小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

クリスマス、終わりましたね!
洋菓子店さま、本当におつかれさまです。

作り置きをされるんじゃなく、
直前にご注文の数を作られるお店さんは
前日より徹夜でノンストップ、
本当に大変です。

その成果で、
全国のクリスマスイブ、クリスマスの
お客様のご家庭で、たくさんの笑顔が
生まれたわけで、大変感謝です。

ただ、
近年の働き方改革の推進もあり
いかにお客様のためであっても
なかなかこういった集中的な
イベント向けの取り組みは、
過度な対応がやりにくく
なってきています。

有名菓子店さんや
国民的人気の駄菓子メーカーさんで
労働基準法に触れた報道も
最近ありました。

だからと言って
クオリティを落として
早くから作り置き・・・

なんてのはゼッタイダメ!
という考えは正しいかと思います。

ひとつには
バタークリームなんかの
昔はひどい味だったけども
昨今は見直され

味の美味しい素材などを
うまく取り入れられると
良いのかなあ、と思います。

風味であったり輸送くずれしにくい
などのメリットから見直された
ものですが、

ステキな造形ができる、という観点で
『あんこ』が洋菓子で取り入れられ
はじめているように、

バタークリームや
そのほか「保存」に向いた食材は
これからもう一段、二段と
進化の余地とニーズがあるかもしれません。

 

また、買う側も意識を変える必要
ありそうですよね。

ひとつには

ふだんコンスタントに洋菓子を買うべき

ハレの日だけ、となると
人員確保も難しいわけです。

日常でもっと
近い存在として洋菓子を楽しむ文化を
買う側が高めれば、

クリスマスみたいなイベント時の
ピークとの差が小さくなって
対応しやすいんじゃないでしょうか。

最近、
繁忙期のクリスマス時期は
特別対応の限定ケーキに
しぼって販売する洋菓子店さんが
いくつか登場しています。

普段であれば20種もケーキを
ご用意するところ、

この時期だけ
クリスマスにちなんだ
5種程度のセットから選んで
買っていただく。

品質を落とさず
繁忙期対策になる、一つの解決策です。

これなんかは、
ファンであるお店お客様の理解
とお店の繁忙対策のステキな
協力理解体制ですよね~。

なんにせよ、
洋菓子店さまは春まで
忙しさのノンストップかと存じます。

ご繁盛と共に、どうか
お体ご自愛くださいませ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

昨日は全国的な大雪でしたね。

僕が住む徳島市ではなんと!
12月では百年ぶりの大雪だった
とのことで、

ウチの息子たちは
テンションマックスで
でっかいゆきだるまを作ってました。

めったにないからこその
楽しみを享受しています。

そういえば、
昔仕事で沖縄に行った際に

「地元の者は真夏に海なんて入らないよ。暑いし。」

と言われてビックリしたことがあります。

考えてみれば

『強い日差しに透き通る
エメラルドグリーンの海』

…なんて
子供のころからずっと見ていれば
「そんなもの」となるでしょうし

単に泳ぐならば
暑くなる前の初夏の方が
純粋に楽しめるかもしれません。

しょっちゅうない事だからこそ
その良さをスルーしている・・・
そんなこともあるのかも
しれません。

 

ぼくは19年前に
先代が急逝したため
いそぎ代替わりをしました。

小さい頃は傍で見ていた
商売ですが、実際のところ
たまごからずっと離れていたため

業界的な常識も非常識も
どちらかというと一般人目線で
感じることが多かったことが、

いまの料理別専用たまごや
繁盛提供の取り組みに
つながっています。

ずっとひとすじじゃない
・・・からこそわかる事も
たくさんあるんじゃないかと思います。

ですので、
飲食店さん、菓子店さん、製パン店さん
皆様に対しても、

料理のプロじゃなく
卵のプロだからお伝えできる
料理のコト

って案外多いのかなあ、と思います。

お客様のお店で「あたりまえ」
にしていることでも、
その魅力に僕たちが感動する
ことも多いですし。

本日はクリスマスイブですが
敬虔なクリスチャンや本場の国
よりも、

ぼくたち日本に住む者の方が
クリスマスの「たのしさ」部分は
よりしっかり分かっているのかも
しれません。

神学的に問題があるかどうか
敬虔に教会に行ってすごすべき

なんて考えることなく
「とにかく楽しいよね!」みたいな。

仕事についても、
そういうステキさで
お役立ちができると良いですよね~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月24日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

昨日夜に、いつものようにブログ更新
しようとしたら・・・

自社のHPサイトがぜんぶ
突然アクセス不可に・・・!

ウチのwifiがおかしいのかな!?

