小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

TPPで卵の真の価値がハッキリする…!

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

TPPに中国が加入表明、

台湾も2週間違いで加入表明しましたね。

 

総裁選直前ですが、

次の総理大臣さんは

ホントかじ取りがむずかしい

責任重大ですね。

 

たまごはほぼ国産ですので

直接的には影響が少ないのですが、

TPPがスタートすると、

『卵の真の価値』

が問われるんじゃないかと思っています。


昔、食品メーカーの開発研究員だったころ、

納豆の開発担当だったことがあります。

 

その際に、上司のKさんに

「おいしい納豆ってどんなものだと思うか?」

って聞かれたことがあります。

そりゃあ

豆に旨味があって

食感がやわらかくて

糸ひきが…

なんて答えたかと思うんですが、

 

そのとき、

「じゃあ、その納豆が体に悪いと思っても食べたいか?」

って聞かれたんですね。

 

たとえば、

「油のしたたるステーキ」

「タルタルソースをつけた、アツアツの唐揚げ」

なんてのは、

体にいいと思って食べている人って少ないですよね?

(実際は適量なら体に良いですが)

 

あまり食べちゃいかんよなぁ。

そう思いながら

でも食べちゃう

 

これが、ホントの意味での

「うまい」

じゃないのか。

上司にそう言われたんですね。

 

じゃあ“納豆”は究極まで高めたら

そのレベルの「ウマイ」まで

持って行けるのか?

 

そうじゃないなら、

本質的に「おいしいもの」じゃないのではないか。

 

「だったら‥‥‥

アタマで喜んでもらう必要があるなぁ。」

というお話でした。

 

もう20年近く前の

酒の席の話しでしたが、

ずっと心に残っています。

 

これって、

「美味しいってなにか?」

っていう本質的な問いじゃないかと思うんです。

 

アタマで喜んでもらう

アタマで食べてもらうってのは、

舌だけの判断じゃなくって

 

「健康に良い」だったり、

「採れたての旬」であったり、

「伝統の調理法」であったり、

 

そういう

『情報』とか

『情緒』によってワクワクする事

そういう意味だと思うんですよね。

 

たまごは、どうでしょう??

たとえばもし体に悪かったとしても

「でもどうしても食べたい…!」

ってなるほどの美味しさを突き詰められるのかどうか。

 

人気グルメ漫画「美味しんぼ」で、

『本質的に人は生野菜が好きではない』

というお話がありました(第34巻)

これは大変攻めたテーマだと思うんです。

 

どこまで行っても、

本質的に「そもそもは美味しくない」

という要素を含むなら、

 

多面的な「情報」を食べてもらう必要がある。

「このピーマンは美味しい!」よりも、

「このピーマンのできた土がすごい!」

の方がアタマで食べたくなる魅力が多いんです。

 

TPPがはじまると、遠くない将来に

「日本産の質の良い野菜・食材」と

「外国産の超安い野菜・食材」が

売り場に並ぶかもしれません。

 

僕たちの業界で言うと

卵は『肉より安いから買っている』

っていうお客様が、一定の数いらっしゃいます。

 

じゃあ、TPPで『卵より安い』お肉が

日常的に売り場に並ぶなら‥‥‥

それでも果たして買ってもらえるのか…!?

 

「でも食べたい」になれるかどうか

そこで、

僕たちのたまごの真価が問われる。

そう思っています。

 

なので決して味・品質だけに頼らずに

価値を伝える「情報」の出し方を

高めていくべきですね。

 

また、

TPP後には、

飲食店さんのメニューの伝え方も、

だいぶん変わってくるんじゃないでしょうか。

 

考え出すとワクワクしますね!

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2021年09月26日