メニューのたまご料理は『ひらがな』にすべし
卵と表記するか、玉子と書くか・・・
これだけでメニューの出数が変わります。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前にテレビ朝日さんの
情報番組に出させてもらったのですが、
ご担当ディレクターさんが
放送前に
「『たまご』の表記って
ひらがなで大丈夫ですか?」
と聞いてくださいました。
これって
とってもうれしいこと
なんです。
文字って
印象にすっごく影響するんですよ。
「卵料理のコツ」
「玉子料理のコツ」
「たまご料理のコツ」
ぜんぶ同じ言葉ですが
↑こんな風に文字表記がちがうと
テレビ画面や紙面で
パッと目にしたときに
視認性がまったくちがってきます。
すなわち、
あなたのお店でも
メニュー記載を変えることで
たまごメニューの
オーダーのされ方を
変える(増やす)ことが
できます。
◆使い分けると面白いたまご表記
まず、「卵」「玉子」文字の使い分けには
新聞・出版物のルール
があります。
『卵』・・・生物学的たまご
魚卵も昆虫卵もぜんぶ含む
『玉子』・・・鶏卵“料理”のたまご
鶏卵のみ(調理ずみだけ)
というルール。
つまり新聞にでる料理メニューでは
「卵丼」はバツで(またはイクラ丼かも?)
「玉子丼」が正しいわけです。
「温泉卵」はバツで
「温泉玉子」が〇。
雑誌・漫画もこうなってます。
国語的には
「ニワトリのたまご」なら
「卵」「玉子」どちらもOKなんですが、
出版メディアでは
鶏卵「料理」のみを「玉子」で
統一しています。
たとえば
『卵を買ってきて温泉玉子を作った。』
みたいな表記になるわけです。
ただし、
例外的にレシピ本だけは
ぜんぶ「卵」表記になっている事が
多いんですね。
これは
材料の『卵』表記が多いから
調理のさい見やすくするため
統一しているようです。
◆飲食店の映える「たまご」表記
そして、
飲食店さんの場合は
ゼッタイ『ひらがな』
を使うべきです。
『たまご』と書くと
・印象がやわらかくイメージ良い
・視認性がたかい
というメリットがあります。
小説や記事では
「卵」「玉子」と出てきても
文脈の流れですぐ理解できますが、
・鶏のから揚げ
・メンチカツ
・マグロの漬け
・・・・・・
みたいなメニューの中で
「麻婆玉子丼」
みたいに漢字があっても
パッと視認しにくいんですね。
ですので、
・卵掛け御飯
・玉子焼
・温泉玉子
もいいですが、
それよりも
・たまごかけご飯
・温泉たまご
・だし巻きたまご
みたいな
ひらがな表記にすると
やわらかい印象をだしつつ
パッと見つけやすいんです。
◆たまご注文頻度上がると利益アップに!
たまごは
原価がさほど高くなく
調理で付加価値がつきやすい
「粗利の取れる食材」です。
また、オムレツのように
プロの技術が評価されていて
利益をだしつつ
お客さんの喜びに
なりやすい食材です。
原価率を抑えつつ
美味なたまごメニューを、
シズルでPRしたり
ひらがな表記にするだけで
ご注文頻度をあげる。
たんに美味しいだけじゃなく
より多くの方にご注文いただき
ご繁盛につながる、
そんな工夫を
ぜひお店のたまご料理で
してみませんか?
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。