なんて思いましたが、
どのアプローチでも当社のサイト
および管理画面に入れなくなって
メールもすべて不通・・

問い合わせフォームを送りつつ
様子を見ていたのですが、
テストメールの着具合を見ると
なぜか朝の4時ごろに復旧しておりました。

いや~、焦りました。

そういえば数日前に
Googleでも大規模な広告の障害がでていたり
NTTで通信障害がでていたり、
大手サービスでもトラブルが
続いていましたね。
まさか関連はないとは思いますが…。

今の世の中、
ネットで見られないモノは
「存在しない」のとほぼ同じですし、

何より大企業と違って
ぼくたち中小企業は、

たまたまネットで
アクセスしたときに
サイトが見つからないと、

「つぶれちゃったかな・・?」

なんて思われてしまうかもしれません。
このブログは毎日更新ですが、

「ちゃんと生きてますよ!(汗)
頑張ってます。」

という生存確認の意味合いも
あるような気がします。


さて、トラブルといえば
鶏卵業界はいま、
大変なトラブルに見舞われています。

鳥インフルエンザの蔓延。

まだ12月なのに
今冬すでに39もの農場で発生しており
そのすべてでニワトリが処分されて
います。

こんなニュースをご覧になったら

「たまごって危ないのかな・・・!?」

「鶏肉をひかえるべき・・・?」

なんて思われるかもしれません。
ですが、その点はご心配ありません。

・鳥インフルエンザは人には感染しない

・万一体内に入っても胃酸や熱で死滅する

ということが分かっています。
ヒト感染しない、というのは
あまりに規格が違いすぎて人の体内で
増殖できない、ということですね。

じゃあなんでこんなに全国で
問題になってニワトリさんも処分
しているのかというと、

ニワトリに対する防疫上の問題があるから。

蔓延すると全国のニワトリに感染が広がり
食糧危機につながるかもしれないから。

海外との取引もできなくなります。
それを抑えるためですね。

決してあなたに感染するかもしれないから
処分しているわけではないのです。

あ、もちろんですが、
鳥インフルエンザに感染したニワトリが
食肉として人の口に入ることはありません。
たまごも同様です。

業界でも上記のポスターのように
「大丈夫ですよ」
という投げかけを長いこと
つづけておりまして、
ずいぶん浸透してきたと思います。

皆さんのご理解に感謝です。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月19日

異世界転生モノで
現代の知識を持った主人公が
コーヒーをファンタジー世界で
提案する

そんなストーリーを見かけます。

「こんなの見たことない。」

「この苦みが美味しい・・!」

「クセになる苦みですばらしい!」

・・・みたいに賞賛をもって
受け入れられるのですが、
ちょっとだけ違和感がありますね。

 

なぜなら、
人は初めての『苦味』
美味しいとは思わないから。

 

多くの人に飲まれている
世界三大飲み物といえば
コーヒー・紅茶・ココアですが

 

この共通点は
「カフェイン」が
入っている事。

カフェインは言ってみれば
良い意味で『体のバグ』
起こすもので、

興奮作用、疲労感の減少
覚醒作用、自律神経を高める

など、

「通常と異なる状態にあるんだよ~」
と体に感じさせるためのものなんですね。

 

つまりコーヒーも、

じつは苦味が美味しいと
思って飲んでいる
わけじゃなく、

バグを起こす
カフェインの魅力
とらわれて
好きになるのです。

 

もともとカラダにとって
「苦味」って毒の信号
「酸味」は腐敗の味覚信号

と言われていまして、
この2つを
「美味しい」と思うのは、

 

「なにがしかのメリット」を
体験して頭で理解したとき。

つまり
根源的に「うまい!」
は無くって、

経験を重ねて
感じる「美味しさ」

なんですね。

 

何度も飲んで
体調の良さを体験したから
好きになった

とか、
薬の効能で苦味が体のプラス
になる、という知恵を得た
から、とか。

 

その後に
「苦いのってイイねぇ。」
となるわけです。

 

ですので、
もともと苦みを楽しむ文化の
少ない地域では、
味覚の受け入れに
時間がかかることも
知られています。

 

日本の緑茶文化も、
そもそもは『薬』として
輸入品を体験しカフェイン摂取して

「これ体調にええじゃん・・!」

と、広がってきたわけですね。

 

◆根源的なうまさは『甘み』のほう

反対に、子供のころから
なんにも知らなくても
「こりゃ美味しいなぁ。」
と思える成分もあります。

それは、
ストレートに「生存」に
つながっている

栄養分

これを旨い!
と感じるんです。

 

「糖分」や「炭水化物」、
そして「アミノ酸」に
「油脂」ですね。

単純に、
コレらを美味しいと感じて
積極的に食べる生物だから
生き残ってきた、
とも言えます。

 

で、たまごです。

たまごには、
人体に必要な
アミノ酸が完全なバランスで
た~っぷり含まれています。

 

つまり、
誰でも経験なくても
「これうまいじゃん!」
となる味なわけですね。

 

ですので、
世界に3万のレシピが
あるといわれるくらい、
多岐に渡る文化で
愛されている食材です。

異世界転生モノの
ストーリーでも、

 

たまご料理は
考案したら即大人気になって、

コーヒー
体調覚醒の体験を経て
徐々に強いファンができる

こんな筋立てが
合っているのでは・・・!

