小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

料理別・たまごのこだわり 記事一覧

tw2016-09.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

台湾の人達は、とにかく卵料理が大好き。

コンビニでも煮玉子がたーくさん売ってまして、

観光地でもいたるところで、オバちゃんが売っている煮玉子を食べられます。

さて、そんな台湾の屋台名物、

 一品料理(小吃(シャオチー))

と言えば、「蚵仔煎」(オアチェン)です。

『牡蠣入りオムレツ』と訳されることが多いようです。

これ、いやホント、めっっちゃ美味いんですね!

小林は、もう18年ほど前に台湾に貧乏旅行をしたことがありまして、

その時に初めて食べたんです。

衝撃的うまさに、感動の嵐でした。

お店ごとに味やこだわりどころも違って、飽きることがありません。

そういう意味では、以前ご紹介した

タイのオムレツ「カイチオ・ムーサップ」

と似ているかもしれません。

 

kaiji_omusap1.jpg

このオムレツだけじゃなく、

 

台湾屋台の屋台文化はすごいんですね。

多様性、いろんな料理がたのしめますし、どれも美味しい。

百花楼蘭ぶりにスッカリ魅せられてしまいました。

ゴマ団子などの“点心”やスイーツ、

中華粥のお店、

日本式のうどんの屋台だってあります。

以来、「仕事」として台湾を訪れることもありますが、

移動中も「町の屋台」が気になって気になって仕方ないんですね。

ぜひ、台湾に旅行した際にはこの牡蠣オムレツ、

そして屋台の味をお試しあれ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

kake201702.jpg

こんにちは!こばやしです。

さてさて、このシリーズも随分続いてきました。

今回のご紹介は、落語家の十代目柳家小三治さん。

この方は又の名を「まくらの小三治」と言い、

とにかく「まくら」(落語の冒頭のツカミ)が抜群に面白いことで有名です。 なんたって、全編まくらということだってあるくらいですから、スゴイものです。

この小三治師匠のまくらの中でも

特に有名なのが、

たまごかけごはん」のまくら。

 たまごかけごはんへの愛情を余すことなく語った

熱い名調子なんですね。

小三治師匠の「まくら噺」を集めた「ま・く・ら」という本(講談社)に詳しく載っていますが、

『玉子かけ御飯。「なに、そんなもの!」っておっしゃるかも分かりませんがね。あたくしはね、玉子かけ御飯については、相当強いこだわりがあります。(後略)』

・・・・・・とのことで延々長まくら、紙面にして15ページも!たまごかけごはんの魅力を語ってくれます。

さて、この「まくら」中では、

小三治師匠の考える

「究極のたまごかけごはんの食べ方」が語られています。

かいつまんでご紹介しますと、

1:ごはんを上をくぼみ、もしくは平らにする

2:たまごをその上にソーっと割り込む

3:醤油をかけて、すこしずつ黄身を崩しながら食べる

こんな風です。

「あんまりかき混ぜないのが一番のコツ」

なんだそうです。

そうすると、

黄身だけのところ、

白身だけのところ、

醤油、ごはん、この4者が混然となって割合が変わり、

いろんな変化が楽しめるんです。

『“醤油”かけごはんのところだって、乙なもんですよ。』

との事で、師匠いわく

『つまり、あたくしが言った方法ですと、たった一つの玉子かけご飯の中で何十種類もの味わい方ができるわけです。(笑)』

なるほど。

ひとつの小宇宙的楽しみ方がありますねェ。

私も、

玉子かけごはんはあまり混ぜない派ですが、

部分部分の楽しみについてここまで考えるなんて、

目からウロコです^^

そういえばかつて、

人間国宝の五代目「小さん」師匠が

「時そば」という噺をかけると、

きまって近所の蕎麦屋さんに行列ができたそうです。

小三治師匠の「たまごかけご飯の『まくら』」も、

ひとたび聴くと

寄り道なんてトンデモナイ

早く家に帰って

炊きたてのアツアツごはんに

産みたてのたまごを割って

卵かけご飯をかきこんでやろう!

・・・・・・そう思っちゃうスバラシイ魅力にあふれています。

「卵かけご飯」の噺だけに、

「生」で聴きにぜひ一度寄席にでかけてみてくださいませ!(^^)

(参照):「ま・く・ら」(柳家小三治著 講談社文庫)

(関連:たまごかけご飯好きの有名人・・・その7 伊集院 光さん – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:小皿一枚のこだわり(絶品たまごかけごはんの秘訣) – たまごのソムリエ面白コラム)

hallow2016_0.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今月末は、ハロウィンですね。

「仮装イベント」として日本に定着した感がありますが、

欧米では「こわーい料理」を出すパーティを催すのが定番になっています。

hallow2016_1.jpg

さて、そんなハロウィンパーティ料理に、

定番となっているたまご料理があります。

「デビルエッグ」

といいます。

hallow2016_3.jpg

ゆでたまごを使った料理で、カンタンで見栄えが良く、

いろんなパーティ定番のメニューなのですが、

名前が『デビル』ですから、ハロウィンには欠かせない料理ともなっています。

ですので、

いろんなこわーく見えるようなアレンジが人気となっているんですね。

こんなカンジ。

hallow2016_2.jpg

さて、冒頭写真のデビルエッグの作り方が、他の「こわーい料理」3種とともに紹介されている動画があります。

どれも簡単です、ちょっとホラーテイストで可愛くって、ウケも良さそうです。

週末のパーティに一品添えてみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ハロウィンパーティに超オススメ、伝統の「悪魔のたまご」料理レシピ – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:パーティ前日でも間に合う、ハロウィン「悪魔のたまご」コスプレ – たまごのソムリエ面白コラム

medama_201610kake.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

百貨店の福屋さま「全国秋のうまいもの大会」にてご購入くださった方、「おいしかったよ!」と激励くださった方、本当にありがとうございます!

