寅年は、「伸びる」を意味する年です。
ぜひ、繁盛のタネとなるたまごメニューで
今年一年のあなたのお店を繁盛させましょう。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
たまごの料理法っていうと
焼く・煮る
揚げる・蒸す
あと生もありますね。
また、活用できるたまごの機能は、
起泡性(泡立ち)
熱凝固性(熱で固まる)
両親媒性(水とも油とも相性良く混ざる)
マスキング効果(味をまろやかにする)
食感をなめらかにする
など、いろ~んな効果があります。
たとえば、
熱で固まる性質は
ゆでたまごや目玉焼きに、
泡立ちはスポンジケーキやマカロン
スフレオムレツに、
両親媒性(油+水をなじませる)は
マヨネーズに・・・
いろんな活用のされ方をしています。
当たり前ですが、これらの効果は
太古の昔からたまごに備わっていますので
歴史的に古い、
むかしむかしの調理法も
新メニューなど現代の料理に活用することができるわけですね。
◆古いたまご料理を見直すと面白い!
例えば、1932年にフランスで刊行された料理本
『La cuisine pour tous(みんなの料理)』
には
74の卵料理のほか
42種類ものオムレツレシピが
載っています。
今読んでも十分おもしろいレシピがあって
オススメです。
また、
江戸のたまご料理本「卵百珍」も
ヒントがいっぱいです。
ちなみにどっちの書籍もたま~に
ヤフオクやメルカリで売ってることも…!
◆調理法を「組み合わせ」てみる!
中国のたまご料理に、
「虎皮蛋(フゥヒイタン)」なるものがあります。
これは
ゆで玉子をカリッと素揚げしたもので、
表面が香ばしく「虎の皮」みたいに
なっているからそう呼ばれています。
茹でて→揚げることで、
『凝固性』と『熱変性』の機能を
順に取り入れているんです。
技法として面白いですよね。
たまごの調理の効果を
組み合わせることで
今までにない新しい料理ができる
そんな可能性に
まだまだ追求の余地があります。
たとえば
泡立てて→揚げる
とか、
油+水となじませて煮る
とか。
2つの調理法を組み合わせると
いろ~んな可能性が広がります。
白身と黄身で別調理をする
なんてのも面白いですよね。
「エッグインクラウド」
という料理がありますが、
目玉焼きの白身を泡立てて
黄身を乗せて焼いたもので
白身のふわふわと
黄身のトロトロの
両方の食感が味わえる
面白料理です。
これなんかも
2つの技法の組み合わせです。
ぜひ、今年一年の
たまご繁盛メニューに
ご挑戦くださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。