小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

来年の干支、うさぎと卵の不思議な関係

usagi_niwatori.jpgこんにちは!こばやしです。

師走も真っただ中となりました。みなさん年賀状の準備はおすみでしょうか??

この干支の「うさぎ」、漢字で書くと「」という字。

なんだか「」と似てますよね!?

何か関係が・・!?

・・・と思って調べてみましたが、字が似ているのは全くの偶然とのこと。

両方とも別個に、象形(形を似せること)から今の漢字になったようです。 どっちも丸っこい感じを出そうとして似てしまったのでしょうか・・・。

さて、それはそれとして、このうさぎ)には、意外な接点がいくつかありますので、ご紹介。

 

◆数千年続く、たまごとウサギの意外な関係とは!?
密接な関係は、漢字の国ではなくアメリカ・ヨーロッパ圏にありました。
ちょっと下の絵を見てください。
 easter_rabbit1.jpg easter_rabbit2.jpg easter_rabbit3.jpg easter_rabbit4.jpg easter_rabbit5.jpg
どれも、卵とウサギが一緒に描かれています。
この組み合わせは、欧米ではしょっちゅう目にするモチーフなんです。
これはキリスト教、復活祭の絵なんですね。
古来より西欧では、卵は生命と復活の象徴多産であるウサギは豊穣の象徴として大切にされていました。
そして、この二つがキリスト教と結びつき、復活祭(イースター)には両者をモチーフとした様々な風習が、現在にいたるまで西欧各国で行われることとなったんです。
代表的なものは「イースターエッグ」。
ご存じ「カラフルな絵をつけたゆで玉子」を庭に隠して子供が探し出すという、割とメジャーな風習なのですが、
卵を庭にこっそり隠すのが「ウサギ」、イースターバニーだとされています。
それが、上の絵なんですね。
 
◆百年続く「卵の迷信」をつくったウサギとは!?
もうひとつ。
「たまごのコレステロールは体に悪い。毎日食べるのはキケンなんだよね?」
一年に何度も聞く、この話、実は迷信です。 
このお話のもとになったのが、ウサギ
約100年ほど前、ロシアの研究者がある論文を発表しました。
ウサギに卵を食べさせたところ、血中コレステロールが大幅に上がり、動脈硬化や心臓疾患など、さまざまな障害が出た。ゆえに、卵はキケンな食べ物だ。』
このセンセーショナルな論文は、またたくまに世界中に広まり、結果、「たまごを食べすぎちゃダメ!」という説が一般化します。
が、
よくよく調べてみると、「ウサギは草食だから、動物性たんぱくである卵コレステロールを分解できない」ことが判明し、
その後、サルでやってもヒトでやっても、このような結果は出なかったことから、「卵有害説は迷信」ということがハッキリします。(^^;)
しかし、巷にはこの説がしっかり根付き、百年後の現在まで続くことに・・・。
もし、その時の試験動物がウサギじゃなく、例えばネズミだったなら、いまごろ世界中でもっともっと卵は食べられていたかもしれません。
※ 現在では否定されています。→詳しくは こちら(たまご健康辞典)に。
以上、の意外な接点でした。(^^)
カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学2010年12月16日