まだ半分、月曜日までの開催ですので、御近隣の皆さま、お待ちしております^^

さて、

「アイスブレイク」

という言葉があります。

直訳すると『氷を解かす』という意味ですが、

緊張を解きほぐすための軽い会話のことを言います。

パキラハウスさん著の「おしゃべり用心理ゲーム」によると、

複数人いる初対面の場で

誰とでもそこそこ盛り上がる話題としておすすめは

「目玉焼きに何をつけますか?」

だそうです。

やってみるとわかりますが、

意見がキレイに分かれて、しかもお互い譲らない。

「ふつー醤油でしょう!?」

「塩コショウに決まってるじゃん!」

みたいな、断言調でみなさん語ります。

どこでもワイワイと盛り上がる話題なんですね。

ちなみにガジェット通信さん、ウーマンサイトナビさん、バズプラスニュースさん、マイナビさんなど色んなサイトがSNSなどを介して「目玉焼きに何をつけるか」調査をしていますが、

おおむね、

一位:醤油

二位:塩

三位:ソース

が大多数のようです。

それ以外にも

マヨネーズ、ケチャップ、ゆずこしょう、

ポン酢、ごまドレッシング、何もつけない派……

と、いろーんな好みの方がいらっしゃいまして、

話を振ってみると、とっても面白いです。

あなたはどのタイプでしょうか・・!?

ご家庭ごとのソウルフード的な側面があるので、

みなさんすごく思い入れがあるんですね。

ここまでお読みくださってありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2016年10月14日

2016-08-10 09.35.53.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

いよいよ新米の美味しい時期がやってきますね!

さて、新米とバッチリ美味しいのが、

秋の清んだ空気をいっぱいに吸い込んだ農場元気ニワトリさんの新鮮たまご。

そして、逆に「たまごかけごはん」にピッタリ!

のお米だって、あるんです。

tamagokake201210.jpg

5月に大阪高島屋さん朝食フェアーで

「たまごバー」という企画に取り組ませてもらったのですが、

その際に、メニューで出た「たまごかけごはん」のお米は、

お米の有名店『菊太屋』さんに、

たまごかけごはんに合うお米を選んでいただきました。

 

gohan_kake2016-05.jpg

菊太屋さんによると、

 

生卵とよく絡んで濃厚に感じるのは、『粒度の大きなお米』。

ちょっと粒が大きい方が、

ごはんの甘味もしっかりと感じられ、

黄味の濃厚さや白身の食感も楽しめる、

っていうことですね^^

この企画の際は、

滋賀県のこだわり生産者さんのお米を厳選していただいておりました。

たしかに!

あつあつご飯の甘味美味しさと、

とろり濃厚な卵の美味しさが絡み合って絶品でした!^^

ぜひ、新米を買われる際には、

おいしーい!たまごかけごはんを食べるために、

お米屋さんで

「ちょっと大きめのお米くださるかしら?」

と聞いてみてくださいませー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

hamegg201608_pic.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

朝の定番メニュー、ハムエッグ。

ハムを焼いて、たまごを上に割ったら…ハムとズレてしまった!

なんてことありませんでしょうか。

hamegg_2016080_6.jpg

特に、家族の分いくつもいっしょに作るとき。

ハムの上からツルン!

と卵がうごいてしまって、となりのたまごとくっついてしまう(??;)

火が通ったあと

どこで切ったらいいの・・・!?

私も昔はイラっとしてました(笑)

さて、

ほんのちょっとしたコツで、ズレてしまわずに美味しいハムエッグが作れます。

それは、

ハムを二つに切っておくこと。

これだけです。

hamegg201608_pic4.jpg

このようにふたつにカットして、

フライパン中心部を起点にしてパックマンのように置きます。

これだけで、

となりの目玉の方にツルンといくことも無いですし、

hamegg201608_pic3.jpg

火が通ればキレイなハムエッグになります。

hamegg201608_pic2.jpg

ちなみに、

一食だけ作る際には

四つに切ってこんな風に置きなおすだけで、

見た目にもきれいな目玉焼きになります。

hamegg_2016080_4.jpg hamuegg42201608_pic.jpg

あと、

ブログ用に包丁でキレイにハムを切ってありますが、

べつに火が通れば切り口は見えません。

めんどくさいので普段は手でふたつにちぎっています(笑)

ちょっとしたコツですが、朝食の見た目がステキになって、

家族の笑顔もより増えると良いですねー。

ぜひお試しあれ!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2016年08月23日