小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

カクテルの語源は鶏さんと卵なんです(1)

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

毎日暑いですねー。

一杯の冷えたお酒が美味しい季節です。

さて、夜のお酒の代表選手といえば、カクテル。

このカクテル、

その始まりに鶏さん、または「たまご」がかかわっているってご存知ですか?

所説あるのですが、どれもなかなか面白い説なんです。今回はそのうちの一つをご紹介します!

◆その1:伝説の軍鶏説◆
昔、ある宿屋のお話。

宿主の自慢は、美人で評判の一人娘と闘鶏で最強無敗の軍鶏でした。

さてある日のこと、ひょんなことでこの雄鶏が宿から逃げ出し、いなくなってしまいます。

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「自慢のアイツに逃げられるなんて、オレはもうダメだ・・・・・・。」

と、気落ちした宿主のために娘は、

「あの雄鶏を捕まえてくれた人と、私は結婚するわ!」

と宣言しました。

果たしてその雄鶏を見つけてきたのは、村のイケメン好青年。

大喜びした宿主は、

宿にあったありったけのお酒を持ち出してきて、いろんなお酒を一緒に混ぜて村人にふるまったのだとか。

それが、カクテル、すなわち「コック・テイル(鶏の尾羽)」の始まりとなったそうです。

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うーん、なかなかステキで興味深いお話ですね。

でもハナシがすんなり行き過ぎている気も・・・!?

もしこれが短編小説なら、

『もともと好き合っていた娘と青年が、ガンコ親父の反対を避けるために、父自慢のニワトリをコッソリ持ち出して一芝居打った。』

・・・・・・なんてオチが面白いかもしれません。

また、親父さんも実はそのことをちゃんと見抜いていて、二人の仲を認めるのと同時に、皆へのふるまいを装って新メニュー(カクテル)の一大プロモーションにしちゃった。

なんてのだと、もっと面白いでしょうか・・・!?

いろいろ想像が膨らみます。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

次回は、カクテルの語源その2 「たまご屋さんが作った編」です。

(関連:たまごの名シーン【映画編】トムクルーズ主演「カクテル」の卵カクテル – たまごのソムリエコラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学2016年07月19日