小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

キューピーと広島大がアレルゲン低減卵を開発

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

先週リリースのニュースです。

キユーピーと広島大学 アレルギー低減卵を開発、主要アレルゲン「オボムコイド」を含まない鶏卵、オランダの学術誌に論文掲載(食品産業新聞社ニュースWEB) – Yahoo!ニュース

こういう資本の必要な
健康機能価値の付加に
大企業さんが取り組んで
くださるのは、
とてもうれしいですね。

症例数から言って
売上じたいはあまり見込めなさそう
との予想をたてながら研究されていて、

売上を追わず社会的な意義を
第一に考える、
こういった研究はすばらしいです。

 

海外でも取り上げられてまして
「日本の科学者たちが何百万人の子供を救う」
と、複数のニュースサイトで話題になってます。
“Japanese Scientists’ Potentially Egg-cellent New Breakthrough – Bloomberg”
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2023-05-01/japanese-scientists-potentially-egg-cellent-new-breakthrough

 

今回の低減されている
たまごアレルゲンは
「オボムコイド」と言いまして、
白身に多く含まれます。

強いアレルギー反応を起こすのですが、
悪いことに「熱に強い」んですね・・。

つまり、加熱しても
アレルギー反応が
弱まりにくいんです。

これって、
たまご料理として
やっかいなんですね~。

 

じつは食物アレルゲンって、
調理加熱すると
反応が減ったり、ぎゃくに
強固になったり変化することがあります。

たとえばピーナッツのアレルゲンは
100℃~120℃で煮たり揚げたりすると
アレルゲンはかなり減ることが
分かっています。

ですがもっと高温、
170℃で炒めると逆に!
アレルゲン物質が安定化して
症状が長く出てしまうんです。

 

ですので、
煮たり揚げたりしてから
ピーナッツを食べる中国では
ピーナッツアレルギーが少なくて、
ローストして食べる米国では
ピーナツアレルギーがめっちゃ
多かったりします。

話を卵に戻しますと、

鶏卵の場合は、
煮たり焼いたりしても
卵白の強いアレルゲン
オボムコイドは安定していて

弱めたり取り除いたりが
難しかったのです。

せいぜい水さらしして
除去するくらい・・・。

 

じっさい卵アレルギーに悩む
ご家庭さんから時々お話を
うかがいますが、ホント
大変なんです。

メニューも分けなきゃですし
調理器具も分けて洗浄も気をつかう

それなら、とたまご料理を
家でつくらないご家庭も
少なくないんですね。

 

ですので、
アレルギー低減卵のメリットは
・ご家族が気兼ねなく自宅で食べられる
という点があるんじゃないでしょうか。

 

ご飲食店さまでも、
いずれ活用できるようになるかと思います。

困っている方への福音です。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。