中で見事に成し遂げるんですが、こういった反骨精神に、どんどん囚人達が魅かれ、ひとつになって行くわけです。 「殴るける」のアクションシーンじゃないですが、とにかく熱い!名シーンです。(^^)

この映画は当時大ヒットし、ニューマンに魅かれていくライバル・囚人リーダー役を演じたジョージ・ケネディはその年のアカデミー助演男優賞を受賞しています。 また、作品中の名せりふ『意思の疎通が欠けてたようだ』(“What we’ve got here is failure to communicate”)が、アメリカ中ではいまだに誰も知らない人がいないくらいの有名なフレーズになっています。(名台詞ベスト100中第11位:アメリカ映画協会)

 

◆ゆでたまごの一気喰いはダメ!
さてさて、この映画の影響か、アメリカでは時々「ゆでたまご早食い選手権」が開かれます。 聞くだけでもシンドそうですが、たとえばつい10日ほど前にも、イースター(復活祭)関連のイベントで開かれた「ゆでたまご早食いコンテスト」 で女性が窒息し、二日後に亡くなっています。

あのツルン!とした形状からいっても、ゆでたまごは噛まずに食べると喉に詰まりやすい食品なんですねー。(ーー;)

お子さんに食べさせる場合も、噛んでから食べるようにご指導くださいね。

上の映画は超おススメですが、決してマネはしないように、お願いします。(^^;)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。