小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

土用の丑の日はうずら卵を食べる

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は土用の丑の日ですね!

今年は二回ありまして、つぎは31日です。

ごぞんじ鰻を食べる日でして、
スーパーの鮮魚コーナーも
取引先さんのお店のうなぎ料理も
おおいににぎわっておりました。

 

一方で世界的にはうなぎ稚魚の漁獲を
減らす&規制する方向で進んでおりまして、

鰻を食べにくくなる未来が
現実になりつつあります。

◆「う」のつくものを食べる日だった

そもそも土用の丑の日は
うなぎだけじゃなくて、

「う」の付くものを食べると
せいがついて元気になる。

という習慣でした。

ですので、
「うり」とか「梅」とか
夏バテに良いものを食べましょう。
というキャンペーンだったのです。

 

そして、
「うずら」「うずら卵」
もそうでした。

江戸の頃より

うずらは
土用に食べるべき
縁起物

だったのです。

 

うずら卵、そして鶉肉は
夏バテ解消にめっちゃ効く、
としてイチオシ食材だったんですよね。

そもそも鶉(うずら)という鳥は
「ごきっちょー」と鳴くため

「御吉兆」を呼ぶ鳥、
めっちゃ縁起の良い鳥だ!

と言われていまして、

ただでさえ食べるとラッキー鳥の
ポジションだったのですね。

 

◆たまごは夏バテ防止の特効薬だった

そして、それと別に「土用卵」なんて
言い方もありまして、

土用の丑の日の頃、
つまり夏場には卵を食べるべき

という
卵イコール栄養ドリンク的な
理にかなった考えが根強くありました。

 

江戸時代のベストセラー卵料理本

「卵百珍」には、
『鶉卵(うずらたまご)』という料理が載ってまして、

これはうずら卵じゃなくて
うずら肉をすり鉢でつぶして
卵液にまぜ焼き上げた

鳥肉出汁をめっちゃ楽しむ
オムレツテリーヌ的料理がありました。

(参照:鶉卵(うずらたまご) 『万宝料理秘密箱 卵百珍』 | 江戸料理レシピデータセット

濃厚でボディ感あって
タンパク質がめっちゃ摂れる
夏の元気フードです。

うずら肉はちょっと手に入りにくいので
鶏肉で応用するレシピが上記リンクに
ありますが、これホント絶品なんですよ。

ぜひお店の夏メニューとしても、
そして次の土用の丑の日(7月31日)
目当てのメニューとしても

おもしろいんじゃないでしょうか。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:うずらたまごの可能性・面白いメニューな【うずら目玉焼き】 | たまごのソムリエ面白コラム