と感じますね~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月16日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

この十数年、
半年ごとに献血に行っております。

先日行った際、帰り際に

「いつもご協力ありがとうございます。
ポイントがたまったので
商品をお持ちくださいね。」

とおっしゃって下さいまして、
保冷剤をいただきました。

おもしろいのが、
ただの保冷剤じゃなくって
輸血パックになってるんですね。

「何型にしますか?」

なんて聞かれまして、

「えっ、じゃあ自分と同じA型で・・・。」

と回答しました。

面白いですね~。
ただの保冷剤が、かなりの面白レアグッズに
なってまして、なんだかうれしいです。

少し前には、
輸血パックのような外装に
エコバッグが入った景品が
いただけたようなのですが、
SNSでかなりバズってました。

 

 

たしかに!これは欲しくなりますね!

これ、ただ、ドン・キホーテあたりで
この商品を見かけても、

「ちょっと面白いな」くらいの
気持ちだったかと思います。

赤いタオルだって、
ただそれをもらっだけなら
そこまで話題にはならなかったでしょう。

やっぱり、
献血をした→それにちなんだグッズが面白い。

という流れがあるから、
満足度が高くなるわけです。

 

おなじように、

お店の料理メニューでも
なにかのつながりを感じられるだけで
満足度があがることがあります。

同じ土地で採れた食材や
同じ季節のもの
仏教でいう身土不二という
考え方ですね。

他にも、たまごであれば

鶏肉とたまご

親子丼じゃなくっても
つながり感があってとても
良い組み合わせです。

これは
得意先の人気ラーメン店さんで
出されているサイドメニューの
たまごかけごはんですが、

鶏チャーシューの角切りと
たまごの組み合わせです。

豚チャーシューとたまごも
よく合うのですが、

こちらの方が
納得性のある組み合わせに感じます。

味の取り合わせも絶品です。

ちょっと強引でも良いので
何か面白いつながりが
示せれば、新たな人気メニューに
なるかもしれません。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月11日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

サッカースペイン戦、
いや~、すごかったですね。

早起きして観てましたが、

この試合時間中に
Eグループの全チームが
敗退の可能性があったようで
そう考えると
すごいドラマですね。

 

 

1.88㎜のライン攻防も含め
あきらめない執念が
引き寄せた勝利、一位突破だと
感じました。

試合の面白さと別に
ふと気になったのですが、

直後に報道する他局の
ニュース出演者は
やっぱりライバル局の
放送を観ているのかなぁ…?

という点。

たとえば
日本×スペイン戦は
ネットのABEMAないしは
フジテレビ系列の放送
だったのですが、

試合終了直後
森保一監督が語っている頃

同時刻のテレビ朝日では
番組見出しにも明記して、
いちはやく盛り上がりと解説を
お伝えしていました。

まだ試合番組が終わる前の
同時間帯でですから

やっぱり直前まで
他局をチェックしていた前提に
なるわけで、

なんとなく面白さと
したたかさを感じますね。

いや間違いなく視聴者も
知りたがっていて、
もちろんそうすべきなんですが。

 

◆中小企業は特にそうあるべきかも!?

一緒に盛り上がることが前提で
うまく相乗りするべきな事って
中小の飲食店さんや洋菓子店さん
でもあるんじゃないかと思います。

それは、
時期的なイベントの盛り上げ。

たとえば春のイースターや
秋の月見関連の各社の企画

なにせ大手企業が
大きな広告費を売ってくれている
わけですから、

単店に近いお店さんなんかも
そこにうまく乗って
独自のPRになる
メニュー戦略を取れると

ファンも喜び
業界自体も盛り上がる
相乗効果になり

さらにあまり宣伝費を
かけなくても大丈夫な
メリットもあります。

もちろん
自分たちのお店の
オリジナリティは必須ですが。

たまご関連は実は
お客様が「食べたい!」と
興味を持ってもらいやすく
粗利が取りやすいこともあり、

大手チェーン店さんも
年に何回も季節イベントに
取り入れています。

同じ歩調を合わせつつ
あなたのお店の独自性を
出していければ、

ワールドカップの盛り上がりの
ように皆がよろこぶ
提案になってくるんじゃないでしょうか。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年12月2日