スーパーが卵発注ミス→1ドルで販売して話題に(米国)
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
米国のあるスーパーが今週、
卵を1ドルで販売して話題になっています。

ミズーリ州マンチェスターのスーパー
『ザ・フルーツ・スタンド&シーフード』は、
木曜日に500パックの卵を仕入れ先に注文しました。

が、オーナーのラップさんは
そのことをすっかり忘れて
翌日にまた500パックを注文してしまったのです。
2倍の卵が配達されてビックリ!

ラップさんいわく
「2週間分は確保できていたはずでした。
(500パックなら)賞味期限は6週間
あるので問題なかったんですが・・・
でも在庫が4倍か5倍にも
なってしまったので、
『どうしよう?』って思ったんです。
そこで、
大規模なセールをすることにしました。」

というわけで、
「1パック1ドル」
で販売したところ
SNSで話題になりお客が殺到、
ネットニュースでも取り上げられることに。

たまご売れ残りリスクが
逆に大きな宣伝になったのです。

このニュース、
日本人の視点で見ると
いくつか興味深い点があります。
◆米国でたまご価格は話題になりやすい
まず地方の一店舗のたまご価格が
ニュースになるほど
まぁまぁ関心を持たれる、という点。

実はアメリカでは卵の価格が
近年乱高下していまして、
たとえば
いま(2026年5月)の
米国平均たまご価格は
1パック2ドル35~2ドル50セント。
(372円~396円)
一年前の3月は
記録的高騰で1パック平均
なんと6ドル23セント(990円)でした。

この卵高騰は
大統領選の争点にもなり、
トランプ陣営が当時のバイデン政権の
たまご価格を厳しく批判したり、
また「たまごの価格を下げる!」が
現政権の公約にもなっています。
(関連:1500億円!トランプ政権のたまご値下げ計画はどうなってる? | たまごのソムリエ面白コラム)

それがずいぶん急落して
さらに「1ドル」ですから、
日本と比べて
価格で話題にのぼりやすい素地が
あるなぁ、と感じますね。
◆賞味期限が・・6週間って!?
あと、
“2週間分の販売数を
一気に仕入れる、
なぜなら6週間の賞味期限だから”
というのが
ちょっと驚きですね。
「もともと2週間分を確保しようと~」
って言ってますが、
まとめすぎじゃないでしょうか!?
日本ならまぁどの小売店さんも
少なくとも週に2回以上は
注文-納品があるでしょう。
流通コストのせいもあるでしょうが、
もうちょっと小分けしても良いのに!とは思いますね。

◆実は超長持ちする「卵」
そして
賞味期限が長っ!
とも思いますが、これは食習慣の違いから。

たまごは加熱前提のため
賞味期限も50日以上なんてザラ、なんですね。
米国では
米国疾病管理予防センター(CDC)が
「生食で食べちゃダメ」って
呼びかけしてます。
これは米国に限ったことではなく、
『日本以外』がそうなっている、と言えます。
※たとえば上海では、
東南アジア産の卵が
賞味期限2か月先の日付で
販売されているのを見かけます。
さらに日本でも、
涼しい時期ならば
生食ですら長持ちします。
50日以上大丈夫なことも。
内閣府食品安全委員会も
「じつは長~い期間たまごは生食できる」
と発信していたりします。

(参照:[生活の中の食品安全 -安心して生卵を食べられる国- その2 ◆Q&A◆] | 食品安全委員会 – 食の安全、を科学する)
ちなみに上記のお店では
1ケース15パック入りで納品されるそうで
15ドルで箱のまま購入するお客さんも多いのだとか。
つまり180個。
なんとも豪快ですね!
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。
(参照:Ordering mishap results in massive egg sale )


