小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

人気漫画「テノゲカ」の目玉焼きはゼッタイ旨い

ベーコンエッグっておいしいですよね!
本日はその究極のコツをご紹介。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

いろんな漫画や映画・ドラマで

たまご料理のシーン

を見つけるのが好きなんですが、

 

特に『漫画』に限ると

朝のひととき=目玉焼き
なシーンが
めっっっちゃ多いのです。

それも、
オムレツとか玉子焼きじゃなくて
目玉焼き

 

おそらくビジュアル的に
小さいコマでもわかるようにしようとすると
目玉焼きが良いんでしょうね。

ですので、
いろんな作画、
多様な画法の目玉焼き
見つけては楽しんでおります。

 

そして、
週間少年サンデーで連載していた
「テノゲカ」という漫画をご存じでしょうか?

手の疾患を直す天才医師・手塚一心が
主人公の医療ドラマ漫画。

すんごく面白いんですよ。

日常における手や指、五体が
ちゃんと動かせることのありがたさ

それが失われたあと
また戻ってくる日常の幸せ、
仕事への想いと家族の想い・・・
いろんな気づきの要素がつまった名作です。

 

その漫画「テノゲカ」の第二話に
主人公手塚が目玉焼きをつくるシーン
があります。

たった1コマなのですが
この目玉焼きオン・フライパン、
ベーコンエッグの絵には、

美味しい目玉焼きのヒント

になる情報が詰まってるんです。

まず、

脂身の多いベーコンを使っている

ように見えること。

これは英国伝統のベーコンエッグの作り方で、

①最初にじっくりと脂身の多いベーコンを
焼いて
油と旨味を出す

②そのあとに卵を入れる。

すると、
目玉焼きの外側とベーコンは
カリッカリの香ばしさがでて
黄身の中はトロトロ
香りも引き立つんです。

 

つぎに、
かなり低い位置、

フライパンすれすれで
卵を割り込んでいること。

たまごの黄身は
卵黄球と呼ばれる小さな球
たくさん満たされています。

この球が、
たまご料理を食べる際の
黄身の滑らかな食感に
かかわっているんです。

 

ですがこの卵黄球、
すんごく弱くって
衝撃ですぐに崩れちゃうんですね。

すると、
目玉焼きも滑らかさの足りない
ボソボソ食感に・・・

つまり、

目玉焼きを焼くときは
卵に衝撃を与えないように
フライパンにソーッと乗せる

これだけで
なめらかな食感の
超美味しい目玉焼きに
なるんです。

フライパンすれすれで卵を割るか、
やけどしそうなら
小皿にすれすれで割って
ソーッとフライパンに乗せる。

これだけで食感が変わります。

 

天才医師だけに
料理でも繊細な気づかいをしている
そんな一コマなのかもしれません。

ぜひあなたも目玉焼き
ベーコンエッグを焼く際には
この漫画のコマを思い出して、
お試しくださいませ。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。