小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

こんなに違う!世界のたまごイメージ

本日はたまごのイメージについて。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

「たまごのようだ。」

と言われたら、

あなたはうれしいでしょうか?

 

これ、国によってだいぶん違うんです。

 

「卵のイメージ」ですが、

たとえば欧米では卵は

『アタマがイイ』

というニュアンスがあります。

 

『たまご頭(エッグヘッド)』という言い回しがありまして、

これは「秀才」「あたまの切れるヤツ」

「インテリ」という意味になります。

カッコいいですね!

1960年代のTV版バットマンでは

ズバリ「エッグヘッド」という悪役が

出てきますが、

ハゲ頭で白と黄色のスーツを着た

「世界一の切れ者犯罪者」でした。

日本よりも米国で人気で

一昨年に実写映画まで作られた

セガの名作アクションゲーム

「ソニック ザ ヘッジホッグ」でも、

敵の博士に「ドクターエッグマン」なる

ライバルが出てきますね。

どちらも敵ながら知性が特徴です。

“卵=知識”がつまっている

そんなイメージですね!

 

反対に、中国。

なんと「蛋(たまご)」は

『ちょっとバカ』

というイメージがあります。

ですので、

『混蛋(まざったたまご)』で

バカ者・たわけ者みたいな意味に。

『笨蛋(竹たまご)』で

「のろま」「まぬけ野郎」の

意味になります。

 

なかなか興味深いですね~。

たまごはアホ・・・

 

◆下ネタ的意味合いも・・・

あと中国では卵に

下ネタ的意味合いもありまして、

東京ドームの愛称「ビッグエッグ」も

中国では「キ〇タマ」のことに…

 

そういえば、スペインでもこの言葉の隠語は「卵」ですね~・・

形状とか、あと卵の滋養強壮

バイアグラ的薬効などから

来ているのかもしれません。

 

ウチは初代の頃は“小林鶏卵”でしたが、

「小林ゴールドエッグ」の名称になって48年経ちます。

3代目であるボクが子供の頃は、

“ゴールドエッグ”を直訳した下ネタで

そりゃーずいぶんからかわれたもんです。

 

今日のエントリを書いていて

いろいろ思い出しました。

 

◆ポジティブなイメージを卵で活用しよう!

ちなみに日本では、

「たまごのようだ」と言われると

江戸の昔から「美人」を指します。

湯上り肌がゆでたまごのように

ツルンとしてステキ!

というイメージですね。

 

中国では

おバカイメージの卵ですが、

「たまご料理」に限っては

『花』のイメージがあるんですね。

たまご料理にはたいてい花の名前がついてます。

国別の卵イメージをうまく利用すると

メニュー名なんかでもより合ったイメージになりますし、

 

今後、インバウンドの海外旅行客が増えたときに

お店でのずれたイメージ表記も

たまごで無くなるかもしれません。

 

ここまでお読みくださって

ありがとうございます。

(関連:ちょっとエッチな卵の物語【セレンディッポの三人の王子】 | たまごのソムリエ面白コラム

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話2022年07月18日