小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

じつは世界共通ジャンル?!オムレツサンドが面白い!

「オムレツサンド」って
インバウンドで伸びる
すごい『ジャンル』なんです。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

開催中の大阪万博では、
世界の食文化が体験できます。

たとえば
上の写真はトルコ館の料理
“ラフマージュン”

下の写真はイタリア館の料理
“トンノ”

どっちも美味しかったですね~。

ほかにも世界の
めずらしい料理がいっぱい!

そして、

「そんなにたくさん食べる余裕ないなぁ。」

という方は、
たとえばコーヒーは

コロンビアはじめ
なんと17ヶ国のパビリオンで
出されていますので、
比較して飲み比べも楽しい!ですよ。


◆世界で食べられている『オムサンド』

さて、本日の本題です。

じつは、

「オムレツサンド」

というジャンルが世界中にあります。

その名のとおり、
オムレツをパンにはさんだ料理ですが
これがいろんな国で
『地場の料理』として
文化に根づいているんですね~。

本日はそのうちから4つ
ご紹介します。

 

◆サンドウィッチ・ア・ロムレット(フランス)

オムサンド界では最も有名です。

さすがオムレツの本場だけあって
超おいしいです。

バゲットを縦に横から切って
ラルドン(ベーコン生スライス)と
オムレツをはさみます。

外はパリッと中はとろふわ
食感のハーモニーがたまりません。

 

◆フリット・オムレット(アルジェリア)

揚げたてのフライドポテト
塩をふったものと、

地中海生まれの調味料ハリッサ
味付けしてサッと焼いたオムレツ、

というか玉子焼きと一緒に
トマトスライスなどを
パンにはさんで食べます。

 

これはですね、

めっちゃうまです。

フライドポテト+パンという
炭水化物・炭水化物な組み合わせ
ですが、

それがまたオムレツと合って
サクッとふわっとおいしいんです。

定期的に思い出しては
作りたくなってます。

ちなみに「ハリッサ」は
日本でも手軽に入りまして、
ハウス食品が作ってます。

 

◆バインミー・チュン(ベトナム)

ベトナムを訪れたら必ず食べろ!
と言うくらい
人気のご当地オムサンド。

たくさん屋台がありまして、
フランス統治時代のバゲット製法から
独自に進化したパンがまた
オムレツの食感と
魚醤系調味料と
すんごく合うんですよ。

世界にあるオムレツサンドの中でも
屈指の名作だと僕は思います。

 

◆バギラ・ビル・ディアヒン(イラク)

ピタパンを割いてオムレツを乗せ、
上から豆スープをかけたオムサンド。

ちょっと変わってますが
胃に優しく栄養学的にも
申し分ないイラクの定番朝食です。

いつか現地で食べてみたい!

 

◆厚焼きたまごサンド(日本)

はい、実はこれも
「オムレツサンド」の仲間なんです。

海外の方にも
「ジャパンオムレツサンド」
として人気です。

和食風味の玉子焼きを挟んだ
厚焼きたまごサンドはすでに
一ジャンルとして定着していますが

インバウンドなどさらに
伸びるポテンシャルがあります。

 

◆世界中にある『オムレツサンド』

作家司馬遼太郎氏によると

その地域にしかないものが「文化」
それが広がり世界化したものが「文明」
なんだそうです。

讃岐うどんは文化
コカ・コーラやスマホは文明です。

オムレツサンド(パン・玉子焼き)は
世界共通でありながら
その地域で独自化&多様化している

「文明」→「文化」の
逆パターンな面白いメニュー。

まだまだこれから各地で
新しい文化として新オムサンドが
生まれてくるかもしれません。

ワクワクしますね!

 

ぜひあなたのお店の繁盛メニューの
ヒントになりましたら幸いです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。