タイで『たまごの白身』をつかったお米が販売中
お米不足と高騰が
連日ニュースになってますね。
もしかすると役立つ
面白いお米が開発されています。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
去年のニュースですが、
「卵の白身たんぱくで
できたお米」
がタイで発売され、
海外で話題になっていました。
バンコクのチュラロンコン大学
健康科学部の研究チームが
開発した画期的なお米です。
“卵白米 – 健康志向の人々にアピールする栄養豊富な革新的代替食品”
Egg-White Rice – an Innovative Alternative Food Rich in Nutrients that Appeals to the Health Conscious | The Manila Times
『卵白を使ったすぐに食べられる小麦粉不使用の革新的な米飯「eggyday」を発売した。 この製品は低カロリーで、良質なタンパク質、高カルシウム、食物繊維を含み、グルテンを含まない。 体重をコントロールしようとする健康志向の人、高齢者、糖尿病を患っている人に適している。』
とのことで、
いいことづくめの卵の白身米
大変興味深いです。
タイって
めっちゃお米を
食べるんですよね。
生産量もすごくって
年間3100万トン、
一人あたり109キロものお米を食べ
残りをアジア中に輸出しています。
なんと日本の2倍以上!
すごいですね。
ですので
健康のために
「ちょっと減らさなきゃ・・。」
と量を気にする方も多いのです。
タイ米はそもそも
日本のお米より食物繊維が多く
糖質が少ない
つまり
血糖値が上がりにくく
太りにくいんですが、
いかんせん
食べる量がちがいます。
開発プロジェクト担当の
シリチャイ教授は、
「お米とおなじくらい、
やわらかくてモチモチ食感の
合成米粒ができて、
低カロリーだけど
カルシウムが豊富で、
味も優れている。しかも
卵白タンパク質
の栄養価が
製造工程によって
低下しない。
これがもっとも重要だ。」
とおっしゃっています。
うーん、
かなり良さそうですね。
食べてみたい。
◆白身は栄養メリット大
たまごって白身だけでも
すごいんですよ。
たとえば
水溶性ビタミンやミネラル
これらが白身に多く含まれます。
また、
カロリーが低くって
100gでわずか56kcalと
黄身の6分の一しかありません。
糖質もほぼゼロ。
めっちゃ低脂肪・高たんぱく
低カロリーなんです。
さらには
卵白には目覚めの覚醒作用や
血圧上昇抑制作用なんかも
あることが分かってまして、
白身だけの卵料理メニューも近年
海外の有名料理店で多く考案・提供
されています。
◆加工の多様性が白身の強さ?
あと、
この『たまごのお米』は
卵白の“調理特性”を活かす
商品といえるかも。
というのは、白身って
『加工性』がすごいんです。
泡立つ起泡性
固まる凝固性
これらの特性を活かした
多様なメニューが世界にはあります。
このお米そっくり品だけじゃなく、
新たにいろんな健康食を
たまご白身からつくりだすことが
できると感じますね。
ワクワクします!
◆食文化を変えずに代替食でカバー
健康のためとはいえ
ガマンするのってホントむずかしいです。
食習慣や楽しみは変えずに
より健康になれれば
それがイチバンですよね~。
また今年の日本のように
大不足した際には
「製造する」という選択肢が
活きてくる可能性もあります。
たまご白身米、ぜひ日本でも
広まってほしいものです。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。